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C.C.R 『雨を見たかい』

5月8日(木)
FOXで放映されている『コールド・ケース』というテレビドラマのコマーシャル・フィルムのバック音楽にC.C.Rの『雨を見たかい』という曲が使われていた。昔よく聞いた懐かしい曲だった。その曲を聴こうとネットで探している時、この歌詞の訳と解説を読んだ。今までこの曲の歌詞の意味について全く気にしたこともなかった。今になって初めて雨の意味が分かった。何と無自覚だったのだろうと思う。

imgde3c443eu7odxc.jpg 『雨を見たかい』(Have You Ever Seen The Rain)はC.C.R(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の曲で、1971年1月、全米8位を記録するヒットとなったが、ベトナム戦争への批判があるとされ、アメリカでは放送禁止処分となった。

 I want to know.
 Have you ever seen the rain?
 Comig down on a sunny day.


「僕は知りたい。キミは雨を見たかい?あの晴れた日に降るヤツさ」という歌詞中の晴れた日の雨とは、「ベトナム戦争で使用されたナパーム弾の、油の雨」。もしくは、「火の帯のようになり一斉に降り注ぐ火の雨」の情景を歌ったもので、ベトナム戦争の最中、彼らC.C.Rは爆弾の雨を「Rain」と表現し反戦の意味も込めてこの歌を作ったと言われている。ナパーム弾は焼夷弾の強力な物で、可燃性の化学剤をまき散らしながら直径1,5キロを800度にする威力があり、この炎の雨を見た者は生き残ることは出来ない、という無差別殺人兵器なのだ。

 ベトナム戦争でアメリカ軍は北爆を行い、枯葉剤を撒き森林を破壊し、ナパーム弾で人々を焼き殺し、ベトナムの国土を破壊し尽くした。まさに雨のように爆弾を撒き散らしたのだ。枯葉剤の後遺症で多くの人がいまだ苦しんでいる。

その論理は何なのだったろう。ドミノ理論という冷戦期アメリカの外交政策決定に関る人々の間では支配的な考え方によるものである。アメリカによるベトナム戦争への介入に際してこの理論が用いられた。しかし実際に1975年の南ベトナムの共産化の後に新たに共産化した東南アジアの国はないため、東南アジアにおけるドミノ理論は西側陣営にとって全くの杞憂でしかなかった。

というより、ある国が自分たちの政治をどうしようと、それを決めるのはその国の国民であり、アメリカがとにかく言う筋合いではないし、武力介入をする権利などどこにもない。さらに現在の冷戦構造の崩壊の中で共産主義化を阻止するなどといった大儀で行われたベトナム戦争は、全く意味をもたなかったことも明らかである。

実際には表向きの大儀とは別に、戦争というものには必ず軍需産業の利権と、軍隊の存在意義の確認という二つの利害が絡み合って存在し、議員の多くが軍需産業からの援助で議員になっている現状の中で、戦争は行われる。武器は使用しなければ減ることはない。減らなければ作る必要はない。武器を作る必要がなければ軍需産業は不要となる。

戦争によって軍需産業が活性化すると景気は上向く。戦争で何兆円の金を使ってもアメリカが破産しない根拠はここにある。何故アメリカは定期的に戦争を行うのか。立てる大儀はその度に違うが、理由は軍需産業の利害である。

 ベトナム戦争を終結しようとしていたケネディが暗殺され、次期大統領ジョンソンがベトナム戦争により一層力を入れていったことを見ると、ケネディ暗殺が軍隊関係者による陰謀だという説もうなずけるものがある。

有力な一説である「軍産複合体の意を受けた政府主犯説」によると、ケネディの急進的なベトナム戦争撤退計画が、軍産複合体の戦争需要の激減を恐れ、利益を損ねると考えた政府の中の一部勢力が大統領の警備を弱体化して犯行に及んだとしている。

どんな戦争にも大儀などは元々存在しない。イラク戦争にしても、石油利権が大きく絡んでいる。政治家や軍需産業の利益のためにいつでも犠牲になるのは、戦争に借り出される兵士であり、戦争に巻き込まれていく人々なのだ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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いい歌詞ですね。

訴えたいから、力強い歌詞になるんでしょうね

 そんな意味だったのですか。
 当時,
 I want to know.
 Have you ever seen the rain?
 しかヒアリングできなかったので,雨にまつわるロマンチックな歌なのかと思ってました。おはずかしい。
 歌詞の意味を知らなかったのは,ラジオのDJも,なにも言ってなかったせいもあるけど。

 サリドマイド自体も高いけど,輸入手数料も高いですね。ことし中には認可される見込みといわれていたのが,昨年のこと。
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