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入院10日目-吉祥寺の桜

4月13日(金)
 就寝時間が22時ということもあって、朝は4時とか5時に眼が醒めてしまう。病院では体動かすことが少ないから眠りは浅い。早く目が醒めても6時まではベッドにいなければならない。それでも5時半頃になると、洗面歯磨きを始めて、談話室にある給湯器でドリップコーヒーを入れゆっくりとたしなむことにしている。談話室は日中には子どもの面会者などおり感染上問題があるが、早朝なら大丈夫だろう。

6時過ぎには看護師が朝の検温に来る。体温、体重は自分で測っておく。血圧、血中酸素を測り、採血があればその時にする。その日の予定を患者に伝える。それが終ると8時頃に朝食が配られるまで特にやることはない。

運動は患者にとっては極めて重要である。幾つかの病院では緩和ケアチームによる患者への運動指導が行なわれている。ベッドから離れられない人はベッド体操のやり方を指導されるし、移植室の廊下には足こぎバイクがあっていつでも使用できる。体力の維持や退院後のスムーズな社会復帰のため入院中の運動は不可欠なものである。

 今の時期だと朝はすがすがしく気持ちいい。散歩には最高にいい陽気だ。ウォーキングほどいい運動はない。基礎代謝を高め、身体の活性化を促す。そのことが免疫力強化につながる。感染症の中でリスクの高い肺炎の予防には運動が一番だといった移植患者への説明書を読んだことがある。

白血球が300という状態で散歩に出るというのはなかなか決意のいることだ。医者や看護師に話とたとしてもベッドから出ないようにといわれるだけだろう。しかし6時過ぎ空気がきれいで誰もいない病院の敷地内を30分位散歩するのは、ベッドにこもっているよりはずっと体にいいと思う。こう自分で勝手に判断し6時過ぎ散歩に出かけた。

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 吉祥寺山門

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 参道から山門を見る

吉祥寺037_convert_20120413160457 吉祥寺参道 

吉祥寺040_convert_20120413160408 参道の桜並木

吉祥寺011_convert_20120413150351 鐘楼

吉祥寺013_convert_20120413150459 経蔵

吉祥寺006ed_convert_20120413150100 経蔵

吉祥寺016_convert_20120413150841 鐘楼と経蔵

▼ 
桜の満開の時期はあっという間に終わり、そろそろ葉桜の時期だ。桜の花見は最後だろうと思って病院裏手の寺院・吉祥寺の桜見物に行くことにした。病棟の窓からは境内の至る所にある桜の木が眺められる。

吉祥寺(曹洞宗 諏訪山): 太田道灌が江戸城築城の際、井戸を掘ったところ、「吉祥増上」の刻印が出てきたため、現在の和田倉門のあたりに「吉祥庵」を建てたのが始まりといわれる。徳川家康時代に水道橋際(現在の都立工芸高校一帯)へ移った。明暦3年(1657)明暦の大火で焼失し現在地に移転。関東における曹洞宗の宗門随一の栴檀林(せんだんりん)がおかれ多くの学僧が学んだ。(文京区公式HP)

山門の右側に咲く桜は古い山門と見事な調和を作り上げていた。山門から続く参道には枝垂桜が鮮やかなピンクのカーテンを作っている。参道を進んでいくと右に鐘楼と経蔵がありその周りを囲むように桜の花が覆いを作っている。本堂前の広場には枝垂桜、山桜など様々な種類の桜が花を咲かせている。本堂の右側に枝垂桜があったが大分は花を落としてしまっていた。しかし、全体的に桜の花はまだかなり残っていて十分楽しむ事が出来た。

寺院の佇まいと桜は色彩的に明と暗ではなが、古くくすんだ建造物を背景としながら鮮やかなピンクのコントラストが絶妙な調和を見せてくれる。古い寺院、歴史的建造物、深く険しい山々に囲まれた桜の情景を考えていたら高野山の桜を思い出した。真言宗総本山金剛峯寺。まだ行ったことはない。一度行ってみたいと思っている場所だ。行ってみたいと思う所があるのは生きていく上で極めて重要なことだと思う。

吉祥寺014ed_convert_20120413150535 吉祥寺本堂

吉祥寺024_convert_20120413162040 吉祥寺本堂

吉祥寺017_convert_20120413150926 本堂前のソメイヨシノ

吉祥寺028ed22_convert_20120413164054 山桜とソメイヨシノ

吉祥寺009ed_convert_20120413163921 枝垂桜

吉祥寺018d_convert_20120413150700 本堂裏の山桜

吉祥寺021_convert_20120413150615 おかめ桜

吉祥寺023_convert_20120413150756 山桜

 吉祥寺の帰りは天祖神社を回っていくことにした。天祖神社の社には巨木が林立している。参道の銀杏並木を中心にスラジイ、ケヤキ、クスノキなど文京区指定の保護樹林が結構ある。その木々が芽吹き始めていた。社の木々は一斉に黄緑の葉を付け始めている。12月に入院した時は、病室から神社の大イチョウが紅葉し、夕日に照らされた枝をきらめきながら惜しげもなく天空に広げていた。それが4ケ月もたつと今度は全く様相を変える。自然の生命力を感じる時だ。新緑は再生する命の営みを深く心に刻み付ける。

吉祥寺042ed_convert_20120413151738 天祖神社拝殿の桜

吉祥寺041_convert_20120413151853 吉祥寺043_convert_20120413162209 新緑の木々

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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No title

私の夫も病気で入院していた時に、早朝病院を抜け出して散歩をしていました。

若いときに痔で入院しいたときは、私に釣竿を持ってこさせて朝早く近くの山へ釣りに行ったり…

男の人は、ずっと大昔、狩りで野山を駆け回っていたころの本能が残っているのかしら、と思ったくらいです。

とはいえ、白血球が少ないですから、どうぞご自愛を!!

朝の散歩

昨日から熱が出てきてしまったのでさすがに散歩は出来なくなりました。散歩をすると1日気分は爽快なのですが、熱があると外に出るよリベッドデ横になっていたいものです。

濃耕民俗と狩猟民族といった分け方がありますが、1年中世界を回ってるテニスやゴルフのプロの選手や、外国に住みそこでチームに入り活躍する選手などを見ると、一ケ所に落ち着くという気はないのだろうかと思います。これこそ狩猟民族ではないでしょうか。

私など旅行にいっても長くても一週間位たつと東京に戻って来たくなります。農耕民族なのでしょうか。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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