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サリドマイドと併用するのはベルケードかMPか

4月12日(土)
現在の治療内容は、サリドマイドのみで2週間試して見ようということで、サリドマイド100mgを寝る前に飲むだけだ。この薬による副作用は今のところ感じられない。サリドマイドの副作用として挙げられているのが、倦怠感、眠気、便秘、痺れ、めまい、抑うつ、運動失調、震え、吐き気、頭痛などである。100mgという量が少ないせいもあって特に体調に影響は無い。

次回16日の定期検診でIgMが下がればいいが、サリドマイドのみでは効果がないということになれば、化学療法との併用を考えなければならない。そうなるとその化学療法による副作用が出てくる恐れがあり、今のような体調を保つことが難しくなる。

担当医はベルケードとの併用はどうかと言っている。またシクロフォスファミドの名前も挙がっている。ベルケードとの併用がどの程度効果があるか、資料がないので分からないが、ベルケード療法だと月4回の点滴治療と、定期検診2回で月6回通院しなければならない。

これよりも、MP療法ならば月に2回の定期検診だけで、そこで薬の処方をしてもらえば済む。副作用から言えばベルケードは血小板の減少と、手足の痺れ〈末梢神経障害〉があり、MPでは、正常細胞全体の減少が見られる。但しサリドマイドとMPとの併用による奏効率が、38%と他の抗がん剤との併用と比べてかなり低い、その点も考慮に入れなくてはならない。(下記参考)

ベルケードとMP(メルファラン、プレドニン)のどちらもIgMの増加を完全に抑え切ることが出来なかった。しかし効果は恐らく無かったわけではない。何もしなかったならばもっとIgMは上昇していただろう。抑止効果は上昇しつつもあったと思われる。MP療法の上昇率と、上昇し始めてからのベルケード療法の上昇率を比較してみると、それほど違いがあるわけではない。そうであるならば楽な療法の方がいい。両者の上昇率をグラフにしてみると以下の通りになる。

MP療法での上昇
無

ベルケード療法での上昇
iii.jpg

参考:
HYPER-CDT: サリドマイド、シクロフォスファミド、デキサメサゾン-奏効率86%
TCED: サリドマイド、シクロフォスファミド、エドポシド、デキサメサゾン-奏効率78%
TVAD: サリドマイド、ビンクリスチン、アドリアマイシン、デキサメサゾン-奏効率100%
MPT: メルファラン、プレドニゾロン、デキサメサゾン-奏効率38%

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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おじゃまします。
色々治療されていて大変な中、毎日ブログを更新され、旅行や散歩なども頻繁にされているようで、羨ましかったり、勇気付けられたりしています。
ところで、ご病気は、原発性マクログロブリン血症(WM)と言うより、IGM骨髄腫との事でしたね。
主治医の先生は、フルダラビン投与直後には、骨髄腫の認識があったと推察されますが、CD20-  以外にWMと骨髄腫を鑑別する所見は何か出ているのでしょうか。
もしよろしければ教えてください。

 主治医が原発性マクログロブリン血症と診断したのは、形質細胞腫瘍が作り出したMタンパクの種類がIgM(免疫グロブリンM型抗体)であり、多発性骨髄腫に現れるIgG、IgA、IgD、IgEに関しては正常値を示していた事によると思われます。また骨の検査においては骨病変は見られないということでした。
 マクログロブリン血症の症状としての血液の粘着化は、IgMの最高値である9000の時でも、眼底検査など幾つかの検査をしましたが症状としては見られませんでした。この病気では一切の自覚症状は無く、血液検査で血液中のタンパクが多いということで精密検査をして血液がんであることが分かったのです。
 原発性マクログロブリン血症に効果的であるフルダラビンが全く効かず、それ以降多発性骨髄腫関連の抗がん剤で治療を続けてきて、効果が見られた経過があります。そういった意味でIgM型骨髄腫といえると思います。

ちょっと確認させていただいてよろしいでしょうか。
>IgG、IgA、IgD、IgEに関しては正常値を示していた...

基準値以下のものはなかったのですね?

>マクログロブリン血症(WM)の症状としての血液の粘着化は.....

過粘稠症候群は、IGM骨髄腫でも主要な症状ですが、WMでもMMでもあったりなかったりします。

>フルダラビンが全く効かず、それ以降多発性骨髄腫関連の抗がん剤で治療を続けてきて、効果が見られた経過があります。そういった意味でIgM型骨髄腫といえると....

もしそうであるならば、ブログでは、MP療法を始める前にIGM骨髄腫なのでと言われたとありますので、主治医は、VAD+自家移植で効果があったのでIGM骨髄腫と診断したことになります。しかし、VAD+自家移植は、WMでも効果があることは知られています。最近あまり採用されないのは、延命効果が変わらず副作用の少ない療法が、他に出てきたからです。
また、フルダラビン(F)の奏効率は約60%なので、WMでも効かない人はいます。(よたをさんもFが効かず、MMの療法であるMP/CP(MCP)で効果がありました。よたをさんは、IGM骨髄腫でしょうか?)
したがって、これらは、鑑別の根拠にはならないと思います。
私の推察では、
通常、F投与後一週間では、多少IFMが上がっても効果の判定はできないので(普通はよたをさん同様1ヵ月位は様子を見る)、MMと鑑別できる何かが判別したためFを中断し、MMの標準療法であるVAD+自家移植に切り替えたのではないかと考えた訳です。
そこで、鑑別できる何かが、CD20- だけだったのか、他にあったのかというのが質問の趣旨でした。
骨病変の他に、例えば
骨髄像(腫瘍細胞形態)は? 染色体は? CD20以外の表面マーカーは? 腎機能は? 等です。
もしよろしければ教えてください。
しつこくてごめんなさい。

報告が遅くなってすいません。早速ですが、IgGとIgAの数値がどうなっているか持っている資料から抜き出してみます。
IgG 正常値870~2000
2006/10/2 539 11/10 501 11/22 583 12/6 852 12/20 1040 2007/1/10 1102 1/24 1147 3/7 989 3/22 935 4/4 991 4/18 945 5/2 889 5/30 797 6/13 661 6/27 609
7/11 555 7/25 526 11/9 337 11/26 391 2008/1/11 370
IgA 正常値112~580
2006/11/2 56 11/10 42 11/22 30 12/6 19 12/20 15 2007/1/10 16 1/24 27 11/9 27 2008/1/11 20
血液検査後に渡される結果報告の中にはIgGとIgAは検査項目に入っていないことが多く、拾い出した所以上のような結果になりました。IgMの増減に影響を受けている場合もありますし、抗がん剤の影響で減少している場合もあります。
フルダラビンが効果が無いと判断した時にリツキマシブを使おうという話もありましたが、CD-20が陰性だったので使用することはありませんでした。
鑑別できる何かがあったかといわれても、骨髄像(腫瘍細胞形態)は? 染色体は? CD20以外の表面マーカーは? 腎機能は、ということに関しては全く医者と話したことも無ければ検査しているとも思えません。ともかく次々と薬を試しながら治療を続けて行っているという状態です

ご回答ありがとうございます。
状況は、概ね分かりました。
サリドマイドの効果が長く続くといいですね。
このコメントに対する回答は不要です。

追記

>鑑別できる何かがあったかといわれても........検査しているとも思えません。

IGMが高値になる病気は、私が知っているものでも10種類近くあります。その中から、原発性マクログロブリン血症と診断するには、他の病気との鑑別が必要です。各検査項目はそのためのものなので、範囲はともかく、検査自体は必ずしていると思います。

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