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筑波山ハイキング

10月25日(火)
大体火曜日に出かけることが多い。水曜日が血液内科の診療日で「今の療法が効果を失ったので、ベンダムスチンを使用した治療を行いたい」と言われる可能性がある。その場合はベッドの空きの問題もあるが通常次の週の月曜日からの入院となる。そういったことで、血液内科での血液検査の結果が出る前に、何処かに行っておこうという気になる。入院を控えているとあまり出かける気分にはならない。

筑波山に出かける事にした。紅葉の見頃までは後1、2週間はかかるだろう。紅葉がピークの11月1日~30日まで「筑波山もみじまつり」が行なわれる。11月3日~27日の土・日曜、祝日には、ケーブルカーの夜間運行が行われ、ケーブルカー宮脇駅・沿線がライトアップされる。山頂からは関東平野の夜景を眺望できる。

筑波山
筑波山は一億年以上も古い時代に、海底に積もった地層に班れい岩、花崗岩のマグマがあいついで貫入し、その後の地殻変動によって持ち上げられ、山塊となってから風雨による侵食や風化によって堆積物が削りとられたものである。この山を覆う数多い植物は、寒冷期に北から下がってきた冷温帯の植物であるブナ林を山頂部に冠のように残し、山麓部分には暖温帯の常緑広葉樹林が広がるという、きわめて多彩な姿となっている。

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 男体山                            女体山

来週あたりからかなり混み合ってくるだろう。紅葉情報では色づき始めと書かれていた。紅葉を十分楽しむことは出来ないが、ハイキングを目的とするので問題はない。つくばエクスプレスに北千住から乗車する。筑波というとかなり遠く感じる。しかしつくばエクスプレスの快速だと北千住からつくばセンターまで33分で行く。都内を少し動いても30分位すぐかかってしまう。そう思うとかなり近くなったものだ。

筑波山へのケーブルカー乗り場のある筑波神社入口行きのバスは全てつくばエクスプレスの終着駅、つくばセンターから出る。筑波山に行くにはJR常磐線の土浦からも行けるとは思うが、バスの便が少なく、どちらにしても一旦つくばセンターに行かなければならない。JR土浦駅から行くのはかなり不便だ。

つくばセンター駅前には西武とロフトが出店しているが、人通りも少なく閑散としている。繁華街は駅とは別の所にあるのだろう。発車したバスは駅前通りを走る。整然とした町並みが続く。バス通りの両脇には木々が植えられ林のようになっていて、それに沿って遊歩道が作られさらに並木が列を作っている。駅前を過ぎてしばらく行くと広大な筑波大学の脇をひたすら走っていく。道路は碁盤目で作られた街ということを強く感じさせる。

途中から学園都市としての都市景観は終わり、田んぼと畑の田舎の普通の風景に戻っていく。関東平野の広さを感じさせる田んぼが広がっている。その平地の中に筑波山の所だけが盛り上がって、平らな空間にインパクトを与えている。筑波神社入口まで30分位だ。

筑波山神社入口のバス停の前にある観光協会で筑波山の登山地図をもらって行くコースの確認をする。「白雲橋コース」の奇岩群方面を回り、つつじヶ丘まで下り道を行くか。女体山からのロープウエイで下まで降りるかは、女体山についてから体力の状態と相談して考えることにした。筑波山神社に向かう。15分位だ。神社の手前に大御堂がある。

大御堂(おおみどう)(筑波山 知足院 中禅寺 真言宗豊山派)
延暦元年 (782年) 徳一上人が東国に下り、荒廃していた筑波山山頂の二社を再建。二神を千手観音、十一面観音の権現として中腹の地に堂宇を建立、千手観音を安置して、知足院 中禅寺 と号したのが大御堂の始まり。弘仁年間 (810~23年) に、弘法大師空海によって真言密教の道場が開かれた。坂東三十三箇所第25番札所。真言宗豊山派大本山護国寺の別院である。
筑波山(筑波山神社)と神仏習合により信仰され、江戸時代には徳川家の厚い庇護を受け多くの寺領を有した。明治初年の神仏分離により破却され、1930年(昭和5年)ようやく再建された。

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 大御堂本堂                          鐘楼

筑波山神社は山の斜面を利用して作られている。鳥居を潜るとまず屋根付きの赤い橋がある。この御神橋は春秋の御座替祭(4月1日・11月1日)・年越祭(2月10日11日)に参拝者の渡橋が許されるが、それ以外の日は橋を横から見る外ない。橋からかなり急な階段を上ると随神門がある。現在の門は1811(文化8)年の建立された。通常仁王像がある。中を見てみると左側に倭健命(やまとたけるのみこと)、右側に豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)の像があった。神社なのだからか珍しい配置だ。

