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井の頭恩賜公園

11月16日(水)
 血液内科の診療は午前中で終った。風が強いせいか空は抜けるように青い。今日あたりから気温が下がって来るということだったが、太陽の日差しは暖かい。東京都内の紅葉はどこでもまだだろう。井の頭公園が紅葉の名所として紹介されていた。紅葉は色づき始めとなっていた。紅葉にはまだ早いのは止むを得ない。病院帰りに、散歩を目的と考えて井の頭公園に行くことにした。

公園は吉祥寺駅から5分位の所にある。吉祥寺駅周辺の雑踏から少し行くとすぐ公園の広大な緑地の中に吸い込まれるように入っていく事ができる。やはりまだ紅葉には早かったが、昼下がりの穏やかな日差しの中を、散策するのは気持ちがいい。公園の中心にある井の頭池の周辺の遊歩道を歩く。一周30分位なものだ。池の中心にボート乗り場があり、そこに売店があり人で賑わっている。

井の頭恩賜公園
1917年(大正6年)開園。三宝寺池(石神井公園)・善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として知られる井の頭池を中心とした公園である。井の頭池は、初めて江戸にひかれた水道、神田上水の源であり、明治31年に「改良水道」ができるまで、重要な役割を果たしていた。公園の中心である「井の頭池」の命名者は、三代将軍徳川家光であると伝えられ、その意味は「上水道の水源」「このうえなくうまい水を出す井戸」という二つの説がある。

園内には5000本以上の落葉樹がありモミジ635本、イヌシデ540本、ケヤキ330本など約90種類に及ぶ。また都内では珍しくカツラの紅葉スポット。また管理事務所の近くにある御殿山の周辺にはクヌギ、コナラなど自然林が多く、黄色に染まった景色が楽しめ、武蔵野の面影が味わえる。

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 公園入口の井の頭池                   池の東南端水門橋方面

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 カモの群れ                         七井橋付近より対岸を見る

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 狛江橋付近より対岸を見る                野外ステージ付近

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 ボート場より七井橋                    狛江橋より自然文化園方面

 売店の前に、井の頭自然文化園分園の表門入口がある。文化園とはどういった場所なのか全く知識がなかったが、入場料400円払って入場した。中に入って「動物園」だということに始めて気がついた。動物園など小さい頃行ったきり全く縁遠い所だった。分園では主に水鳥が飼育されている。クロトキ、オシドリ、ナベヅル、カモ、コールダック、ハクチョウがそれぞれ趣向を凝らした飼育場所で泳いでいる。分園の奥には水生物館があり魚類だけでなく、両生類、昆虫、植物など、淡水の生き物が展示されている。

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 コクハクチョウ                        オオハクチョウ

分園を出ると左側に赤い鮮やかな建物が目に入る。弁財天堂である。弁天橋をわたり、弁財天堂に行く。近くに行くと赤色が一層強く鮮やかに見える。狭い境内には銭洗い弁天や七井不動尊など幾つかの見物がある。さらに弁天島の入り口に建てられた一対の石燈籠や、境内の狛犬や水盤など、弁天堂周辺の石造文化財(三鷹市指定)は全て江戸下町の庶民が寄進したものであり、また日本橋小舟町の名が刻まれた、弁天様にお供えする百味飲食(ひゃくみおんじき)供養の器も残されている。

井の頭弁財天堂
平安時代の天慶年間(938年-947年)源経基が創建したものと伝えられ、その後源頼朝が1197年(建久8年)に再建し、別当となる坊舎大盛寺(天台宗・明静山 円光院 本尊薬師如来) が建てられたと伝えられる。1333年(元弘3年)新田義貞が鎌倉を攻めた際に焼失し衰退していたが、江戸時代に入り三代将軍徳川家光によってようやく再興されたという。なお、本尊の弁財天は最澄の作と伝えられている。

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 弁天橋より弁財天堂を見る                弁財天堂
 
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 銭洗い弁天                          七井不動尊

井の頭自然文化園
昭和17年(42年)開設。動物、植物など自然科学の知識普及を目的とする。武蔵野市御殿山にある本園と、三鷹市井の頭にある分園に分かれている。本園では、おもには哺乳類と鳥類が飼育されており、井の頭池に囲まれた分園では水鳥が飼育されている。また、本園には、「熱帯鳥温室」や、文化施設である「資料館」では、特設展示や講演会などが開催されている。分園には魚類や両生類を飼育する「水生物館」がある。

