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治療の行方

3月31日(土)
 DCEP療法を入院治療でやっていくことになった。DCEP療法は3度目なので、どこまで奏効するか分からない。主治医はもしDCEP療法が効かなかったらどうするか考えておいて欲しいと言った。緩和ケア病棟への移行を示唆した言葉だと思う。

奏効しなかったらどうするのか。主治医は次の方法を見出すことが出来でいないのだろう。私もそうなったらそうなった時に考えるとしか言えなかった。

 DCEP療法よりも強力な治療方法がないわけではない。骨髄腫のサルベージ療法の一つとしてDT-PACE療法(デキサメタゾン+サリドマイドに加え、シスプラチン+ドキソルビシン+シクロホスファミド+エドポシド)があげられている。DCEPにサリドマイドとドキソルビシンが加わったものだ。

Arkansas Canser Research CenterではVDT-PACE療法を(ボルテゾミブ+デキサメタゾン+サリドマイド+に加え、シスプラチン+ドキソルビシン+シクロホスファミド+エドポシド)を寛解導入療法として行い、高いCR率を得、SCTまで早期に移行できた。

こういった方法が『日本臨床・特集多発性骨髄腫』に書いてある。主治医はこの方法には言及しなかった。知らなくて言わなかったのか、かなり強力な治療法なので、身体に負担がかかり過ぎると判断したのだろうか。仮にDCEP療法で効果がなかった場合上記2つの内のどちらかをやることが可能だろうか。DCEP療法で身体にかなりのダメージを得るだろうから、体調の回復を待ってからしか次の治療は出来ないだろう。そういった判断もしなければならない。

 もう少し時間があれば、新薬であるカーフィルゾミブやポマリドミド、エロツズマブなどが使えるようになって治療の可能性も広がってくるだろう。それまで何らかの方法でIgMを抑えることが出来るかどうかが治療の要である。その方法があるかどうかが将来を決めることになる。

アメリカで開発され承認待ちの新薬の情報はなかなか入ってこないし、それが何時から日本で使えるかは全く不確かだ。「Onyx Pharmaceuticals, Inc.(以下、オニキス社)は、2011年11月29日、再発難治性多発性骨髄腫の治療を適応とする次世代のプロテアソーム阻害剤であるcarfilzomibの新薬承認申請(NDA)について、米国食品医薬局(FDA)により受理されたことを発表しましたのでお知らせします。」(小野薬品工業株式会社 広報室)という記事があった。日本での承認は何時になるのだろう。

 多発性骨髄腫では初めての分子標的薬になるelotuzumabがある。昨年11月に日本での治験でレナリドマイド+elotuzumab+デキサメタゾンの併用療法が行われた。この治験者として募集したが採用されなかった。

「elotuzumabを、レナリドミド+低用量デキサメタゾンとの併用下で投与したフェーズ2試験の中間解析で、良好な客観的奏効率(ORR)と十分な忍容性が確かめられたことがわかった。この中間成績は、2011年12月10日から13日まで第53回米国血液学会(ASH2011)で発表された。」(日経メディカルオンライン)。

治験が終わりどのような手順で承認まで持っていくのか分からない。この薬の承認まではまだ時間がかかりそうだ。もう少し情報を集めて新薬への期待を確かなものとしておかなければならないだろう。

 Pomalidomide(ポマリドマイド)はサリドマイド類似体の経口剤で、著明な免疫修飾作用を呈す。ポマリドマイドは血管成長を阻害し免疫系の機能を刺激するが、癌細胞を直接殺す可能性を有す。また、血管新生阻害剤でもある。全奏効率は62%で、24%にきわめて良好な部分奏効がみられた。レブラミドによる前治療歴を有す患者の奏効率は29%であった。

骨髄腫患者の治療分野において、ポマリドマイドはレブラミド(レナリドマイド)やサレドカプセル(サリドマイド)と競合する薬剤として期待される(ASH 2008)。ポマリドマイドの再発難治例を対象にした第Ⅱ相試験の報告が行なわれ、奏功率63%とかなり良い成績で、レナリドミドに次ぐ第4の新薬となるだろう。かなり臨床試験が進行しているのもかかわらず、米国食品医薬局(FDA)への新薬承認申請(NDA)が出てこないのが残念だ。

新薬での治療が可能か。DCEP療法に変わる方法があるのか。様々な情報を集める外ない。どちらにしても「人事を尽くして天命を待つ」他ない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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No title

DT-PACE療法 VDT-PACE療法
ドキソルビシンは、限度量の関係で使えないのではないでしょうか。
 DCEPが効かなくなったときに最近効かなかったサリドマイド ボルテゾミブを加えて効くでしょうか。
 相乗効果で効く可能性があるとかやってみなければ分からないというのであれば、個人の自由ですが、
 副作用は確実に上乗せされ死期を早める可能性が高い気がします。
(素人の個人的見解です)
Carfilzomib
 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201112/522678.html
 他の薬で日本でExpanded Access Program(EAP)を利用したという話を見たような気がします。
(間違いかもしれない)
 利用できても手続き時間が間に合うかどうかわかりませんが....
緩和医療
 在宅緩和ケアが可能ならよいのですが、yosimineさんのケースでどうなんでしょうね?

ドキソルビシン

ドキソルビシン(アドレアシン)は、最初に入院した時にVAD療法で使用しましたが、かなり強力な薬であると言われたことがあります。悪性リンパ腫の治療法としてのCHOP療法でも、体力的に問題がある人はドキソルビシンを除いたCOP療法にする場合があるようです。

最初の入院の時は体力的にも、造血幹細胞の力も十分あったのでそれ程の副作用に悩まされませんでした。今は全てが衰えてきているのでドキソルビシンの使用は厳しいとは思っています。確かに強力な治療は身体へのダメージを強めるでしょう。バランスを考えた治療を選択するということは難しいことです。

自宅での在宅の緩和ケアは可能です。ただ主治医は病院の緩和ケア病棟を推称しています。その時の状況に応じて判断することにしましょう。結局は殆どは家にいることになるでしょう。

No title

「人事を尽くして天命を待つ」良い言葉ですね。
運命は分かりませんがなる様になる事も多いのかもしれません。
楽な人生なんて無いな~とも思いますが、草花に癒されて散歩しているyosimineさんにこちらが癒されています。

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No title

ローズママさん、ご心配有難うございます。どちらにしても人の運命は決められているのでしょう。そのなかで、じたばたしながらも好きな事をやっていくほかありません。そうやって割り切って生きていく他ないのが人生なのでしょう。限られた人生だからこそむしろ辛いことにも耐えられるのであって選択の余地のあるのではないかと思っています。
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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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