FC2ブログ

がん性疲労

11月12日(木)
化学療法と移植の影響で疲労感は恒常的に存在していた。その影響は2年位続いたのかもしれないが、その後も疲労感から開放されない。何故なの分らないがそれも波があって、外出したくなる時もあれば家でグッタリしている時もある。

サリドマイド+MP療法をやって白血球などが減少し、気分的なのかもしれないがこの1、2週間疲れやすくなった気がする。がん性疲労についてネットを検索していたら「シリーズ・がんに伴う症状とその管理・全身倦怠感・疲労感」執筆・古井奈美(癌研有明病院看護部)があった。がんと疲労との関係について直接取り上げた文献が珍しかったので、自分の現状を知る参考にしようと以下引用してみたい。

全身倦怠感・疲労感-原因及び誘発因子
この正確な発生機序は不明ですが,化学療法法や放射線療法,免疫療法による直接的ながん治療によるものや,がんに関連する問題を解決するために使われる薬剤(鎮痛薬,抗うつ薬,睡眠薬など)により生じる場合があります。

また,がんと診断されたことや,治療に伴い長期間にわたり経験する極度のストレスによって多くのエネルギーを消耗し,全身倦怠感・疲労感へとつながること があります。さらに,がん増大に伴う代謝異常,がん細胞から産生される各種サイトカイン,貧血や栄養障害,がん悪液質などの身体的要因によるものなど,いろいろな要因が相互に影響しながら発現していると考えられています。

1)がん治療
全身倦怠感・疲労感は,化学療法,放射線療法,骨髄移植,免疫療法などに伴う共通の症状です。いずれの治療でも細胞が破壊されることによって全身倦怠感・疲労感が生じます。化学療法では貧血によって,化学療法を繰り返すことで症状は徐々に増すことがあります。また,治療による気分の変化や睡眠パターンの崩れ,吐き気や嘔吐,慢性の痛みや体重減少なども原因となります。

2)痛み

慢性的ながんの痛みは,活動性の低下や食欲減退,睡眠障害,うつなどを引き起こし全身倦怠感・疲労感の要因となります。

3)心理的因子

患者様は,がんと診断されたこと,健康でなくなったことに精神的な苦痛を感じます。そして気分や信念,態度,ストレス因子に対する反応により全身倦怠感・疲労感が生じます。

4)睡眠障害および活動低下

夜間の睡眠障害や日中の過眠,あるいは日中の活動性の低下により,全身倦怠感・疲労感を生じます。

5)貧血
貧血により呼吸が浅くなり,労作時の呼吸困難や全身倦怠感・疲労感を生じます。貧血は,疾患そのもの によるものと,治療に伴って生じるものがありますが,と きには別の原因が関係している場合もあり,それらを見分けることは困難です。

6)栄養障害

身体エネルギーの需要が供給を上回る場合に生じます。正常に食物を消化する身体能力の変化(グル コース,脂質,タンパク質代謝の障害などによる),身体 エネルギーの要求増大(腫瘍の成長,感染,発熱,呼吸困 難などによる),食物摂取量の減少(食欲減退,悪心,嘔吐,下痢,腸閉塞などによる)などが関与しています。

7)合併症

感染症や心疾患,呼吸器疾患,腎疾患,神経 疾患,腹水貯留,甲状腺機能低下症などを合併すると全身疲労感・倦怠感を伴います。

8)がん悪液質

がん悪液質とは,体液や電解質の欠乏または不均衡,タンパク質の欠乏,有害な老廃物の 蓄積などによって食欲不振,食物の消化吸収不良,蓄えられた体力の激しい消耗などから著しい栄養不良に なり,やせて衰弱した状態です。末期のがん患者によ くみられ,全身倦怠感・疲労感の原因となっていますが,治療には抵抗性を示すため,他の要因と鑑別する ことが重要です。

この原因に対する分析に続いて「治療及び支援のポイント」が述べられている。
1、休息、2、娯楽・気晴らし、3、運動、4、栄養改善、5、睡眠改善、精神障害改善、6、薬物療法(ステロイド、抗うつ剤)

幾つかの見解
疲労感は、WMの患者では広く見られ、原因は幾つか推定されています。貧血は、原因の一つですが、WM,MMのように連銭形成が見られると酸素交換効率が落ちるので、Hgbの数値以上に症状が出るような気がします。その他、軽度のがん悪液質や腫瘍細胞から出る様々な物質の影響が考えられています。
もちろん、具体的には言えませんが、いろいろな意味での老化や運動不足なども要因の一つだし、これらが複合的に関係していると思います。(ブログへのKaitjn8さんのコメントより)

多発性骨髄腫患者には疲労が非常に多く見られ、その患者の割合は90%~100%に上ると推定されています。多発性骨髄腫患者にがん性疲労が非常に多いと言っても、疲労の原因となる生理学的メカニズムは、正確には解明されていません。
しかし貧血を治療したり、疲労に対処したりするのに有用な方法があることは分かっています。(「貧血と疲労の理解」・骨髄腫患者の会翻訳チーム)

貧血は骨髄腫に特有の症状です。 髄中の赤血球前駆細胞の異常は明らかに貧血を引き起こす因子の一つですが、より機能的な面から説明すると、微小環境のサイトカイン および接着分子の影響によって赤血球形成が抑制され、貧血症状を引き起こします。
TNF-α は赤血球形成を阻害する重要なサイトカインですが、進行性の骨髄腫においてはさまざまな因子が相互作用し、貧血のみならず、骨髄中の IL-6 の亢進により 好中球減少と血小板数の増加を引き起こします。同様に、好塩基球、好酸球、単球の増加も起こります。(International Myeloma Foundation Concise Review)
スポンサーサイト



テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

プロフィール

yosimine

Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

最近の記事
カレンダー
10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
ブログ内検索
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
RSSフィード