 弁財天堂から、300mばかり歩き吉祥寺通り越える歩道橋を渡ると、自然文化園の本園の正面入口に着く。本園のほうは哺乳類と鳥類が飼育されている。子供たちに人気のアライグマやカビバラがいる。そしてツシマヤマネコ、フェネック、ハクビシンなどどちらかというと小動物が多い。またカモジカやヤギ、ヤクシカ、キツネ、そしてアジアゾウといった馴染み深い動物を取り揃えている。サル山もあり飼育員達が餌を与えていた。自然文化園の奥に野口雨情の書斎を移築して一般公開している童心居がある。野口雨情は「赤い靴」や「波浮の港」などの作詞家である。

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 カビバラ                            童心居

自然文化園本園に入ると「天女の舞」の像が迎える。園内に点在する北村西望の彫刻を見ながら雑木林の中を奥に進んで行くと彫刻園に入る。建物の中の彫刻の展示よりも屋外の武蔵野の雑木林の下で、夕方の木漏れ日を通して見る彫刻はより一層彫刻のかもし出す雰囲気を味わうことができるし、作者の訴える意味を受け止めることができるような気がする。

動物園には子ども連れの母親の姿が結構見られたが、彫刻園の方には、人っ子一人いない。木々に覆われた建物はより一層静けさをかもし出している。彫刻館の中には係員もいない。勝手に入って見たいだけ見ればいいということだ。彫刻館A館の正面には長崎平和祈念像の原型が展示されている。

西望塑人の平和祈念像の言葉が書かれていた。「あの悪夢のような戦争、身の毛もよだつ凄絶悲惨、肉親を人の子をかえり見るさえ堪えがたい真情、誰が平和を祈らずにいられよう、茲に全世界平和運動の先駆として、この平和祈念像が誕生した・・・右手は原爆を示し左は平和を顔は戦争の犠牲者をの冥福を祈る、是人種を超越した人間、時に佛時に神、長崎始まって最大の英断と情熱、今や人類最高の既望の象徴。」

彫刻園
長崎平和祈念像の作者として有名な彫刻家北村西望の作品が展示されている。北村西望は、ここ井の頭のアトリエで長崎の平和祈念像を制作、その後アトリエ建物や祈念像原型など多くの作品を東京都に寄贈、昭和33年にこれらの作品を一般公開したのが彫刻園の始まりである。木造の三角屋根のアトリエ館、中庭をはさんだ2棟の彫刻館と野外に据えられた彫刻が鑑賞できる。

井の頭公園100_convert_20111117102441 平和祈念像原型

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 彫刻館展示場風景

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 天女の舞                          天女の笛

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 自由の女神                         源泉 
                       
井の頭公園092ed_convert_20111117103201  井の頭公園107_convert_20111117103239  井の頭公園105ed_convert_20111117211018
 無限-夏の星座             浦島-玉手箱               御木本幸吉翁立像

 紅葉を見に行くつもりだったが、まだ色づき始めたばかりで鮮やかな色彩の感触を楽しむことは出来なかった。だからといって池の周りの散策が無意味ということはない。そもそも運動のためのものであって、その過程で色々な情景を楽しめればそれに越したことはないという気持ちだ。

井の頭公園に行こうと思った時には、池の周りの散策しか考えていなかった。しかし弁財天堂や自然文化園とそれに併設する彫刻館など見所がかなりあってそちらの方にむしろ時間を費やした感じだ。池と寺院と動物園と彫刻といった全く無関係な物が混在していて、それぞれが興味深いものとして立ち現れて来た。そういったものとして井の頭公園は様々な要素が凝縮した場所であるといえるだろう。

(参考資料:西部公園事務所緑地事務所公式HP)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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大山(標高1252m)登頂予定

彫刻館なんてのがあったのですね。
カピバラさんや,ツシマヤマネコに気を取られていて,気が付かなかった。

 お待たせしました。鋸山生還記,書きました。
 メタボでなければ,ロープウェーで登って,登山新道で下りて,石切り場跡見学はどうでしょうか。
 
http://www.futtsu-kanko.jp/recommendatior/hiking/index.html#nokogiri

鋸山

鋸山生還記のブログ読んで、結構大変な登山だと思いました。メタボではないですがヘモグロビンが少ないので、登りはきつくすぐ息が切れてしまいます。往きは当然ロープウェーを利用するつもりです。帰りは登山新道で下りてくるといったコースで行くのがいいようです。わざわざ鋸山ハイキングコースの地図を添付してくれて有難うございます。MOTOGENさんの鋸山ハイキングの記事を検討し、なるべく楽なコースを選んで行けるように考えてみたいと思います。
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