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入院5日目・病院内での運動

6月22日(金)
 朝から土砂降りの雨が窓を叩きつける。いつもは5時になれば明るくなってくるが、部屋は薄暗く、朝がなかなか来ない。通常6時起床で朝の検温が30分位の間に行われる。体温、体重は前もって測っておき、血圧、酸素は看護師が測る。採血があればその時行う。

大体6時半頃から30分位病棟の周辺を散歩する。雨の日は早朝の散歩といっても病棟の周りの屋根のある通路を回るか、2階にある長い通路を行ったり来たりするほかない。昨日気がついたが、病院の右奥におそらく患者散歩用の場所として作られたのだろう木々に囲まれた広場がある。その広場を回るように楕円形の散歩道がつけられている。そこを何周か回ればいい運動になる。大都会の病院で患者のために広い場所を確保するのは難しい。その中でも、広場や散歩道を利用して体を動かすことは出来る。どのようにうまく活用するかそれが重要だ。

病院敷地の一番奥にある散歩広場

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病院外壁沿いの散歩道と病院を巡る通路
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 入院することによって退行する体の機能を少しでも維持しようとする本人の健康管理の問題意識がなければ、ウォーキングなどはやろうと思わない。病院側としては、とりあえず場所を提供することに意味を見出しているのだろう。リハビリの支援は行うとしても、運動の指導などは行われていないから、目的意識を持たない人は、一日ベッドにいて体力を減退させていくことになる。

慶応義塾大學医学部での話を聞いた。リハビリテーション科があり、そこで血液ガン患者に対するリハビリテーションの実施を実際に行っているという。一般的にはリハビリテーションというと脳溢血などでの体の麻痺に対する機能回復を意味するように思えるが、がん患者が長期入院で体が弱り、退院しても中々日常生活に戻れない現状を回復するべく、入院中、例え移殖室に入ってもベッド体操などで体の筋力の衰えを進行させないため、体操のやり方を書いたパンフレットを配って、指導しているそうだ。しかしほとんどの病院では運動指導など行われてはいない。

確かにがん患者は倦怠感や疲労感に悩まされている。体を動かすのも億劫な状態であることが多い。しかしいずれ治療後、退院すれば日常生活に戻らなければならない。その時に入院中どれだけ体を動かしたかどうかによって決定的な差が生まれる。社会復帰のまでの期間は体を動かした量に比例すると行っても言い過ぎではないだろう。

 普通の人が社会生活ではほとんど動いてないと思っても、また専業主婦が家事しかしないとしても、それでもかなりの運動をしていることになる。しかし入院中は目的意識的に体を動かさない限り筋肉はひたすら減退してくる。最初は筋力が低下してくるが、長い期間筋肉を使わないでいると、体はその筋肉を不要だと考えて少しずつ「リストラ」を開始する。それをどこかで止めなければならない。

筋肉には速筋と遅筋の2種類があり、速筋は速い動きをするときに、遅筋はゆっくりした動きをするときに機能する。ウォーキングは有酸素運動であり減量、高血圧や糖尿病などの生活習慣病などの予防に効果がある。しかしウォーキングは遅筋ばかりを使う運動であるため、速筋を増やす効果は期待できない。

そういった意味で筋トレとウォーキングをうまく組み合わせて運動する必要がある。筋トレといっても筋力アップを目的にする訳ではないので、無理のない柔軟体操位を規則的に行っていれば良いだろう。入院中であれば、ベッド体操と敷地内のウォーキングをする位しか出来ないが、重要なのは習慣化していけるかどうかだろう。ベッド体操は色々紹介されているが、自分に適した組み合わせでやっていけばいいだろう。起床時間前の10分位でも体を満遍なく動かすことによって、かなり気分は爽快になる。

ベッド体操の一例 :

両手を組んで、大きく伸びをするように頭の上まで組んだ両手を上げます。次は、膝を立てた状態になり、股を開きます。その後は、膝を立ててそろえた状態から左右交互に倒しましょう。それができたら、今度は腰を浮かせます。同じように膝を立てた状態から腰を少し浮かせます。腰周りの筋肉を鍛えることができます。最後は、おへそをのぞきこむように顎をひいて頭を上げましょう。腹筋を鍛えることができます。(リハビリ体操をはじめよう)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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