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秋・病院で

10月15日(月)
 秋になり木の葉が色づき寒さを感じる頃になると必ず思い出すランボーの詩がある。
  「もう秋か。-それにしても、何故、永遠の太陽を惜しむのか、俺たちはきよらかな光の発見に心ざす身ではないのか、-季節の上に死滅する人々からは遠く離れて。秋だ。俺達の舟は、動かぬ霧の中を、纜(ともづな)を解いて、悲惨の港を目指し、焔と泥のしみのついた空を負う巨きな街を目指して、舳先(へさき)をまわす。・・・」(ランボー『別れ』小林秀雄訳)。

 「悲惨の港を目指す」とは何という意味深い言葉だろう、私のこれからの人生を語っているような言葉だ。余命が限られている人生を悲惨と思わないためにどのように生きていけばいいのか「きよらかな光の発見に心ざし」ながら。 

ベルケード療法のための検査
 担当医から呼ばれ病院に出かける。ベルケード使用に関する製薬会社からの要請にこたえるため幾つかの検査をしなければならないというものだ。この薬は保険適用になったものの、使用に関しては厚生省から厳しい制限が課せられている。そのためベルケード使用に耐えられるかどうかの検査をしなくてはならない。

国内での臨床試験においてベルケードの副作用として症状が特に重い肺障害(間質性肺炎)が発現し死亡した例があるということで、とりわけ肺機能が正常かどうかの検査を集中的に行う。
 
 今日は胸部レントゲン検査、呼吸状態の検査、心電図、血液検査を行った。血液検査では血液中のKL-6、SP-D、SP-Aの量が肺疾患の存在を反映する(間質性肺炎の診断補助マーカー)ので調べ、またLDHの検査によって臓器の異常を判定する。17日には胸部のCTスキャンを行う。こういった検査によって肺、心臓、腎臓、肝臓に異常がないか調べ、無ければ製薬会社としてベルケードを提供するというわけだ。

 17日のCT検査を終え医者が報告書を書きそれを製薬会社が審査し使用許可が下りて初めて入院日が決まる。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
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