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新宿御苑・紅葉三昧

12月11日(日)
いよいよ明日から入院だ。退院する頃には当然紅葉は終ってしまっているだろう。寒々とした冬枯れの木々の下を家に戻ることになるだろう。新宿御苑は実は中に入ったことない。近くで何時でも行けると思っている場所ほどかえって行く機会を失ってしまう。

以前仕事をしていた時に、新宿御苑前駅近くに得意先があって、新宿御苑に面したビルの8階に事務所があり、そこには何度か行った事があって、そこから御苑の庭が俯瞰できるので行った気になっていた。しかし実際入ってみるとその広さに驚く。部屋の窓から見ていたのとは全く違ったものに出合った感じだ。新宿三丁目で副都心線を降りて高島屋方面の出口を出ると、御苑の新宿門まではすぐだ。

新宿門まで行く間に一つの寺院と、神社の遭遇した。天龍寺と雷電稲荷神社である。つい習慣で寺院と神社には足が向いてしまう。新宿御苑のおまけのようなものだが写真を掲載しておこう。

天龍寺(曹洞宗 護本山)
小田原最勝寺五世の春屋宗能和尚を開山、戸塚忠春とその娘の西郷の局を開基として牛込に創建した。江戸城表鬼門を鎮護する上野寛永寺に対し、裏鬼門を護る寺とされていたが、天和3年(1683)牛込の火事で類焼、当地へ移転した。当寺のある新宿は江戸城から遠く登城に時間がかかるため、江戸には八ヶ所ある時の鐘のうち当寺の時の鐘のみ、朝四半刻(30分)早く鐘をうっていたといい、新宿で遊興していた人々を追出す鐘とともなっていたため、「追出しの鐘」として頗る評判が悪かったという。(「寺社情報サイト・猫の足あと」より)

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 天龍寺山門                         本堂

雷電稲荷神社
雷電稲荷神社の創建年代は不詳。源義家が奥州征伐の途中雷雨にあい、小祠前で休んでいる時、一匹の白狐が現れ、義家の前で三回頭を下げたところ、雷雨がたちまち止んだことから雷電神社と呼ばれるようになったと伝えられている。

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 雷電神社の鳥居                       拝殿

新宿御苑
江戸時代に信州高遠藩主内藤家の屋敷があったこの地に、新宿御苑が誕生したのは明治39年のことである。皇室の庭園として造られたが、戦後、国民公園となった。広さ58.3ha、周囲3.5km。園内にはフランス庭園、イギリス式風景庭園、日本庭園があり3つの庭園でそれぞれ異なった紅葉が楽しめる。西洋式庭園のユリノキ、プラタナス、イチョウの黄色始まり、スズカケの並木などは遠くヨ-ロッパの秋を思わせるような雰囲気。さらに日本庭園ではモミジの赤と常緑樹の緑が純和風の秋を演出してくれる。園内にはモミジ1000本、イチョウ270本、プラタナス230本に名木も多く、なかでも高さ20m,幹回り5.5mのケヤキの大木や高さ30mになるユリノキなどがある。

 新宿御苑はかなり広く、全てを回ったわけではないが2時間以上かかった。新宿門から入り、母と子の森から日本庭園に行き、上の池、中の池、下の池に沿って進み、芝生広場、ツツジ山、モミジ山をたどりながら、フランス式整形庭園に至る。葉を落としたプラタナスの並木道が庭園の特徴を余す所なく示している。この並木道の遠近法は絵の世界のようだ。冬枯れの並木道をひとり去っていく女主人公の後姿をカメラが追い続ける『第三の男』のラストシーンを嫌がおうでも思いださせる。

そこから玉藻池の脇を通って大木戸休憩所に行ってしばしの休憩。イギリス風景式庭園に行ってみるが、広い芝生があるが、どこがイギリス式なのかよく分からなかった。そこからはスイセンの花壇を見ながら、入場した新宿門に戻っていった。スイセンの白さが、まばゆい紅葉の光の中で清涼感と清楚さを演出している。その一画だけが静けさに満ちているような錯覚を覚える程だった。

