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入院生活(20日目、21日目)

8月13日(土)
◆ 「EコールEコール2号棟1階エレベーター前」場所は違うが週1回くらいこの放送がされる。すると手の空いている医者や看護師がその現場に大至急駆けつけていく。この放送は“emergency call”(緊急呼出)といって、階段や廊下などで倒れたりした人がいたらそれが心臓に原因があるのか、脳に原因があるのか判断して早急に措置しなければならない。

どの医者を呼んでいいか分からないので緊急放送をかけて空いている医者と看護師を呼ぶ。また例えば歯科とか眼科とかの治療中急に別の症状が出で、それが緊急性を要する可能性がある場合緊急放送をするということだ。入院して病室内に入れば何かあればナースコールで看護師を呼んで対応してもらえるが、外来患者などへの緊急対応放送だ。

◆ 隣のベッドにいたA君が退院した。1ケ月位の検査入院で検査が終れば退院するのは当然だが、問題は彼に下された結論だ。「膝の腫れと痛みに関しては原因が分からず、治療法がない」これはA君にとってあまりに苛酷な宣告だ。あらゆる検査をして整形外科の医師がチームを組んで様々な方法を考えた。しかし結論として「治療法はない」であった。確かに全国には様々な整形外科医がいて彼に膝の治療が出来る医者がいるかもしれない。しかしその医者を探す道程はまたかなり困難ものとなるだろう。

入院中、膝の腫れには氷枕を膝に当てていた。痛み止めに関しては色々試し効果がある薬を模索していた。最終的にはオキノームなどを含むオピオイド系の痛み止めを使用するようだ。彼は家に帰っても膝を湿布薬で冷やし、痛み止めを飲むしかない。歩く時も痛い膝をかばうようにしか歩けないし、ましてや運動は出来ない。彼は24歳、就職のことも考えていただろう。しかし膝が治らない限りそれも難しい。どんなに絶望的思いで退院していっただろう。慰める言葉もなかった。

◆ 夕方、面会に来た人が、外に食事に行こうという。確かに病院で3度3度食事が提供されるのは限りなく有り難いが、病人用なので味付けが淡白になるのはしょうがない。たまにはこってりしたものが食べたくなる。近くのレストランで駐車場のある所といえば文京クリーングリーンコート位しか思いつかない。ここだとイタリアン、中華、和食の店があるどれを選んでもいい。病院の夕食をキャンセルして、外出許可をもらって出かけた。

外は依然として暑いが、17時ということもあるのか涼しい風が時おり吹いてくる。入院してからまだ20日も経たないのに外の風景が何故か懐かしいような気がする。病院から文京グリーンコートまでは車で5分もかからない。中華料理にした。ここは広東料理店だそうだ。病院食以外を久しぶりに食べるとそれだけでおいしく感じる。ましてや名店の味だからなおさらだ。食事を終え周辺を少しドライブして病院に戻った。来週木曜日には退院で何処にでも食べに行けるのだが、入院中に食べに行くというのがまた一層料理の味を引き立たせるものなのだ。

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 広東料理 「海外天」                  文京グリーンコート


8月14日(日)

同じ職場では働いていたH氏が見舞いに来た。年齢は私より一つ下だ。定年後も同じ職場で働こうと思えば働けたが、腰痛の持病があったので退職した。働いていた職場ではどうしても腰を使わざるをえない。事務などの軽い仕事をしようと思った。退職後職安で色々探したが、60歳という年齢では彼の希望するような仕事は全く存在しなかった。大体が清掃や警備などの肉体労働だ。しょうがなく仕事探しをあきらめて年金と貯金で細々と暮らしている。家のローンを既に返してしまっているというのは大きい。

腰痛の原因は脊椎が曲がっていてそれが神経を圧迫するというものだ。手術は年齢的にもかなり負担を強いる事になるので、さらに悪化しもう手術しかないといった段階になったらやるという事になっている。通常はコルセットで固定して日常生活は問題なく送れる。しかし、毎年定期的に悪化する。今年も2月ばかり入院した。さらに前立腺が悪化し薬を服用している。またしばらく前血便が出たので、大腸検査をした。3個ポリーフが見つかった。1日入院してレザー治療でポリーフを取り除いた。

年齢を重ねると体あちこちに問題が起こってくる。60年以上こき使ってきたのだからそろそろがたが来てもしょうがないとは思う。人によって様々な出方があるが皆不本意ながらその病気と付き合っていく外ない。そしてそれに見合った生き方を試行錯誤しながらも探していく外ない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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