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空海と密教美術展

9月8日(木)
採血し、眼科と血液内科の診療を受け病院を出たのが12時だった。15時30分から西日暮里にある荒川区立の小学校で「いのちの授業」打ち合わせがある。思ったより早く終った。3時間半をどうやって過ごそうかと考えた時、上野で「空海と密教美術展」をやっているのを思い出した。見るのに2時間もあれば十分だろう。15時に上野駅に着けば小学校は西日暮里から5分位の所にあるから十分間にあう。

昼食をとり13時少し過ぎに展示会場の東京国立博物館の平成館に着いた。すると入口から200~300程の人が並んでいる。会場内がかなり込み合っていて入場規制を行なっているのだ。30分待ちと書かれた立て札を持った係員が列の最後尾に立っている。平成館の前の砂利道にはもろに昼下がりの太陽が照りつけている。この日差しの下で30分立っているのはかなり辛いだろうと思ったが、ここまで来たのでおとなしく並ぶ事にした。実際の待ち時間は15分位だった。

空海と密教医術展011_convert_20110908233111  空海と密教医術展010_convert_20110908233132
 東京国立博物館・平成館と入口の美術展看板

美術展の公式サイトに会場ライブというのがあって、そこには「8日入場規制を行い、最大の待ち時間は50分でした。午前中に来場される方が多く、特に11時前後に増える傾向にあります。」と書かれていた。13時でまだ良かったのだ。会場内もかなり混んでいて主要な展示物の回りには人だかりが出来て中々見ることができない。

まさかこんなに混むとは思わなかった。真言宗の信者などは恐らく数えるほどしかいないだろう。大日如来像の前で手を合わせている人など見ている限り皆無だった。こういった所にも日本人の宗教観が表れている。98.9%が国宝・重要文化財だという。国宝を見に来るのか。仏教美術に興味を持っている人が多いのか。「この夏マンダラのパワーをあびる」というキャッチコピーに釣られてきたのか。結構仏像彫刻に興味を持ている人は多いという。仏像の穏やかな顔は心の安らぎをもたらしてくれる効果があるのかもしれない。それでも何故こんなに見物人が多いのだろうか。

恐らく一番大きな理由は、通常数10ケ所の寺院を回らない限り目にすることが出来ない真言密教関連の仏像や曼荼羅が一同に会し、わざわざ交通費をかけなくても間近で観賞できるということだろう。寺院に行っても期間限定の御開帳などがあって必ずしも目的のもの見ることが出来る訳でもないし、置いてある場所が離れていてよく見えないということもある。

東寺講堂には大日如来を中心に21体の仏像が安置されているが、かなり離れている高い所にあって個々の仏像をはっきりと認識できず、また降三世(こうざんぜ)明王は四面なのだが、東寺では前からしか見られないので裏の顔を見ることができなかった、という話をしている人がいた。美術展では前後左右何処からでも手で触れる位近くで見られる。寺院に行けば全く違った雰囲気で観賞できるだろう。奥深い思いに浸りながら観賞できるだろう。美術展では作品そのものを観賞するしかないので、雰囲気ではなくその芸術性に関心を持つ事になる。

豊島区、練馬区、北区、文京区などの散歩コースを巡るとその中に多くの寺院が存在する。そしてその大部分が真言宗なのである。真言宗の寺院がこんなに多いという事に正直びっくりしたものだ。そして弘法大師の等身大の銅像が本堂の前に立てられている。多くが豊山派である。鎌倉時代の仏教は禅宗や浄土宗など教義までは分からないが大体のイメージが掴める。

しかし真言宗はどうもとっつきにくくどういった宗教か皆目分からない。「大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏させるのを本旨とする」辞書的にはこのように書かれているが、それで何かが分かるというわけではない。分からないなりに少しは知っておきたいと思って今回の美術展に出かけたという訳だ。仏像の数々、巨大な曼荼羅などには圧倒されたが真言宗がどういったものであるのかは見終わった後も最初と同じように分からない。美術展の公式サイトに今回の美術展についての説明があるので、記憶に止めて置くために以下引用しておきたいと思う。

開催趣旨
弘法大師空海は、延暦23年(804)、密教を求めて唐に渡り、2年という短期間のうちにその奥儀(おうぎ)をきわめます。奥深い密教の教えは、絵画などを用いなければ理解できないと空海自身がいうように、密教では造形作品が重視されます。

