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がん患者の言葉

1月8日(日)
アフラックというがん保険を主な業務として扱っている生命保険会社のホームページに「アフラック“生きる”com」というがん患者の闘病記を中心に紹介しているサイトがある。その中にがん患者が書いた本からの引用で「言葉の贈物」というコーナーがある。毎日一言づつ紹介している。

がんという病に不本意ながらも冒され、がんを宣告され、死を自らのものとして受け止めなければならない現実に直面し、そのことをいかに捉えなおし自分の生き方として取り込み新たな生を獲得していったか、そういったがん患者の心の軌跡がつづられている。こういった言葉を読んでいるといかに自らの病を受け入れていったのか、生きる希望と展望をどのように見出していったのか、そういったことを考えるヒントになる言葉に出会うことができる。最近の3ケ月に紹介された「言葉の贈物」の中から幾つか引用してみたい。

がん患者の言葉
・世の中にあふれる幾多の苦しみや悲しみに思いをはせるようになったのもすべてはがんがきっかけだった。
・僕はあとどれくらい生きるのだろうか。ではどれだけ生きられれば満足か。そう問い直せば「どれくらい生きられるか」という長さのみに焦点をあてた問いにあまり意味のない事を知る。
・病院から一歩外に出ると、雨を吸った葉っぱたちの濃い緑色が目に入った。濃厚な植物のにおいがする。「いのち」のにおいだった。
・「命の大切さ」「生きている事の素晴らしさ」を本気で伝えたいなら、死を見据えないわけにはいかないと感じていた。(上野創「がんと向き合って」晶文社)

・何もないことが幸せだとも言えない。人生にとって苦しい事、辛い事、嬉しい事、悲しい事全てが集まって人が生きている証のような気がする。(小西豊海「生き抜いて!愛娘」文芸社)

・生きるとは、人生が絶えず私たちに出す問いに答えていくこと。現在は、その瞬間瞬間に、新しい問いを含んでいる。
・未知なるものは時に私を畏れさせるが、投げださない。未知なるがあるからこそ死ぬまで人は生きるのだ。(岸本葉子「がんから始まる」晶文社)

・しかし、悲しく辛い、苦しい世界にいることのなんと素晴らしいことか。生きるというのは、それ自体がとても楽しいことだ。(西田英史「ではまた明日」草思社)

・病気だったゆえに、残された時間が限られているゆえに、虚飾を取り去り、建前を捨てた生き方を究めていくことができるようになった。(重兼芳子「たとえ病むとも」岩波現代文庫)

・私たち人間は何時どうなるなんて誰にも分からないんです。だからこそ1日1日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切な事を知ることが出来ました。
・実は幸せが私たちの一番身近にある事を病気になったおかげで知ることが出来ました。それは地位でも、名誉で、お金でもなく、「今生きている」ということなんです。(猿渡瞳「瞳スーパーデラックス」西日本新聞)

・今あなたが直面しているがんという障害は、あなたの考えを変える、あなたにとって素晴らしい人生を送るための神様からのプレゼントかもしれません。(水津征洋「癌よ、ありがとう」風雲舎)

・人間にとって何よりも大切なことは、この与えられた人生を、どうよく生きるかということにあると考えるようになった。いかに病に冒されて、その生命の終りが近づいても、人間にとってはその生命の1日1日の重要性は変わるものではない。
・死を前にして大いに生きるということが、わたしの出発になった。日々の生命をよく生きるということが、死に対する第1の武器である。(岸本英夫「死を見つめる心」講談社文庫)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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