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「偽装」について

2月7日(木)
 第一生命保険は毎年恒例の「サラリーマン川柳」の入選作100句を発表した。特に去年の風潮としては年金と偽装問題が主流であったことを反映し、それに関する川柳が多かった。幾つか紹介してみたい。
 
 夢に見た 年金生活 今悪夢
 減っていく… ボーナス・年金 髪・愛情
 年金は 賭けるつもりで 掛けている
 国民の 年金、損なの 関係ねえ
 衣食住 すべてそろった 偽装品
 日替の 謝罪会見 今日はどこ?  
 社長業 今や問われる 謝罪力


偽装が何故起こるのか
 昨年の世相を反映する一文字として「偽」という文字が選ばれたが偽装商品が話題に上らない日はないほどだった。2005年10月にイ-ホームズが姉歯一級建築士の耐震構造計算書が偽装であることを国土交通省に訴えてから大々的に偽装問題が報道された。それ以降「偽装」という言葉は枯葉を襲う野火のごとく広がっていった。

 耐震偽装から食品の偽装、建築資材の偽装と後を絶たず繰り返し発見される。もちろん偽装は昔からあっただろう。しかし何故これほど発見されるのだろう。大部分は内部告発だという。年功序列型賃金清華崩れ、企業は営利中心になり従業員は使い捨て労働力としてしか扱われなくなった。

 その結果、企業に対する忠誠心などは当然のことながらもてない。また今の若者は職を選ばなければそれなりに職はあり、偽装に手を染めてまで会社に残るメリットがない。そういった中で告発は行われる。
 
 利潤を追及しない経営者はいない。しかし今の経営者は手段を選ばず採算を追及する。それがモラルの低下となって現れてきている。見つからなければ何をしてもいいという心情と、皆同じことをしているのだという共犯意識の中で違法な手段を使った利潤追求がまかり通っている。

 客の喜ぶ顔が見たいといって採算を抜きに商売している昔気質の経営者はいなくなったのだろう。「安心な物を安く作るというのは不可能だ」と言い切る経営者がいる。安いには安いなりの理由がある。安くても安全でない物が全く売れなかったら自然生滅してしまう。何を流通させるかは消費者の選択によって決まってくるのだ。

食の安全への疑問 
 読売新聞社が1月12~13日に実施した全国世論調査(面接方式)によると、食品の安全性に不安を感じている人は計83%に達した。

 不安を感じている人に複数回答で理由を聞いたところ、「食品表示の偽装が相次いでいる」が71%で最も多かった。「輸入食品が増えている」の57%、「残留農薬などが気になる」「添加物などが気になる」の各50%が続いた。 

 食品表示の偽装が相次いだ原因(複数回答)では、85%が「経営者や幹部のモラルが低い」ことを挙げた。「行政による食品の監視体制や検査が不十分」(50%)、「法律に違反した場合の罰則が軽い」(37%)などの順となった。

 三菱総合研究所(東京)の調査で、異物混入や不適正表示などを理由に回収するための新聞広告を出した食品は2007年一年間で計570品に上ることがわかった。掲載日数は延べ186日で、2日に1日のペースだ。570品の内訳は、菓子が最も多く全体の33%。総菜などの調理食品18%、サプリメント(栄養補助食品)11%、魚製品8%などと続いた。回収の理由は、異物混入や風味不良などの「品質不良」が58%、「誤表示」が35%。

食品偽装
 2007年は食品偽装の報道がなかった日がないくらい次々と出てきた。1月11日最初に問題となったのは不二家の偽装だ。「不二家」が前年の11月、消費期限を過ぎた牛乳を使ったシュークリーム約2000個を出荷していたことがわかった。老舗であり子供たちにとってはペコちゃんは人気のキャラクターだった。それがあっという間に地に落ちてしまった。
 
