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治療経過ダイジェスト・7

第3回DCEP療法退院以降、M2プロトコルでの入退院まで
(2012.5.1~7.2)

ⅩⅢ、第3回DCEP療法以降


1、DCEP療法後
第3回DCEP療法での退院以降、入院治療によってIgMの減少が殆ど見られなかったということもあって、その後の通院治療方針を立てることができなかった。ラステッド(エドポシド)を使ったりエンドキサン(シクロホスファミド)を使用したり、これは単にDCEP療法で使用し効果が見られたから使ったにすぎない。診療日に採血結果を見て次は何を使おうとかとその場しのぎのため無理やり考え出した方針でしかない。といってもそういった方法をとるしかなかった。(第3回DCEP療法での入院4月4日、退院5月1日)

2、IgMの増減
無題

3、DCEP療法後の治療

5・21~ ラステッド(エトポシド)25mgを一週間毎日服用。効果なし。
5.27~ エンドキサン(シクロホスファミド)200mgを2日間、レナデックス(デキサメタゾン)40mg4日間服用。
6.4~  エンドキサン200mgを2日間、レナデックス40mg4日間を服用。
6.11~ エンドキサン200mgを4日間、レナデックス40mgを4日間服用。

6月11日の血液検査の結果IgMの値が11000と急激に上昇した。どういった薬を使って治療をするかどうか決まっていないが、入院治療をせざるを得ないと判断した。

ⅩⅣ、M2プロトコル

1、治療にニドランを使用
6月18日入院後、担当医から今回の入院治療で使用する薬の説明が行われた。今回は今まで1度も使われたことのないニドランという抗がん剤をメインに使用する。ニドラン(塩酸ニムスチン)+オンコビン(ビンクリスチン)+エンドキサン(シクロホスファミド)を組み合わせた療法だ。この併用療法をM2プロトコルという。本来M2プロトコルという療法はオンコビン(ビンクリスチン)+BCNU(カルムスチン)+アルケラン(メルファラン)+エンドキサン(シクロフォスファミド)+プレドニゾン(プレドニン)の多剤併用療法を指すが、この病院では今回の組み合わせをもってM2プロトコルと言っている。

ニドラン (一般名 塩酸ニムスチン) : 
1970年代に日本で開発、発売されたニトロソウレア系のアルキル化剤に分類される抗がん剤。アルキル化剤は大きく分けて、エンドキサン(シクロホスファミド)やイホマイド(イフォスファミド)などのナイトロジェンマスタード系とニトロソウレア系などがある。

2、何故ニドランを使用したのか
今回の ニドランを中心とした療法を何故選択したのか担当医からの説明は以下のとおり。。ニトロソウレア系の抗がん剤は今まで使用したことはない、というのが第1の理由だ。骨髄抑制が比較的強くない組み合わせがあったというのが第2の理由だ。今まで使用したことのない系列の薬は、薬物耐性が全くないので効く時には大きな効果を発揮する可能性がある。

今回ニトロソウレア系抗がん剤を使用することになったが、何故サイメリン(ラニムスチン)でなくニドラン(塩酸ニムスチン)を使用することになったのか、といった質問に対して担当医は次のように答えた。ニトロソウレア系抗がん剤を使おうと思って、それぞれの併用療法を当たって見た。現状で血球の状態がよくないので骨髄抑制があまりない強くない組み合わせを探した所、ニドラン+オンコビン+エンドキサンが適していると判断した。エンドキサンの骨髄抑制が考えられるが、500mgを1回投与という量なので影響はあまりないだろう。

3、投与スケジュール

9:30~10:00
カイトリル注(3mg3ml)+生理食塩水(50ml)
10:00
オンコビン注(1.4mg)+生理食塩水(20ml)
10:00~11:00
ニドラン注(100mg)+注射用水(20ml)
ブドウ糖注射液5%(80ml)
11:00~14:00
エンドキサン注(500mg)+生理食塩水(500ml)

平行してソルデム(500ml)+メイロン(7%20ml)を10:00~22:00まで点滴。

4、M2プロトコルでの入院治療
6月18日 入院、1回目血液検査、尿検査、レントゲン、心電図絵検査。赤血球輸血。
       IgM9155
6月19日 M2プロトコルを行う(3種の抗がん剤の点滴)。血小板輸血
6月21日 2回目血液検査。19日からのソルデム500mlの投与3日間で終了。
6月22日 G-CSF点滴投与開始
6月25日 3回目血液検査。赤血球輸血
6月26日 血小板輸血
6月28日 4回目血液検査。好中球再び下降
6月29日 赤血球輸血
6月30日 血小板輸血
7月2日  5回目血液検査
      IgM9719
7月3日  赤血球輸血
7月5日  6回目血液検査
7月6日  血小板輸血
7月7日  退院

5、今後の問題
今回の治療では結局IgMは入院時9155だったのが、退院5日前検査では9719であった。これから下がる可能性はないとはいえないが、今の所治療効果は皆無だったといえるだろう。これ以降上昇するかどうか分からないが、どちらにしても10000前後のIgM・M蛋白が血液の中にあって、血液の粘度が高くなる。

この過粘稠度症候群によって、皮膚、手足の指、鼻、脳への血流が妨げられて症状が現れることもある。このような症状としては、皮膚や粘膜(口、鼻、消化管の内膜など)からの出血、疲労、脱力、頭痛、錯乱、めまい、昏睡などがある。また心臓の状態が悪化し、脳内の圧力が高まる。眼の奥の毛細血管に血液が充満して出血し、網膜が損傷して視力が損なわれることもある。こういったIgM増加に伴う疾患に対しては、その前兆を見逃さず的確な治療を受けていく必要がある。

7月11日の外来診療日でのIgMの数値は大きな意味を持っている。上がっていたら再入院の可能性がある。すぐ入院というわけには行かないので、その次18日の診療日での血液検査の結果を見で判断するだろう。18日にも上がっていたら、2,3日置いて再入院せざるを得ない。10000ものIgMを通院治療でどうにかできるとは思わない。

入院中の血液検査結果データー 
無題

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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