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入院11日目・GFR(糸球体濾過量)

12月22日(木)
百軒さんから「腎臓の管理の見地から、クレアチニンとともにGFRによる診断が重視されてきている」というコメントが寄せられた。今まで、血液検査結果の報告には必ず記載されていた項目だったが、それが腎臓の状態を把握する指標の一つだということには指摘されるまで全く気がつかなかった。

大分前に尿酸値が上昇しアロブリノールを処方された時にもGFRについては認識できていなかった。抗がん剤治療を行っているがん患者の尿酸値の上昇の多くは、腫瘍崩壊による腎臓の負担が増大していることによる。

高尿酸血症とは、化学療法を行った後、腫瘍細胞が死んだ結果として、血中に核酸、カリウム、リン酸などの物質が大量に放出されて引き起こされる腫瘍崩壊症候群と呼ばれる病態が起こってくることである。これは速やかに治療されない場合、尿酸が腎臓内に蓄積し、腎不全を引き起こすなど腎臓にダメージを与えるというものだ。

腎臓の最も重要な役割は、体内を流れる血液を糸球体で濾過してきれいにするとともに、血液から取り除いた老廃物を尿として体外に排出することである。入院時から大量のソルデムの投与が行なわれ、治療後もかなりそれが続く。最初は抗がん剤を速やかに全身に回す役割を持つが、薬の投与後、今度は老廃物を排出するのに大量の水分が必要なのである。この水分投与によって高尿酸血症を予防することができる。

腎機能が正常に働いているかかどうかはクレアチニンの数値で判断していた。クレアチニンは筋肉内でクレアチンという物質から作られて血液中に出現し、腎臓の糸球体でろ過されて尿中へ排泄される。そのため腎機能が低下すると血液中のクレアチニン濃度が高値になり、腎臓以外の影響を受けにくいことから、腎機能の障害を正確に反映するといわれる。

GFRとは糸球体濾過量の略で、フィルターの役目を果たす糸球体が1分間にどれくらいの血液を濾過し、尿をつくれるかを表す。つまり、GFRとは、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しており、この値が低いほど腎臓の働きが悪いということだ。GFRは慢性腎臓病(CKD)の病期の進行を診断する数値であるが、腎臓の働きを知るのに有効である。

下記の表は、尿酸値とクレアチニンが上昇するとGFRが下がるといった状態を示している。早見表を見るとGFRの数値の位置が分かり、クレアチニンより詳しく腎臓の状態を把握できる。(13、14日ベンダムスチン投与)

無題

日本人のGFR推算値早見表
http://www7a.biglobe.ne.jp/aijinkyo/gfr_hayami.html

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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No title

腎機能の低下は、薬の副作用が原因ですかね?
もう大分良さそうですね!
私の場合は、尿酸値は正常、CREは、基準値を少しオーバー、eGFRは、50台で中程度の腎機能低下と成っています。
自覚症状は、まったく有りません。
好きな事をして、ストレスを溜めないようにしています。

No title

ベンダムスチン投与後、その抗腫瘍効果によって形質細胞腫瘍が死んだ結果として血中に核酸、カリウム、リン酸などの物質が大量に放出されて腎臓にかなりの負担が生じその結果、GFRが下降し、クレアチニンや尿酸値が上昇したものだと思われます。これに対してはソルデムの大量投与とアロブリノールの服用ということでしのいできました。その結果19日頃からは数値の回復が見られました。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
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