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食の安全について

2月5日(火)
 中国で作らせていた餃子に毒物(殺虫剤・メタミドホス)が混入されていた。ダンボール肉マン報道がやらせだったとしても、ありえないと言い切れなかった中国の食の安全性に関する疑問があったことは確かだ。

 少し前に抗菌剤が基準値を超えたウナギのかば焼きやサバ、二酸化硫黄がオーバーしたナメコの水煮や乾燥ナシ、犬や猫が死んだペットフード、発ガン物質を含んだ塗料で塗られたおもちゃ、毒性のある残留農薬を含んだほうれん草やしょうがなど次々と問題が浮上してきた。この状況を見ると何十年か前までの日本の状況を思い起こす。そしてそれは抜本的に改善されたのだろうか。

25年前の食の状況
 25年前に朝日新聞経済部から出版された『食糧』という本に食品の安全性に関しての記述がある。
魚介類
うなぎ:重油でビニールハウス内の水温を真夏並みに保ち、成長するのに天然もので5年、露地養殖で1年半かかるものを半年で出荷できるようにする。通常の10倍の密度で飼育するので水温変化や振動で死ぬ。そのため合成抗菌剤、サルファ剤などを日頃から養殖池にまいたり餌に加えたりする。その薬代で何百万円もかけている。
あわび:採取時に付く傷ですぐ死んでしまうので、傷口に刷毛でサルファ剤を塗ったり噴霧器でかける。直接注射して出荷する。
はまち:はまちの餌とフンや海藻類、ふじつぼが網に繁殖、10日か2週間おきに網を代えるかわりに、有機スズを使った魚網防汚剤を使用し半年間持たせる。有機スズの毒によって奇形ハマチが発生した。

野菜類
なす:重油をたいて夜中でも室温を10度以上にする。見栄えを高める競居合いから高価格が形成。
かんきつ類:へた落ちを防ぐため除草剤の24Dという劇薬を筆で1個づつへたに塗りつける。
みかん:砒酸鉛(砒素)を塗るとみかんが甘くなる。
いちご:ハウスいちごも発芽から収穫出荷まで各種の農薬の力で美しい大粒にする。今の果物は味よりも見栄えが優先される。化学肥料を多用して作った果実は腐るのも早い。遠隔地に運ぶため梱包材料に強力な毒性物質(防腐剤)を含ませておく。
稲:カメムシに稲の汁を吸われると針先ほどの黒班ができる。米千粒の中に含まれるその数によって米の等級が決まり値段も決まる。米の等級制度が農薬の大量散布を強いている。

 しかし問題なのは化学肥料、殺虫剤、防虫剤、土壌消毒剤-土壌の生物を無差別に殺すクロールピクリンの大量投与だ。これらの散布には防毒マスクが必要となる。こういった有害な農薬が惜しげもなく投与された食物が食卓に供給され続けているのだ。

食肉類
豚:丹毒にかかった豚は82年には80年の4倍、81年の2倍になった。81年には病変で500頭廃棄している。肺炎にかかった豚は55年には0.5%だったのが80年には63%となった、80年には81%の豚が部分廃棄された。胃潰瘍になっていない豚は皆無。効率重視の密飼い(畳3分の一畳)と給餌、百種にも及ぶ大量の栄養剤投与、無理を重ねた品質開発。
牛:等級があり、特上と並の差は2.6倍となっていて、霜降りを作るため草食動物の生理も無視して濃厚飼料、カロリーが高く脂肪を作りやすい飼料穀物を大量投与。
にわとり:ジャパンファーム(三菱商事)では畳一畳に46羽押し込められ、口ばしの先端を切断し、羽を取り除く。一切運動させないブロイラーとして飼育。

 こういった食の状況の中で80年8月10年ぶりの身体障害者実態調査が行われた。先天異常や異常分娩による障害者が10年間で2・8倍となり、妊娠満8週から、生後1週間未満の死亡児の割合は2.8倍となっている。

現在の食の問題点・食品添加物
 こういった25年前の日本の食に対する安全基準は確かに改善されているだろう。しかしそれでもまだ日本の食は安全なのかという問題は残る。食品添加物の国内での生産量から判断すると、平均的日本人は1日約11g、これを積み重ねると1年間で約4kgの食品添加物を摂っている。日本で使用されている食品添加物は1400種類以上もある。

 どのようなものに食品添加物が入っているのか。甘味料、着色料、保存料、贈粘安定剤、糊料、酸化防止剤、発色剤、防カビ剤等がありほとんどの食物に含まれている。食品添加物の摂取によって、その蓄積と複合化によって、遺伝毒性、変異原性(突然変異)、発ガン促進性、アレルギー性、染色体異常、成長抑制、急性毒性などの体の細胞への悪影響は計り知れない。

 また遺伝子組み換え食物の問題もある。組み込んだ遺伝子が、もともとその生物が持っていた性質の中で機能していなかった部分を活性化させてしまい、全く予想もしなかった毒性物質ができ、死亡者を出した例や、アレルギー物質を生成してしまった事例も起きている。また、逆に必要な栄養素などを生み出さなくなる可能性もある。

 しばらく前に問題となった“環境ホルモン”(内分泌撹乱物質)の問題も遺伝子組み換え食物と関連している。現在8万種類の化学物質があり、70種類以上の物質が環境ホルモンとされている。すでに、20才の男性の精子数は、40才の男性の約半分となってしまっている。

日本の食の安全はどうなるのか。
 日本の農業においても有機農法といったものが徐々に浸透してきているが、やはりまだ多くの農家において手間と採算との関係で農薬は必需品となっている。米、野菜、果物は農薬で汚染され、多くの食物には食品添加物が使われている。漬物屋さんは自分の所で作った着色料と防腐剤たっぷりの漬物は食べないという。農家の人も自分で食べる分は別に作るという。
 
 中国の農家の取材でも、殺虫剤メタミドホスを散布した野菜は自分では食べないという。中国の家庭は野菜洗いの洗剤で野菜を洗ったり、水に30分以上浸しておいてそれから調理するという。農薬が危険だということは分かっているがそういった野菜を買わざるを得ない。富裕層は安全だとされている日本製品を中国製品の何倍もの料金を払って購入する。

中国 日本の農業においては、昔ほど残留農薬は多くはなくなっているだろうし、致死性の農薬などは使われなくなっているだろう。しかしわずかな残留農薬でもそれと食品添加物や遺伝子組み換え植物が複合して体に摂取された時どういった化学変化が起こるのか。致死性のものになりかねない危険性を絶えず含んでいる。

『中国の危ない食品』内容紹介
 中国食品が世界の食卓を脅かしている。だが、国内の食品汚染はもっと深刻だ。ホルモン剤を添加した養殖水産物が原因で性早熟児があらわれた。喘息治療薬で赤身化したブタ肉による中毒事件の多発。発癌性のある合成染料で卵の黄身を鮮やかにする。下水のゴミ油を加工して屋台の食用油や安いサラダ油に。

 農地には水銀がしみ込み、水道管の八割に鉛塩が使われている。不衛生、利益優先・安全無視。

 一体中国では何を食べたらいいのか。4年にわたり、食品の安全問題を取材してきた中国人ジャーナリストが、恐るべき実態とその社会的背景に鋭く迫り、2006年度のドイツ「ユリシーズ国際ルポルタージュ文学賞」佳作となった衝撃の報告。 (アマゾン紹介文より)

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
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