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言葉・生と死の狭間で

2008年1月1日(火)
 12月31日が年の終わりということで終末期医療について書いたけれど、1月1日はどうしたってそれとの対比でいくならばさしずめ「再生への道」ということになるだろう。生きる希望に結びつくような何かの人の言葉を寄せ集めて、羅列するだけになってしまうが今日はそれでいこうと思う。

風が立つ!・・・今こそ生きねばならぬ!
大気は わたしの本を開き また閉ざす、
波は しぶきに砕け 岩々から ほとばしる!
飛べ、目くるめく 本の頁よ!
破れ、波よ! よろこびの水で 破れ
白い帆の すなどる この 静かな屋根を!(ヴァレリー『蛇の素描』白井健三郎訳)

耐え忍べ、耐え忍べ
青空高く耐え忍べ!
この沈黙の微粒子の一つ一つは
実るべき顆粒へのそれぞれの機会と知りて!
よろこびの不意打ちぞ すでに間近に迫りたれ。(ヴァレリー『檳榔(ビンロウ)樹』堀口大学訳)

いっさいは往き、いっさいは帰る。存在の車輪は永遠に回転する。いっさいは死滅し、いっさいは再び花咲く。存在の年暦は永遠に循環する。(ニーチェ『ツァラトストラ』Ⅲ・秋山英夫訳)

生きるとは何のことか-生きるとは-死にかけているようなものを、絶えず自分から突き放して行くことだ。
生きるとは-わが身において一切の弱く老いたものに対して、残酷で情け容赦しなくなることだ。(ニーチェ『楽しい知識』26番・訳同)

人間は深淵にかけ渡された一条の綱である。渡るも危険、後ろを顧みるも危険、身震いして立ち止まるのも危険。人間において偉大な点は、それが橋であって目的ではないことだ。
(ニーチェ『ツァラトストラ』序・訳同)

-それにしても何故、永遠の太陽を惜しむのか、俺たちはきよらかな光の発見に心ざす身ではないか-季節の上に死滅する人々から遠く離れて。(ランボー『別れ』小林秀雄訳)

メメント・モリ(Memento mori)「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」
-死の瞬間が命の標準時。(藤原新也)

人生万事塞翁が馬。
禍福はあざなえる縄の如し。
明日は明日の風が吹く。(故事・ことわざ辞典)

諸行無常、是れ生滅の法なり。
あだし野の露消ゆる時なく、鳥部山の煙立ち去らで・・・。
明日に紅顔ありて、夕べに白骨となる。
明日ありと思う心の仇桜、夜半に嵐の吹かぬものかは。(故事、ことわざ辞典)

ガン体験者の言葉
むしろ今何をするか考えた方がいい。やはり人生の残りの時間ということを考えるわけです。切実に限りがある。じゃあ何をしたらいいか。家族との付き合い、友人との付き合いもそう、細かいことに気をわずらわせず楽しいことをやる。(鳥越俊太郎)

前に進むための負け方というのがある、いつも努力していて今日は負けたのであればそれは勝ち続けていることと一緒だと思う。ガンは絶望と紙一重というイメージがあるが、ガンから始まる人生もあるのではないでしょうか。(ますい志保)

生きるとは人生が絶えず私たちに出す問いに答えていくこと。現在はその瞬間瞬間に新しい問いを含んでいる。(岸本葉子『ガンから始まる』)

しかし悲しく辛い苦しい世界にいることの何と素晴らしいことか。生きるというのはそれ自体とても楽しいことだ。(西田英史『ではまた明日』)

死の不安を抱えたままの丸ごとのわたしを自分で肯定していく姿勢、それは宗教的楽観性というべきか。自分では暗闇の中を彷徨しているつもりでも、暗闇の彼方に私を招き入れる一条の光を見出すのである。(重兼芳子『たとえ病むとも』)

ベッドに安静にしていても、心は孤独や再発の恐怖ばかり考えて安静ではありません。限られた命を必死に生きて燃焼させることが一番の薬です。人間というものは厳しい現実をちゃんと理解し受け入れて強くたくましくなることが出来ます。人生は絶望だけでは生きていくことは出来ません。どんな小さな希望や光でもそこにあれば人生の力になってくれるものです。(関原健夫)

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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