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治療経過ダイジェスト・5

第2回DCEP療法退院以降、ベンダムスチン療法のための入院・退院まで
 (2011.8.18~12.29)


Ⅹ、ベンダムスチン療法

ベンダムスチン療法に至る経過

8月18日第2回DCEP療法を終え退院した。退院時のIgMは3629であった。これ以降どういった薬を使用するのか難しい選択がせまられたが、とりあえずレナリドマイド単独で治療を始めることになった。しばらく単独で効果が上がっていたが、これはDCEP療法の効果が持続していたのかレナリドマイドの効果なのかは定かではない。9月26日にはIgMが2週間で1000上昇した。レナリドマイド単独での療法は限界となった。次の方法として選択したのは以下の3種併用療法である。

レブラミド〈レナリドマイド)5mg×3=15mg/毎日、21日間服用・7日間休薬
レナデックス(デキサメタゾン)4mg×5=20mg/週2日
エンドキサン(シクロホスファミド)50mg×4=200mg/週1回

10月12日早くもIgMは5518と上昇してきている。9月8日には3293であったのが、10月12日までの35日間に2225の上昇が見られた。ほぼ一週間でコンスタントに500ずつ上がっている。シクロホスファミドの影響だろう。白血球と好中球ともに下降した。とりわけ好中球の380という数字は危険領域の500をはるかに下回っている。G‐CSFの注射を週3回やることにした。免疫グロブリン製剤の点滴もした。それでどうにかしのぐほかない。

IgMは毎週測っているが、10月12日から、11月24日までの動きとしては500上がって、100下がり、500上がって100下がり、500上がっている。次の週には250下がり、又100上昇する。こういった動きの原因は分からないが、薬が全く効いていないというわけではない事は確かであるが、薬の効き目よりもがん細胞の増殖の方が強力だということだ。

12月1日の血液検査の結果今まで上昇のパターンが一挙に崩れた。IgMが一週間で6281から7606へと一気に1300以上上昇した。先週先々週とIgMが抑えられていたが、そのたがが外れて一気に上昇したという感じだ。上昇はそれに止まらず12月8日には8417までになってしまった。もはや猶予は出来ない。緊急に入院してベンダムスチン療法を始めないと、何処までIgMが上昇するか分からない。このままいくと数日後には1万を越える可能性があり、そうなると身体に重大な影響が出るだろう。

入院予約は12月2日に提出したが、なかなかベッドが空かず、入院日の連絡がない。結局12月12日に緊急入院ということで、空いていた消化器科病棟に入院することができた。

ベンダムスチン療法の問題点
ベンダムスチンの副作用として重度の白血球減少があるということだった。「血液学的な毒性は好中球減少症で、グレード3が25%、グレード4が48%となった」(癌Expertsニュース)。通常新たな治療を始める前には、白血球が3000位は欲しいところでる。時間を置くなり、G-CSFで増やしてから治療を開始するが、私の場合は見切り発車をいった感じで、入院前12月8日の検査では白血球が1600、好中球が360であったが、この状態で治療を始めざるを得なかった。

この状態で更に骨髄抑制の強い薬を投与するということはきわめて危険を伴うということだ。つまり白血球が殆どなくなり、感染の恐れが極めて強くなり、その期間が長くなるということだ。つまり回復にかなりの時間を要するということである。色々な支持療法を行ったり、感染予防の措置は採るとしても、感染による重大な事態を考えておいた方がいいと医者は言う。

ベンダムスチン療法
吐き気止めカイトリル3mgを30分点滴して、その後ベンダムスチン(トレアキシン)180mgを(溶)注射用水72mg、生理食塩水178mgに混ぜたものを1時間かけて点滴する。最後に生理食塩水を5分位流して洗浄する。これを2日間やる 。通院治療での点滴と比べて特に大変なわけではない。ただ新薬であり、臨床例が少ないので副作用がどう出るか、骨髄抑制がどの程度か分からないので入院治療をするとことになった。

