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旧古河庭園のバラ

5月25日(水)
病院に行ってまずやることは採血だ。9時過ぎに病院に着き、採血を30分程待つ。その後口腔外科での診療を受ける。いつもは9時半予約で10分位で呼ばれる。しかし今日は何と11時に呼ばれた。1時間半待ちだ。診察室に入り、医者が口の中をのぞいて「よく口腔ケアをしてますね、このまま続けて下さい」と一言いい、診療は終わり。1時間半待って10秒で終りというわけだ。その後血液内科の診療待ち1時間、外来治療センターでのベッド空き待ち1時間、点滴が終ったの14時半だった。

会計で患者会に来る人と会って少しお喋りをして、病院を出たのが15時だった。何処のホームページでもバラが見頃と書いてあった。昼ごろ終ったら生田緑地バラ園とか港の見える丘公園にでも行こうかと思っていたが、かなり遅くなっていしまったので近場の旧古河庭園のバラを見にいく事にした。

旧古河庭園は、40年位前に上中里に住んでいたので何回か行った事があるし、3年前に秋バラを見に行った。季節によってどのように違うのだろうか。日本庭園の新緑は見てみたい風景だ。

旧古河庭園:
英国貴族の邸宅のような石造りの洋館が建つ旧古河庭園は、もとは明治時代の元勲・陸奥宗光伯の邸地だったところ。陸奥伯亡き後、邸宅を継いだ次男が古河財閥の養子となったことから、古河庭園の名が付いた。 武蔵野台地を利用して造られた園内は、台地から傾斜地にかけてが洋風庭園で、低地が日本庭園になっている。昭和57年には都の名勝にも指定された。

バラが咲くのは洋風の方で、約90種180株のバラが咲く。石造りの洋館と庭は、日本の建築界に君臨した英国人ジョサイア・コンドル博士の設計によるもの。鹿鳴館、旧岩崎邸庭園洋館、ニコライ堂などを手がけただけあって、建物と庭が見ごとに調和し、まるで一枚の美しい絵画のようだ。中でも傾斜地を利用したテラス式庭園が素晴らしく、バラやツツジなど色鮮やかな花々と、緑一色の木々とを上手に組合せて、幾何学模様の花壇を階段状に造り上げている。(花の名所案内)

洋館: J・コンドル最晩年の作で、大正6年5月に竣工した。躯体は煉瓦造、外壁は真鶴産の新小松石(安山岩)の野面積で覆われ、屋根は天然ストレート葺き、地上2階・地下1階となっている。

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西洋庭園: ジョサイア・コンドル設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせバラと洋館と調和した絵画的な景観美となっている。

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バラは洋館の周りと階段を下り、少し低くなった所にある西洋庭園に咲いている。西洋庭園はそれ自体がまさに作品である。バラを取り巻く刈り込みの囲いはそれぞれ幾何学模様を作っている。バラよりもむしろその刈り込みの見事さに感心したほどだ。一段高くなった所に東屋があるがそこから西洋庭園の全体が見下ろせる。全体を2つに分け中央に立ち仕立ての吊るバラを配し、刈り込みの囲いで庭全体に模様を作っている。

旧古河庭園が何故バラの見どころとして紹介されているかという答えはこの庭園にある。コンドルの設計した庭の造形の中に咲くバラは自らの美しさを開花させていくのだろう。庭園が如何に花が存在する背景として大きな意味を持っているかを示しているいい例だろう。バラの種類や数の多さは見るものを圧倒させるが、見事に造形された幾何学模様の庭園に咲き誇るバラはまた違った味わいを我々に与える。

バラの庭園
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 朱王                              アンジェラ

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 緑光                              琴音

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 スパー スター                         クイーン エリザベス
    
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 フラウ カール ドルシュキ                  サハラ

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 プリンセス ウエールズ                   バニラ パフューム

旧古河庭園033Ex_convert_20110526104754 旧古河庭園035ED_convert_20110526122257 旧古河庭園092_convert_20110526110251

日本庭園: 小川治兵衛作庭で、心字池を中心に枯滝・大滝・中島を配しています。冬のマツの雪吊とこも巻・ソテツの霜除は風物詩となっている。また夏の大滝の水音と秋の紅葉もいい。小川治兵衛は、京都の庭師で、山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭した。

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 心字池                            心字池 雪見型灯籠    

西洋庭園のバラの色とりどりの色彩の世界から、さらに階段を下ると新緑の木々に囲まれた薄暗い世界に足を踏み入れる。日本庭園への入口はシイを主体にした濃い植込で、明るい西洋庭園とは雰囲気が一変する。

冬だったらさしずめ枯山水の世界といったところだが、今は新緑の季節、心字池の周りの遊歩道は木々が大きく枝を張りあたりは薄暗い。西洋庭園は木々はなく明るい空に開かれていたのとは対照的だ。この正反対ともいえる情景の違いが旧古河庭園の面白さなのだ。

日本庭園には所々に看板が立っていて説明書きがある。この看板がなかったら通り過ぎてしまうかもしれない。崩石積や黒ボク石積などは看板か出ていなければ全く分からなかった。色々見ものを取り揃えているのが興味深い。心字池の心という字は遠くの高いところから見ないと分からない。日本庭園にはバラ園ほど人が来ないので静かな雰囲気に包まれ、池の周りをゆったりと散策するのに適している。枯滝や築山などもあり見るものには事欠かない。

茶室では抹茶が500円で振舞われていて、それを注文した人だけが茶室に入れるということだ。茶室は、京都に多く関東では珍しい崩石積と庭門で仕切られた茶庭の中にある。茶室の脇の坂を上がって行くと芝生の広場に出る。そこから一段高くなった所にある見晴台となっている東屋に行く。

見晴台からは日本庭園の全体が見えるが木々に覆われ池は見えない。日本庭園の奥は、シイ、モチノキ、ムクノキ、カエデなどで構成され、この庭園で一番深い植込になってて、周りは渓谷でえぐられ深い森を見ているようだ。

木々に覆われた新緑の緑の世界と色鮮やかなバラの色彩の世界の2つが重なり合いながら一つのものとしての印象を心の中に刻み付ける。相反する世界が一体のものとして、より大きな世界として現前してくるのである。

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 崩石積                            黒ボク石積

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 渓谷                             東屋から見た新緑の日本庭園

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 奥の院型灯籠              大滝

心字池: 「心」の字に似せて造った池で、日本庭園の中心。鞍馬平石や伊予青石などで造られ、「船着石」がある。ここは池を眺めるための要となる所で、正面には「荒磯」、雪見燈篭、枯滝、石組、そして背後には築山が見られる。

崩石積:
京都で発達した伝統的工法。石と石が噛み合って崩れそうで崩れない姿が美しいとされる。

黒ボク石積:
富士山の溶岩。山の雰囲気が出るため主に関東で石組として用いられることが多いが、石垣状のものは珍しい。

渓谷: この渓谷は小川治兵衛の最も力を入れた場所の一つであり、また数ある氏の作庭の中でも当庭園の渓谷風の流れは珍しい。

奥の院型灯籠: 灯袋に牡丹、唐獅子、雲、七宝透かしを、中台に十二支を、基礎に波に千鳥又は波に兎を刻んでいる。春日大社の奥の院から発展した。 

大滝: 10数mの高所から落ちる滝。園内のもっとも勾配の急な所をさらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって深山の渓谷の趣をだしている。曲折した流れから始まり、数段の小滝となり最後は深い淵に落ちるという凝った造りだ。

(資料: 「公園へ行こう」・見どころより)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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