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都立庭園-6 殿ヶ谷戸庭園

4月28日(月)
 東京都の指定庭園が9ケ所ある。その中で行ってないのが殿ヶ谷戸庭園と向島百花園だ。11時頃思い立って出掛けた。新宿から青梅特快というのがあって、新宿を出ると、中野、三鷹の次が国分寺だ。20分ばかりで着く。国分寺駅から殿ヶ谷戸庭園まで歩いてすぐだ。

tono1.jpg駅前の雑踏から2、3分歩いていくと公園の入り口だ。公園はかなり広く、周囲の繁華街とは全く異質の空間を形成している。入り口から少し歩いて、中門を通り、整備された庭があり、しばらく行くと入場券売り場に至る。そこから第2の入り口を経て庭園内に入ると、一面芝生が広がっている。芝生の中には円く刈り込まれたつつじがあり、もっこく、赤松などが植えられている。広々とした明るい洋式庭園となっている。

 芝生を見ながら歩いていくと萩のトンネルがあり、秋になるとこの竹のトンネルに萩がつるを張り花を咲かせるのだろう。その奥が藤棚となっている。4月26日から藤祭りが行われるということでどれ程の藤があるのかと期待していたが、棚は一つでまだ半分ぐらいしか花をつけていなかった。どこにも藤祭りらしい形跡はなかった。案内には「樹齢100年を越すフジがあり、このフジはゴールデンウィークの時期に、5.8m×7.4mの藤棚いっぱいに約30~40cmの房をつけ、芳香を放つ。邦楽演奏会や抹茶を楽しむ会などが催される。」とあったのだが。

そこから花木園に行く。ももの花が鮮やかなピンクの花を咲かせている。木の周辺は昔から武蔵野に自生していた野草が数多く植えられ、珍しい植物に出会える。華やかな花木園から下り坂になり孟宗竹の林があり暗くしっとりとした雰囲気に変わる。

 この庭園は武蔵野の自然の地形、段丘の崖にできた谷を巧みに利用した「回遊式林泉庭園」であって、崖の上の明るい芝生地の雰囲気とはがらりと変わり、竹林からは和風庭園が出現する。崖下の湧水池、東京都名湧水57選にも選ばれている「次郎弁天の池」は木々で囲まれ薄暗い。崖上と、下とで雰囲気が一変する造園手法が見所だといえるだろう。この明と暗、洋と和の対比がこの庭の最大の特徴だ。

この池の周辺から紅葉亭という休憩所まで急な坂を上る。この辺りからイロハモミジの木が増えてくる。秋には紅葉がきれいだという。紅葉亭の裏手に鹿おどしがあり、紅葉亭のベンチに腰掛け、弁天池に囲まれた日本庭園を眺めながら鹿おどしの音を聞いているというのもなかなかおつなものだ。

 管理棟に向かう所に秋の七草が植えられている。秋の七草は山上憶良が万葉集で選定し、今に至っていると言われている。
 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)
            かき数うれば 七種(ななくさ)の花
萩の花 尾花(すすき)葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし)また藤袴 朝顔の花」と万葉集で詠まれている。

管理棟に向かう道の周辺はイロハモミジとモッコクがかなりの数植えられている。モッコクについての説明に次のようにあった。「葉に光沢があって全体が端正、品格も最高とあって、「庭木の王」といわれています。モッコクは木斛とも書きますが、これはこの木の花のほのかな香が石斛(セッコク)の花の淡い芳香と似通っているところから、石斛に対しての木斛と称されたと考えられています。」この庭園はかなりの数のモッコクが植えられ、中心的な庭木として庭園に配置されている。同じモッコクでも色々な形があって面白い。

参考:都立殿ヶ谷戸庭園は、大正2年に江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備され、昭和4年に三菱財閥の岩崎家の所有となり、和洋折衷の回廊式庭園となったものである。昭和49年に東京都が購入した。平成10年3月には、東京都指定文化財として「東京都指定名勝」に選ばれている。公園の名称は、昔、この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来している。(「公園へ行こう」より)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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なるほど

 こんにちは、和と洋の対比ですか、確かに、芝生のきれいさと、池をめぐらせた和風庭園は、特徴的できれいですね。藤は、ゴールデンウイークの時は、きれいでしょうね。モッコクが植わってるのか。モッコクってどんな葉っぱだろうかと思いました。
 コメントさせていただきありがとうございました。

コメント有難うございます。殿ヶ谷庭園には行ったことがあるのですか。私は東京都指定庭園にはひと通り行きました。それぞれ特徴があって作った時期や、製作者の意図や思い入れなど全く違っていてそれが庭というものに反映され表現されているのが興味深い所です。昔は仕事が忙しくゆっくりと鑑賞している精神的余裕などありませんでしたが、今は病気療養中ということもあって悠々自適の生活を気ままに送っています。またコメントしてください。よろしく。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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