新宿御苑は紅葉の名所で、今の時期が一番の見頃だということだった。「12月のみどころ」の地図を入口で渡された。それにはカエデ類や木々が紅葉している位置が記されていて迷うことなく紅葉スポットに案内してくれる。庭園の至る所で赤と黄色のコンビネーションの妙が奏でられている。赤と黄色の色彩に圧倒されそうになる程の紅葉三昧であった。

新宿門周辺
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母と子の森
都会に住む子どもたちが自然とのふれあいを楽しみ、豊かな感性と自然への関心を育む、昭和60年(1985)に造られた自然観察フィールド。武蔵野の雑木林を思わせる森では、身近な木々や草花、昆虫などとのふれあいが楽しめる。

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 モミジバスズカケノキ

日本庭園
ゆるやかな池の流れに沿った池泉回遊式の庭園。古くは鴨場として作られ、昭和のはじめに日本庭園として改装された。歴史建造物「旧御凉亭」や皇室ゆかりの菊花壇展をはじめ、ウメやサクラにカエデの紅葉、冬のオシドリなど、四季の見所も多い。

新宿御苑029_convert_20111211171945 母と子の森から日本庭園への入り口

新宿御苑033ed_convert_20111211172026 上の池

新宿御苑038_convert_20111211172109 茶室・楽羽亭方面 

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新宿御苑052ed_convert_20111211201151 歴史建造物「旧御凉亭」

新宿御苑054_convert_20111211172251 NTTドコモ代々木ビルと新宿副都心方面

メタセコイア
新宿御苑058_convert_20111211172340 新宿御苑066_convert_20111211172419 新宿御苑100_convert_20111211204725

フランス式整形庭園
左右対称に美しく整形されたフランス式整形庭園では、約100種500株の特色あふれる花々が咲き誇るバラ花壇を中央に、左右に約200メートル計156本のプラタナスを4列の並木にデザインしている。ヨーロッパの雰囲気あふれるロマンチックな並木道は、四季を通じて憩いの空間として親しまれている。

新宿御苑073_convert_20111211172522 プラタナスの並木 

新宿御苑077_convert_20111211172557 シンメトリーな中央通路

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 まだ咲いていた秋バラ

玉藻池
江戸時代の内藤家の屋敷跡の面影をとどめる庭園。現在の大木戸休憩所には、御殿が建てられ、池、谷、築山、谷をしつらえた景勝地「玉川園」が造られたといわれている。

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イギリス風景式庭園
ゆったりと広がる芝生と、自然のままにのびのび育った巨樹が特徴。開放的な雰囲気の庭園。

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重要文化財・旧洋館御休所
皇族が温室を利用する際の休憩所として明治29年に建設されたもので、設計は宮内省内匠寮である。旧洋館御休所は、当時アメリカの住宅建築を中心に流行した様式を基本とした瀟洒な外観をもち、意匠的に優れ、高い価値がある。また、明治大正期における皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構である。

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ハナノキ(ハナカエデ)とスイセン
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新宿門に向かう道
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(参考資料: 財団法人・国民公園協会新宿御苑公式サイト、花の名所案内)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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鎌倉アルプスより生還

 予定どおり緊急入院できたものと思います。
 緊急入院を予定するのも変な話ですが。

 新宿御苑の紅葉,見事ですね。
 日本全国紅葉の名所は,あちこちにあるでしょうけど,このような広大な緑地が,巨大ターミナル新宿から,徒歩10分くらいの所にあるというのが,東京のすごいところです。
 あと,新宿御苑に限らず,イギリス風景式庭園というのは,単に芝生があるだけのもののようです。

新宿御苑

新宿御苑の紅葉は期待していたよりもかなり良かった。広大な庭園は幾つものバリエーションがあり飽きさせない。新宿を通ることは結構あるが、今まで全く行ったことがなかったということはもったいないことをした気がする。あらゆる季節に木々や花が楽しめるようだ。ふらっと寄ってそれらを楽しむそういた感覚で新宿御苑を見直し、これからはせいぜい利用しようと思う。
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