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入院17日目・眼科の診療

7月4日(水)
形質細胞性白血病
DSCF9981_convert_20120704141542.jpg入院後の血液検査報告(検査詳細情報)には必ずPlasma-lyという表示があった。これは形質細胞が末梢血に出てきている、つまり白血化しているということを表している。そして白血球中での割合は、Otherという項目に書かれている。6/21-9.0%、6/25-5.0%、6/28-3.5%、7/2-1.5%とかなり変動が大きいが、数ヶ月前の時は、0.1~0.5%だったのがこの間急激に増えている。

IgMが10000近くあるのだから、骨髄中の形質細胞の割合もかなり高くなっているのは確かだろうし、それが末梢血ににじみ出てくるのは止むを得ないだろう。形質細胞白血病の診断基準は「白血球分画で20%を超える形質細胞を認める場合」となっているのでまだ形質細胞白血病ではないが、形質細胞が白血化しているのは確かで、この状態になると治療が難しくなるといわれている。どちらにしても、今回の治療でもそうだが、治療効果を期待できる抗がん剤を探し出してくるのは中々難しい。
(右の写真はナース・ステーション前にある七夕飾り。短冊に願いを書いて吊るして下さいとある。)

眼科の診療
来週月曜日に2週間1度の定期的な検査を予定していたが、入院中に見てもらえればわざわざ月曜日に病院に行かなくても済む。そこで月曜日の予約を今日に変更してもらった。担当医が変更手続きをやってくれたが、普通は看護師に任せてしまう。一昨日担当医とIgMの増加に伴う血液の過粘稠が眼にどういった影響を及ぼすのかについて話したことがある。そのことが担当医に眼の診療の重大さを認識させたのだろうか。

網膜の毛細血管は極めて細く血液の過粘稠の影響を最も受けやすい。過粘稠の血液が毛細血管に流れ込むと血栓を作り、その血栓が網膜の動脈を詰まらせる可能性がある。網膜動脈閉塞症には中心動脈閉塞と動脈分枝閉塞があるが、網膜に血液を送っている動脈が詰まり、網膜の細胞への血流が途絶えてしまう病気である。細胞が活動するために必要な酸素や栄養は、血液によって供給されているので、血流が途絶えると、その箇所から先の細胞は死んでしまう。中心動脈が閉塞した場合、突然、視界が真っ暗になり、何も見えなくなる。

網膜静脈閉塞症の症状としては、静脈の内腔がさまざまな原因でふさがってしまうと、その閉塞部から先には血液が流れなくなってしまい、網膜の血管から血液があふれ出てしまう。あふれた血液は、網膜の表面にカーテンのように広がる眼底出血となったり、網膜内に閉じ込められ網膜浮腫(網膜の腫れ)を起こす。静脈の枝の部分が閉塞した場合を「網膜静脈分枝閉塞症」と呼び、乳頭部で静脈の根元が閉塞した場合を「網膜中心静脈閉塞症」と呼ぶ。血液の過粘稠はこのような失明に至る可能性のある疾病を内包している。

また治療中の白血球の減少はサイトメガロウイルスの活性化を抑える力を弱体化させるし、今回は使用しなかったがステロイド剤の使用は、免疫抑制剤の働きを持つのでサイトメガロウイルスの活性化を促す可能性がある。こういった原発性マクログロブリン血症における血液の過粘稠は眼に極めて大きな影響を与えかねない。

眼科の診療では、眼底出血が見られるということだ。6月25日に撮った眼底写真をみると出血箇所は2,3小さな点がある位だったが、今日の写真を見ると1cm位の大きさでじわーと広がっている箇所が3ケ所あった。これは明らかに網膜静脈の閉塞によって、血流が滞り眼底内に出血しているということだ。

今の所出血はごくわずかだがこれ事態を治療することは出来ない。血栓を起こさないように血流をスムーズにすることが必要だ。それにはIgMを減らすほかない。今の所定期的な眼底検査で、眼底出血の状態を点検し、血液の過粘稠が網膜にどのような影響を与えているかを的確に把握していく以外方法はない。失明の恐れのある動脈閉塞症の兆候があったら、即座に血漿交換法をやってもらうことが必要だろう。しかしその兆候を把握できるだろうか。どちらにしてもIgMを何とかして、最低3~4000減らさないと危険水域を脱出できないだろう。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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