随神門唐さらに階段を登ると拝殿にようやくたどり着く。拝殿では右から左までかなり幅のある造りになっている。杉の巨木が至る所に林立している。珍しい木としてクスノキの変種マルバスクという木が植えられていた。その奥に日枝神社、春日神社の拝殿がある。

筑波山神社
筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきた。その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られた。筑波の大神も「いざなぎ、いざなみ両神」として仰がれている。第十代崇神天皇の御代(約二千年前)に、筑波山を中心として、筑波、新治、茨城の三国が建置されて、物部氏の一族筑波命が筑波国造に命じられ、以来筑波一族が祭政一致で筑波山神社に奉仕した。
中世以降仏教の興隆につれて筑波山にも堂塔が建ち、小田城主八田知家の末子八郎為氏が国造の名跡を継いで神仏並立の時代が続いた。江戸時代、幕府は江戸の鬼門を護る神山として神領千五百石を献した。

筑波山041_convert_20111025234133 筑波山神社拝殿

御神橋(県指定文化財)
切妻造小羽葺屋根付。三代将軍家光公寄進。元禄15年6月(1703)五代将軍綱吉公改修 安土桃山時代の豪壮な遺風が見られる。天正18年徳川家康公が江戸城に入城され 筑波山を仰いで江戸城鎮護の霊山と崇められた。

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随神門(市指定文化財
八脚楼門。三代将軍家光公寄進。これより神体山である筑波山を望み神社の境内地山頂を含む約370町歩(ha)に及ぶ。往古はこれより遥拝したといわれ、自然と社殿とが一つになり神ながらの荘厳さを感じせしめる霊所である。

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日枝神社・春日神社・拝殿(県指定文化財)
寛永10年11月(1633)三代将軍家光公の寄進。延暦の初め 奈良興福寺の高僧徳一大士(恵美押勝の子)が筑波の二神を拝し筑波山知足院中禅寺を開基しその鎮守社として藤原氏に縁の深い両社を勧請したと伝えられる。神仏習合の江戸時代には御座替祭に用いる神輿がこの拝殿に安置され山下の里宮を兼ねていた。

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 日枝神社・春日神社・拝殿

マルバクス(丸葉楠)標本木(市指定天然記念物)
マルバクスはクスノキの変種で、葉が著しく丸く、牧野富太郎博士(世界的植物学者で日本の植物の分類学の父)により命名された。マルバクスは当神社の他に福岡県太宰府に一本確認されている。

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 マルバクス                  大杉(樹高・約32m、樹齢・約800年)

ケーブルカー筑波山頂駅前広場から男体山と女体山を見る
ケーブルカーは8分で山頂駅に着く。筑波山頂駅と言っているが、山頂への登り口駅ということだ。駅前の広場は男体山、女体山の間、常に二神が御幸(往来)することから御幸ヶ原と呼ばれていて展望台になっている。男体山は左に行き15分位登れば頂上に着く。女体山の山頂へは右へ30分位行く。

男体山に上り始める。ケーブルカーの駅の標高が800mで男体山が871mだから標高差70m、歩いて15分というから、幾ら体力がなくてもゆっくり行けば問題ないはずだ。丸太で作られた階段をしばらく上る。途中から岩場になり、昨日か、一昨日かに降った雨で岩が滑り易くなっている。なるべく岩につかまりながら全身で登っていく。

息を切らせながら20分位で頂上にある男体山本殿に到着する。ここからは女体山がよく見える。本殿の脇に筑波山測候所がある。1902年に設置された日本初の高層の気象観測所。1986年に閉鎖。現在は筑波大学が研究用に気象観測を行なっているらしいが何年も人が立ち寄った形跡はない。門柱、門扉、壁の装飾などアンティークな雰囲気を漂わせている。

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 御幸ヶ原からの男体山                   御幸ヶ原からの女体山

男体山本殿
筑波山神社の御本殿で、筑波男大神《伊弉諾尊(イザナギノミコト)》を祀る。延喜式に筑波山神社二座とあり筑波男大神は大社。標高871m。

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 男体山本殿

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 筑波山測候所                        女体山から見る男体山

男体山を下り、ケーブルカー前の広場に戻り今度は女体山山頂に向かう。途中「カタクリの里」があり、時期になればカタクリの群落が一斉に花を咲かせるだろう。ケーブル山頂駅から10分位進むとセキレイ石の向いに「セキレイ茶屋」がある。ここまで品物を運ぶのは大変だろう。ガマ石が奇妙な形をコースに現している。

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女体山頂周辺の風景

セキレイ石、ガマ石
セキレイ石: この石の上にセキレイがとまり男女の道を教えたとされている。
ガマ石: 元来「雄龍石」といい、傍らには「雌龍石」もあり、その尾は霞ヶ浦に達するといわれている。一般には永井兵介がこの石の前で「ガマの油」売り口上を考え出したことにより「ガマ石」と呼ぶ。永井兵介がそのことで財をなしたため、口に石を入れると財を成すと言われている。

