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特別展「北京故宮博物院200選」

1月24日(火)
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北京故宮博物院のコレクションから選りすぐりの名宝200件が出品される「特別展」が国立博物館の平成館で2月19日まで行なわれる。このような大規模な展示会にしては期間が短く、うっかりしていると終ってしまう。
昔台湾の故宮博物館に行ったことがある。ツアーだったので1時間位しか時間がなく、ほんの一部しか見ることができなかった。長い歴史を持つ中国の美術品を心いくまで鑑賞したいという気持ちをずっと持っていた。

「特別展」にいつ行こうかと思っていた。「北京故宮博物院200選」のホームページを見ていたら、中国が世界に誇る至宝、中国美術史上屈指の名画といわれる「清明上河図」(北宋時代)が出品されている。しかし展示期間が24日今日までだということだった。昨日の雪で道は滑り易く、気温も低かったが、今日行く外ない。

上野駅の公園口の改札の傍に、上野の博物館、美術館の入場券を売っているコーナーがある。そこで「北京故宮博物院200選」の入場券を買えるのだが、窓口の所に、入場規制を行なっていて、会場に入るまでの待ち時間が50分と書かれていた。さらに「清明上河図」を見ようと思ったら5時間並んで待たなければならない。

「清明上河図」を5時間待って見ることは諦めた。しかし平成館の前のロータリーで並んで50分待つどうかは思案のしどころだ。ともかく国立博物館の平成館に行ってみる事にした。状況を見て「特別展」は別の機会にして常設展でも見ようと思った。

上野公園は雪が残り、木々に雪が積もり全く別世界のような雰囲気をかもし出している。晴れ渡った空と雪の白さが絶妙なコントラストを作り、太陽の光が雪を照らし、きらきらと輝きを放っている。木々の枝には雪が積もりあたかも白い花のようだ。最初見たときには白木蓮が花を咲かせているのかと思った位だ。国立博物館も雪に囲まれている。古い建物が雪に覆われるとかえって建物の美しさが際立ってくる。

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国立博物館の入口の入場券売場では待ち時間40分になっていた。少しはましだ。待つかやめるか考えたが、日が照っているのでそれ程の寒さは感じない。この気温だったら40分屋外で待つこともできるだろう。結局入場券を買った。平成館で並ぼうと思って本館の方を見ると、2つの建物の間に丁度収まるかのようにスカイツリーが姿を見せていた。

平成館に行くと200人弱の人が並んでいる。以前「空海と密教美術展」に行った時に40分待ちと書かれていたが20分で入れたのでそれを期待する。25分で会場内に入れた。入場規制をしていても会場内はかなり混み合っている。

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特別展「北京故宮博物院200選」開催の趣旨
明時代の永楽帝から清時代の宣統帝溥儀(せんとうていふぎ)まで24人の皇帝が居城とした紫禁城に由来する北京故宮博物院は、壮麗な宮殿建築と180万件を超えるコレクションを誇る。この展覧会では、それらの貴重な文物から200点が選ばれ出品される。

第1部:今まで門外不出とされていた宋・元時代の書画41件の展示をはじめ、宮廷絵画や文人画の名品、書のファン必見の宋三家、元代文人の名品を一挙公開する。器物では青銅器・玉器[ぎょっき]の傑作や、汝窯[じょよう]の名品が、漆芸では幻の巨匠である張成[ちょうせい]、楊茂[ようも]の作品が、ずらりと並ぶ。

第2部:清朝300年の豊かな世界観をご紹介する。清朝は第6代皇帝であった乾隆帝[けんりゅうてい](在位1735~1796)によって最盛期を迎える。この展示では乾隆帝の4つの肖像画を軸に、大清帝国の夢見た多文化共生の世界観を読み解いていく。北京故宮ならではの歴史の証人となる文物によって、清朝の宮廷世界を大規模に紹介する。