 次に問題となったのが食肉製造加工会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)が牛肉ミンチに豚肉などを混ぜて出荷していた問題で、農林水産省はミート社の本社や工場、原料を仕入れてコロッケを製造していた北海道加ト吉など道内5か所で立ち入り検査を始めた。(6/22)
 
 チョコレート菓子「白い恋人」の「石屋製菓」は14日、本社工場で製造したアイスクリーム類やバウムクーヘンから、体調によっては食中毒を誘発する恐れのある大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出されたことを発表した。一部の「白い恋人」で賞味期限を1か月長く改ざんして販売していたことも明らかにし、同社はこれらの商品の自主回収を始めた。(8月)
 
 老舗和菓子メーカー「赤福」による消費期限などの偽装。製造後に冷凍し、最大で14日間保管した後、解凍して出荷していた。その際、出荷日を「製造年月日」と偽り、消費期限もずらしていた。不正表示は30年以上も続いていた。売れ残りの再利用も行われていた。店頭で売れ残った商品を工場に戻し、冷凍した後、製造年月日を書き換えて再包装、再出荷するやり方である。(10月)

 船場吉兆は昨年11月、牛肉の産地偽装などが発覚し、不正競争防止法違反容疑で大阪府警の捜索を受けた。同社の贈答用商品をめぐっては、九州産の牛を「但馬牛」、ブロイラーを「地鶏」と偽り、兵庫・高砂産の穴子を使用していないのに「高砂 穴子山椒(さんしょう)煮」として販売していたことなどが既に判明している。(11月)

 不二家、赤福、石屋製菓、船場吉兆など老舗として地元から親しまれ安心して利用していた店が偽装を行うということはまさに老舗の名に対する裏切りであり、長い間利用してきたなじみ客への冒涜だ。

その他の食品偽装-報道されたごく一部。
 外国産を混入させたワカメを徳島県の鳴門産と表示し販売したとして「鳴門海藻食品」など3社に対し、是正を命じた。

 香川県丸亀市の「ふじや精肉店」が豪州産牛肉を国産と偽って市学校給食会に納入していた事件で、県警生活環境課などは4日、新たにブラジル産鶏肉を国産と偽っていたことを発表。

 「オリジン東秀」(オリジン弁当)が首都圏20店舗で社内基準の消費期限を1日過ぎたコロッケなど4品目を販売していた問題で、同社は28日、消費期限切れの商品や食材がほかに19点あったとする調査結果を発表した。

 「平成17年産福井県産コシヒカリ100%」と表示した袋に、2003~04年産の千葉県産コシヒカリやくず米などを詰めて650袋を商品化した。

 中国製そうめんを数トン輸入したうえ、「MADE IN CHINA」と書かれたラベルの一部を「三輪」の名が記されたラベルに張り替えて販売した。

 食品メーカー「モランボン」(東京)は4日、肉まんなど3商品について、1個あたり「100グラム」と表示しながら、それに満たない重さで出荷していたとして、約32万個を回収すると発表した。

建材偽装
 国土交通省は18日、富山市のメーカー「大沢工業」が製造したエレベーター計152基に、設計よりも強度の弱い鋼材が使用されていたと発表した。強度の弱い鋼材が使用されていたのは、2002年4月~今年12月に製造され、15都府県に設置されたエレベーター計152基。 
 
 建材メーカーのフジモリ産業(東京都品川区)が高速道路などの橋に使う鉄製の円筒型枠(パイプ)の強度試験データを偽装していた。
 
 防耐火用建材のメーカーが製品の大臣認定を受けた後に勝手に仕様を変更するなどしていた問題で、国土交通省は25日、不正な建材の使用が住宅や工場など約3200棟で確認されたと発表。

再生紙偽装
 再生紙に含まれる古紙配合率を製紙会社が偽装していた問題で、日本製紙連合会(東京都中央区)は25日、コピー用紙や印刷用紙など「洋紙」を生産している会員企業24社のうち、7割にあたる17社で配合率の偽装があったとする調査結果を発表した。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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