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自殺者について

10月11日(木)
 一昨日のテレビニュースで自殺についての特集をやっていた。今日の朝刊で「自殺サイトで契約、報酬払った女性を殺害」といった記事が大きな見出しで掲載されていた。昨年(2006年)自殺者数は3万2千人、毎日100人の人が自殺している。未遂がその3倍と言うから毎日400人もの人が死のうとしている。

 何故こんなことになってしまったのだろうか。小泉政権の改革路線のもとで、構造改革・財政再建・規制緩和の荒波は、さらに過酷な二極化・貧困社会の進行(所得格差、地域格差)となって現れてきている。産業再編合理化の中で、年収300万未満の所帯も27%に達し、収入源についても28%の所帯が「年金や生活保護」を挙げ、「仕事がない所帯」も過去最高の22%に達した(福祉保険基礎調査より)。労働現場では06年度の労災認定で過労自殺(未遂も含む)が過去最高の66人となり(前年比6割増)、精神障害の認定者数も大幅に増加している(厚生省)。

 一方で「ホワイトカラー・エグゼンプション」なる正規職員(正社員)に対するただ働き、長時間労働、過労死、過労自殺を促進し、一方で非正規雇用者(臨時、派遣、パート)の増大によって生み出される「ワーキング・プアー」なる低所得者層がどんどん広がっている。こういった棄民政策の中で見せかけの景気回復が言われているがこの上辺だけの(大企業がリストラと低賃金労働力の導入によって作り出している)現象に惑わされてはならない。

 朝日新聞の「人・脈・記」の中の派遣労働者ネットワークを立ち上げた「東京ユニオン」の高井晃氏の発言が印象的だった。「人を育てず、都合よく使い捨てる経営者に経営者を名乗る資格があるだろうか。これ以上不安定で希望の見えない働き方を許すべきではない。」
 ネットで自殺者についての記事があった。引用してみる。

悲しき真相、3万4427人の自殺者 
 02年8月24日から29日にかけて横浜市で開かれた、第12回世界精神医学会(WPA)の推計によると、世界で日本が実質自殺率1位でした。
 マスコミは同年、「自殺4年連続3万人超」「昨年 目立つ経済苦」などと報じました。遺書から動機や原因を分析したところ、「健康問題」が統計のある78年から連続してトップ。次いで2番目に多かったのが「経済・生活問題」で、内訳は多い順に「負債」「事業不振」「生活苦」「失業」「就職失敗」「倒産」でした。

 年次別自殺者の推移を見てみると、1978年(昭和53年)から1997(平成9年)までの自殺者数は年2万人台でしたが、1998年には3万2862人に急増します。1997年からの増加率は50歳代男性54%、同40歳代男性33%で、以後この傾向に変化はなく、20003年の自殺者数は3万4427人に達しています。このことから1998年は、自殺者が3万人台に定着した「自殺境界年」、また自殺理由の中で「経済・生活問題」が一気に上昇した「自殺理由境界年」に、当たります。

 同年以降、同一グラフ上に完全失業率曲線と自殺率曲線を描くと、両曲線の推移は見事に一致します。また、東京都立衛生研究所は「日本における自殺の精密分析」において、「自殺の増減は景気の動向と密接に関連しているといえよう」と記しています。

 さらに最近のマスコミ紙面を見てみましょう。「世帯所得、4年連続減」「個人自己破産 24万人」「雇用悪化が家計圧迫」「週50時間以上労働日本人4人に1人」「離婚率上昇中」「世帯の所得格差最大に」「働かない若者、年28万人に急増」「ニート急増、社会の機能不全映す」「不登校10年で倍増」「増える若者のひきこもり」「小学生1割強抑うつ傾向」「日本の高校生 自分は駄目」「検挙率 少年、成人の8倍」「10年で治安悪化86%」などの見出しが踊っています。

 日本は何故このような国になってしまったのだろうか。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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