展覧会では空海が中国から請来(しょうらい)した絵画、仏像、法具、また空海の構想によってつくられた教王護国寺(東寺)講堂諸像など、空海ゆかりの作品、さらに空海の息吹が残る時代に造られた作品を中心に、密教美術の名品を展示します。現存する空海自筆の書5件を、各巻頭から巻末まで展示するので、書家としての空海も存分にご堪能いただけることでしょう。

みどころ
1.密教美術1200年の原点?その最高峰が大集結します。
2.展示作品の98.9%が国宝・重要文化財で構成されます。
3.全長約12mの「聾瞽指帰(ろうこしいき)」をはじめ、現存する空海直筆の書5件を各巻頭から巻末まで展示します。
4.東寺講堂の仏像群による「仏像曼荼羅(注)」を体感できます。
5.会場全体が、密教宇宙を表す"大曼荼羅"となります。

展示構成
第一章 空海-日本密教の祖
空海が学んだ内容を彷彿させる奈良時代に書写された密教関係の経典の名品、肖像画の優品や一生の事績を絵画化した絵巻物を展示して、後に日本密教の祖となる空海の人物像の輪郭を紹介する。

第二章 入唐求法(にっとうぐほう)-密教受法と唐文化の吸収
空海が師から託されて唐から日本へ持ち帰ったそのもの、あるいは空海が持ち帰ったと伝えられる、世界的に見ても貴重な唐時代の絵画、仏像、法具などを展示する。

第三章 密教胎動-神護寺・高野山・東寺
日本の密教寺院の原点ともいえるそれらの寺院に関わる絵画、書、仏像、工芸などの展示。

第四章 法灯-受け継がれる空海の息吹
空海の息吹がまだ色濃く残る9世紀から10世紀の絵画、書、仏像、工芸を中心に、空海の活動がどのように受け継がれていったのか。

空海と密教医術展006_convert_20110908233003第二会場 仏像曼荼羅
東寺講堂には大日如来を中心に21体の仏像が安置されている。規則性をもって群像が配置される様子は、まさに「立体曼荼羅」とよぶにふさわしいものである。本展では、その内の国宝8体による仏像曼荼羅が出現する。

注:曼荼羅
-聖域、仏の悟りの境地、世界観などを仏像、シンボル、文字、神々などを用いて視覚的・象徴的に表したもの。日本語では通常、仏教の世界観を表現した絵画等のことを指す。

両界曼荼羅 - 「両部曼荼羅」とも言い、「金剛界曼荼羅」「大悲胎蔵生曼荼羅」という2種類の曼荼羅から成る。「金剛界曼荼羅」は「金剛頂経」、「大悲胎蔵生曼荼羅」は「大日経」という、密教の根本経典に基づいて造形されたもので、2つの曼荼羅とも、密教の根本尊である大日如来を中心に、多くの尊像を一定の秩序のもとに配置している。密教の世界観を象徴的に表したものである。(Wikipediaより)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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日向薬師ヒガンバナ踏破予定

 わたしが行ったときは盆休みで混んでいるのかと思ったのですが,夏休みも終わった平日なのに,なんでこんなに混んでいるんでしょ?

 IgM改善おめでとうございます。わたしの最新値の3534より低いじゃないですか。
 白血球も改善されていますね。
 
 治験は,ハズレクジ引くと,期待した治療を受けられないので,ほかに手段があるうちは,受けたくはないですね。わたしの場合は。

治験について

治験の対象に選ばれなかったということで、それ程がっかりしているわけではありません。MOTOGENさんの指摘するように、どういった内容の薬をどの程度処方されるかは、その時になってみないと分かりません。一番効果的な用量が与えられるとは限りません。

多発性骨髄腫の患者で初回治療にベルケイドを使用するという治験だったわけですが、標準治療の量は1.3mg/m2ですが彼の場合0.7mgの投与で、量が少ないので大丈夫かと心配していました。0.7mgでも効果があったので良かったのですが治験の場合こういった事もあるので注意が必要だと思います。

私の場合、レナリドマイド+ベンダムスチンという方法が残っているので治験に漏れた事によって、決定的なことにはなりませんでした。
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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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