最初に書跡が並んでいる。書道ファンであればかなり興味を引かれるだろう。ファン必見の宋四大家のうち、黄庭堅(こうていけん)、蔡襄(さいじょう)、米芾(べいふつ)の名品を観ることが出来るのだ。書道についての造詣があれば展示品のもつ歴史的意味や今日どのように評価され、日本においてどのような流れを作っているか分かるだろうし、そうなればより個々の書道を見る目も違ってくるだろう。そしてもっと面白く書道を鑑賞することが出来だろうとつくづくと思った。しかしそういった知識がなくとも、展示された作品の造形的美しさを感じることは可能だし、十分に楽しむことは出来る。

書跡の他に絵画、考古、陶磁、漆工、琺瑯(琺瑯)、染織など名品が数多く展示され、それぞれが中国の文化的水準を感じさせる。そしてこういった美術品が散逸せず故宮博物院一箇所に集められ管理されていることにも感動せざるを得ない。

第2部は4章で構成されている。礼制文化、文化事業、宗教、国際交流として展開されている。その中で特に興味をひいたのが、康熙帝南巡図巻で第11巻と第12巻のものがある。10m位の絵巻物になっている。玉鋤(おうき)等筆で清時代・康熙30年(1691)に製作された。製作に6年かかったという。

これは、一つは康熙帝が江南へ巡幸したときの様子を描いており、皇帝の徳治のもと生活する人々の姿が鮮やかな色彩で表現されている。もう一つは、康熙帝が紫禁城に入場するさまが描かれていて、紫禁城に至る幾つかの門も描かれていて、現存する門の写真が絵巻物の上にあって比較しながら見ると面白い。

展示会場の最後にあるのが「清明上河図」である。この本物は5時間待たないと見られないが、その絵巻物の全体と主要部分の拡大写真が飾られていて、それを見れば「清明上河図」に何が描かれているのかよく分かる。写真が飾られている通路と平行して本物が飾られているので、背伸びをすると本物の上部が少し垣間見られる。背の高い人だったらもっと見られるだろう。

「清明上河図」は、北宋の都・開封(かいほう)(現在の河南省開封市)の光景を描いたものと言われていて、張択端(ちょうたくたん)作。全長約5メートル、縦24センチの画面のなかに登場する人物は773人。藷竕ヘ(べんが)の流れに沿って、市民の生活が衣食住にいたるまで細かに描かれ、庶民の幸せな日常生活が画面に満ち溢れている。宋代の風俗を知るためにも一級の資料である。

12時に入場して出たのが14時半だった。200選というから、すぐ見切ってしまうだろうと思っていたが、平成館の2階全部を使っての見応えのあるかなり大量の展示であった。入場者が多くなかなか展示物に近づけなかったので時間がかかったこともある。平成館の1階の会場では、故宮博物院と展示物に関するDVDの上映もやっていた。平成館を出る時には誰も並んでいなかった。「清明上河図」の待ち時間も210分となっていた。それでも待って見る気はしなかった。

(参考資料:「北京故宮博物院200選」公式HP、国立博物館公式HP)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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多忙のため城ヶ島に行けず

 寒いですね。{{ (>_<) }}

 最初の写真は,ウメかサクラかと思った。雪が付着したのですね。
 「北京故宮博物院200選」,ついでがあれば行きたいと思っていたのですが,そんな安易な姿勢では,見に行けないようですね。
 展示物は中国からの借り物なので,そんなに展示期間を長くはできないのでしょうね。
 AKT阻害剤「ARQ092」ググってみましたが,どのがん種をターゲットとするのか定かではなく,実用化はずいぶん先のような感じがしました。

ARQ092

「ARQ092」はどう考えても、次に使える抗がん剤ではないでしょう。実用化されるのはかなり先のことで、血液がんの治療薬となるかどうかも分かりません。担当医は第一三共から発売される抗がん剤だと言っていましたが、調べて見ても第一三共ですぐ使えるような抗がん剤は出していないようです。次回の診療の時にもっと詳しく聞いてみるつもりです。ベンダムスチンでしばらくは治療を続けられると思いますが、その後の薬の準備も出来ていると安心です。
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