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抗がん剤治療と副作用

3月5日(水)
梅澤充医師のブログより
『間違いだらけの抗がん剤治療』の著者、梅澤充医師のブログ『現在のがん治療の功罪』の3月4日に書かれた「休眠療法の勧め」の冒頭の部分に、ブログに寄せられた標準的抗癌剤治療だけを勧める「標準的な医者」に対する患者家族のコメントが紹介されている。

「医者が一度その(抗がん剤)治療をお受けになられてはいかがでしょうか。 ガンに罹患して、弱っていくことが目に見えている患者に、その副作用で身体を痛めてしまう治療が最善ですか? 元気な者がその薬に耐えられるのであれば、病人も耐えられるでしょう。健康な人間もその最大耐量にはきっと耐えられませんよ。 副作用に耐える薬を使いながらというのは、身体が悲鳴を上げているのを、ごまかしながら使うということでしょう。 吐き気というのは本来身体を侵すものに対する正常な反応ではないのですか?それを抑えてまでして、そんなに大量に飲む必要があるものでしょうか。」

「標準的抗癌剤治療に”耐えられる”とは、”副作用で死なずに生きていることはできる”という意味です。コメントの投稿者は、QOLを考えた上での”耐えられる”を意味していると思いますが、標準的抗癌剤治療にはQOLなんて無縁の話です。休眠療法とは、はじめからガンとの共存を期待する治療、というよりも”患者さんとガンを見つめて治療を組み立てていくと結果的に休眠療法になる”そういう治療であるような気がします。」と患者家族の声に対し梅沢医師はこう説明し、抗がん剤の投与の量は千差万別の患者に合わせるべきで、決して一様ではないと主張する。

抗がん剤と副作用-体験から
自分が受けた治療は確かに標準的抗癌剤治療であっただろう。抗ガン剤の点滴投与の前には必ずカイトリルという吐き気止めを30分点滴する。医者に言わせると画期的な薬で吐き気を抑えるのにかなりの効果を発揮するというものだ。また白血球を増やすG-CSFはかなり効果的で、このおかげで感染症にかかる期間が大幅に短縮し、移殖の場合無菌室から早く出られることになった。また自己抹消血幹細胞採取の場合、造血幹細胞の増加に効果を発揮した。このような納得できる薬の処方もある。

、最初に使われた抗がん剤はフルダルビンという薬で原発性マクログロブリン血症に関して米国でかなり高い評価を得ている薬であった。マニュアル通りの量を5日間投与した。この薬は副作用もほとんどなかったが、効果もなかった。全く効かない抗がん剤があるという事を始めに体験してしまった。そこですぐさま別の療法に変えることになった。

、次のVAD療法では、アドレアシン、オンコビンという抗癌剤を、ステロイド剤のデカドロンと併用して使用した。そのため、骨髄抑制もなく、吐き気、食欲不振、体力減退も全く感じなかった。

、抹消血幹細胞採取時に使用したアルカロイド系のエドポシドはかなり強力で熱が出たが、即サクシゾンというステロイド剤を点滴しそれによって熱はすっと下がった。ただこの薬は骨髄抑制がかなり強かった。それは白血球が増える時に乗じて自己抹消血幹細胞を採取するので止むを得なかったということは十分理解できた。

、移殖時の前処置の抗癌剤はメルファラン300mgという致死量に近い量であり、それを1時間で点滴投与した。これによる副作用は激しかった。その副作用を抑えるために大量の薬が投入された。抗生剤、抗真菌剤、肺炎予防薬、帯状疱疹予防薬、胃薬、整腸剤、肝臓増強剤、吐き気止め、口内炎用うがい薬、下痢止めなど、さらにステロイド剤を必要に応じて使用してきた。体中薬で満たされている感じだ。この移殖も辛い期間が1週間位で病気に対し最も有効な手段であると説明された。これだけ辛い思いをしても効かない可能性もあるということは紛れもない事実なのだ。幸い絶大な効果があったので辛いことなど忘れてしまったが。

、移殖後退院してからの、再発に関しては、通院でMP療法を行った。メルファランとプレドニンの量は、最初マニュアル通りだったが、採血結果を見ながら、メルファランを減らしプレドニンを増やすなど、薬の量を調節していった。

、現在行っているベルケード療法は、副作用としては血小板の減少、末梢神経障害-手の指先と足の裏の痺れ、体力減退があるが、こういったことを総合しながら薬の量を決めている。マニュアルでは1.3mg×1.6(対表面積)=2.1mgとなっているが、血小板との関係で現在は1.5mgで行っている。また体力減退についてはデカドロンを併用しその量を調整して点滴している。最初は40mgだったが、覚醒作用が強すぎ、20mgに減らした。このように自分体調との兼ね合いの中で、抗がん剤やステロイド剤の量を医者と相談しながら治療を行っている。

納得のいく治療を
たとえかなり辛い治療でも、激しい副作用があろうが医者と相談し、色々意見も入れてもらって選択した治療法であれば、納得できるだろう。一時VAD 療法の効果が低迷していた時期があったが、自己抹消血幹細胞採取のために骨髄抑制の強いアルキル化剤系の抗がん剤は使いたくないという状態の中でVAD 療法以外選択の余地はなかったということもあった。不本意でも納得せざるを得ない治療法もある。

医者と相談し意見を交換し合い、治療方針をその話し合いの中で決めていけるという医者との関係をどう作っていけるかが重要だ。確かに医療知識を盾に強引に標準医療を進めて行く医者もいるかも知れない。しかし大部分の医者はむしろ患者に納得してもらった医療を施したいものだと思う。

医者任せにならないためには、患者は自己防衛策ではないが、一定の自分の病気に対する知識が不可欠なものとなる。そうでなければ医者の言葉に丸め込まれてしまうかもしれないし、医者と対等の話が出来ないことになりかねない。もちろん医者によりますが。同時に選択した結果の責任はご自身で背負うという覚悟が無ければ、自分の望む治療は受けることは出来ない、ということを肝に銘じておく必要があるだろう。選択には責任が伴うのだ。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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