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 セキレイ石                          ガマ石

ガマ石から10分程進んで最後の急階段を登ると、女体山本殿がありそこが頂上である。女体山山頂は岩場になっていて、展望台になっているが柵もなく回りは急な斜面になっていて落ちればただではすまない、危険極まりない所だが見晴らしは抜群にいい。ただ若干もやっていて犬吠埼や太平洋まで見ることは出来なかった。また頂上には「天の浮橋」があり縁結びのスポットだということだ。

女体山本殿
筑波山神社の御本殿で、筑波女大神《伊弉冊尊(イザナミノミコト)》を祀る。延喜式に筑波山神社二座とあり筑波女大神は小社。標高877m。

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 女体山本殿                          男体山からの女体山

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 女体山からの眺望

ここからどうするか、女体山の山頂に着いたらそこから分かれる二つのコースがあり、どちらに行こうか体と相談し決めようと思っていた。ロープウエイでつつじが丘まで一挙に降りてしまうのか、「白雲橋コース」で弁慶茶屋跡地まで行き、そこから「おたつ石コース」でつつじが丘まで下るのかの選択だ。所要時間は70分だ。

女体山から弁慶茶屋までの間には、北斗石、裏面大黒、出船入船、母の体内巡り、弁慶七戻りなどの奇岩が並び、筑波山の見所になっている。ただコース案内によると急な岩場注意!岩場続く注意!と書かれている。それも急峻な下り坂だ。小学校の遠足でも行く男体山の岩場でも下りるのに苦労した。そこには岩場注意などとは書いていない。余程厳しいコースなのだろう。ロープウエイと「白雲橋コース」の別れ道の所でちらと岩に沿って付けられた太い鎖が見えた。

19日の血液内科の診療の時血小板数は2.4だった。岩場で足を滑らせて頭を打ち出血でもしたら血が止まらない可能性もある。ほとんど行く人もいないコースだ。怪我をして担架で運び降ろす事も難しいだろう、などと考えていると行く気が失せてくる。赤血球も少なく足元もふらつくこともある。色々思いを巡らし、結論として奇岩見学はあきらめてロープウエイで下りることにした。

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 ロープウエイ駅から女体山                 ロープウエイからの山肌の紅葉

つつじヶ丘駅駐車場
ロープウエイのつつじヶ丘駅の駐車場の一画が奇妙な雰囲気になっている。どう考えても今時の人の趣味、興味とはかけ離れた空間だ。大衆食堂の建物なのだが、その周りを囲むものはガマの像とガマにまつわるものだ。ガマの迷路、ガマの洞窟(入場料500円)などがある。このレトロな空間が昭和初期ならいざ知らず何で今の時代に存在しているのだろうか。おまけに面白い事に3匹の鴨がガマの像の前を行ったり来たりしてその場を動こうとはしない。

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 駐車場のガマの置物 

ロープウエイは20分おきに出ていて、つつじヶ丘からつくばセンターまでのバスは30分おきに出ている。平日でこの程度の間隔で運行していれば比較的スムーズに回れる。つつじヶ丘から筑波山神社までは急な坂道をヘヤピンカーブの下りで結構距離があった。バスはつくばセンターまで50分位かかった。運よく16時25分のつくばエクスプレスの快速に乗れ、17時前には北千住に着いた。

(参考資料: 筑波山神社ホームページ、〈社〉つくば観光コンベンション協会)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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京成バラ園踏破予定

ヘモグロビン7.8で,日本百名山踏破ですか。元気ですね。わたしは8切ると,駅の階段登るのでも息切れします。ゼイゼイ(´。`)
筑波山は,5年位前から,ツツジ見物に行こうともくろんでいるのですが,なんやかやで果たせないでいます。来年こそは。

筑波山行き

京成バラ園は見頃だそうです。ここのバラは一見の価値がある見事なものです。

筑波山は前から行きたいと思っていたのですが中々行く機会がなくて、やっと行けたという所です。ヘモグロビン7.8という数字は、筑波山に行った次の日に測った数値で、当日にこの数値だということを知っていれば、果たして出かけていたかどうか分かりません。それ程自覚症状がなかったので、知らなければ普通に行動することに何ら問題はなかったわけです。

筑波山にはケーブルカーもロープウエイもあるのでそれ程歩かなくてもいいだろうし、行けるだろうと思った訳です。雲っていましたがそのため気温も上がらずハイキングには丁度いい陽気でした。無理だと思わず挑戦してみる方がずっと健康にいいと思います。
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yosimine

Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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