ベンダムスチンの副作用
治療中の副作用として考えられるのは、1、睡眠過多(過眠)、2、赤血球、血小板の減少、3、食欲不振(胃もたれ)、4、腎臓機能の低下(尿酸値、クレアチンの上昇)。

一番心配した白血球の減少は見られなかった。メルファランやシクロホスファミドによる、白血球減少で治療を中断した事もある。同じアルキル化剤であるベンダムスチンで白血球の減少は当然のものとして予想していた。しかし実際に白血球の数値の推移は以下の通りであった。白血球数 2100(12/26)←1600(12/23)←1300(12/21)←1200(12/19)←2300(12/17) ←700(12/16)←900(12/14)←2000(12/12)。全く運がいいとしか言いようがない。

赤血球と血小板の減少が見られた。赤血球は2回、血小板も2回輸血した。IgGの減少が見られた。IgGが105というのは今までにない落ち込みだ。IgMの増加がIgGの産生を阻害したのだろうか。免疫グロブリン製剤の点滴を行う。

またもう一つの副作用として睡眠過多があった。これを副作用と見るかどうか、この薬の副作用の説明の中に過眠という項目はなかった。13日には恐らくIgMがかなり上昇していただろう。それも影響しているかもしれない。

ベンダムスチン投与後の13日は午後から眠気が急に襲ってきて、午後3時間、夜は8時に寝てしまった。14日から朝は6時には起きるが、8時の朝食後、眠くなりか2,3時間寝る。午後は昼食後4,5時間寝てしまう。夜は8時頃から眠くなり、朝まで寝る。ソルデムを1500ml点滴をしているので3時間おき位に目が覚めトイレにいくが、床に就くとすぐ眠りにはいれる。その後も同じように、ほとんど寝て暮らしているといった入院生活を送ってきた。そのためほとんど体を動かすことがないので食欲が全くない。この眠さが18日まで続いた。

体温はずっと36.5度から36.8度の間だった。発熱によって横になり眠くなるのはあるだろう。まただるさのため横になりたくなることもあるだろう。しかし今回は睡魔が襲ってくるように眠ってしまう。こういったことは今までになかったことだ。

抗がん剤で胃が荒らされているのかもしれないが、胃の膨満感があって、空腹感が全くない。病院では一般食の代わりのものが用意されている。食べられるものを少しでも食べないと体力が消耗してしまうと思って、朝はパン食、昼はうどん、夜はおかゆと変えて少しでも体に栄養を取り入れようとしてきた。

入院経過(12.12~29)
12月12日 入院、ソルデム1500ml点滴始まる。
12月13日 ベンダムスチン第1回目投与、傾眠が強まる(1日16時間位眠る)。
12月14日 ベンダムスチン第2回目投与、白血球900、好中球330
12月15日 赤血球輸血
12月16日 血小板輸血、尿酸値、クレアチニンが上がり始める。G-CSF投与始まる。
12月19日 赤血球輸血。過眠が収まってくる。ほぼ8時間睡眠になる。
12月21日 IgM 6647←8417(12/8)。 尿酸値クレアチニン正常値に戻る。血小板、免疫グロブリン製剤輸血。
12月23日 ベンダムスチンは白血球に大きな影響は与えなかった。ソルデムの点滴終了。
12月26日 G-CSFこの日の点滴で終了。
12月28日 IgMの検査結果 4710←6647(12/21)←8417(12/8)
12月29日 退院

第2回DCEP療法での退院以降、ベンダムスチン療法での退院までのIgMの推移
(8.17~12.28)

oooo.jpg
2011.
8.18 第2回DCEP療法・退院
8.25 レナリドマイド単剤投与
9.26 レナリドマイド+シクロホスファミド+デキサメタゾンの3種併用療法
12.13~14 ベンダムスチン投与
12.29 ベンダムスチン療法・退院

入院中の血液検査結果データー
900.jpg

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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