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映画 『最高の人生の見つけ方』

5月13日(火)
久しぶりの映画館
映画はDVDやテレビでの放映では良く見るが映画館で見ることは長い間なかった。映画館では10年位前に『グリーン・マイル』を見たのが最後で、それ以降映画館に行っていない。退院後は人混みを避けるようにという指示だったのでなおさらだし、それ以前は仕事が忙しく映画館で映画を見ている暇はなかった。

最高の_convert_20100507193829『最高の人生の見つけ方』という映画のコマーシャルで、ガンで余命半年を宣告された初老の2人の残りの人生の生き方を問うものとして紹介されていたので、自分にふりかえって生き方の参考になるかもしれないと思い、10年ぶりに映画館に足を運んだ。空いている時間をということで、午前中の最初の回に行った。かなり空いていた。観客は30~40人しかいなく席はがらがらだった。興行成績はそれでも『相棒』が1位で、2位がこの映画となっている。混んでいる時間もあるのだろう。

あらすじ:
自動車整備工のカーター(モーガン・フリーマン)と実業家で大金持ちのエドワード(ジャック・ニコルソン)が入院先の病院で相部屋となる。方や見舞いに訪れる家族に囲まれ、方ややって来るのは秘書だけという2人には何の共通点もなかった。ところが、共に余命半年の末期ガンであることが判明し、カーターが死ぬ前にやっておきたいことをメモした“棺桶リスト”を見つけたエドワードはリストの実行を持ちかける。2人は周囲の反対を押し切って冒険の旅に出るのだった。

余命宣告されたらどうするのか
人は余命を宣告されたらどうするのか。残りの時間をどのように生きるのか、何を求めるのか。この映画はそれを模索していく物語だ。今までやりたかったことをやり切るのか。しかし何を本当にやりたいのか。そしてそれは自分では気がついていないこともある。カーターは家族子供のため46年間自動車整備工として働き続けた。

本当は歴史学者になりたかったが経済的理由で働かざるを得なかった。彼はやりたいことを封印して働き続けた。エドワードは大金持ちだが信頼できる友人も家族もいない。この二人が”棺桶リスト“(棺桶に入る前にやりたいこと、見たいもの、体験したいこと全てを書き出したリスト)を作りそれを一つ一つ実行していく。金は幾らでもあるエドワードが出す。

タージマハル、ピラミッド、ヒマラヤ、アフリカのサバンナ、香港を周り、レーシングカーでの対決やスカイダイビングにも挑戦し、人生の最後に様々な挑戦を試みる。富豪エドワードの資金力で次々に“棺桶リスト”をクリアしつつ、かけがえのない友情を築いてゆく。そして、それぞれが心から求めていたものを見出し、それが一番大切なことを再確認するのだ。金銭によって得られるものが本当の幸福ではない、人生の最後にしたいことはもっと身近な所にあるということに気がつくのだ。

最高の人生とは
金を使った世界豪遊の最中、カーターが突然家に帰りたいと言う。エドワードが女性をカーターにあてがおうとした事から、カーターは妻の存在の大きさに気がつくのだ。彼は家に戻り、家族みんな集まっての食卓。何よりも幸せな時間が過ぎていく。昔確かに愛していたはずの妻、失われたと思われていた愛が再びよみがえる。

エドワードが、喧嘩別れした娘と絶交していることに対して、カーターは彼を娘の所にだまして連れて行くが、エドワードは怒って遭おうとはしない。しかし、大きな家に帰り、インスタント食品を食べなければならない虚しさ、何人かの若い女友達といても少しも心は晴れない。そして思い切って娘に会いに行く。娘は暖かく迎える。そして孫を抱きしめる。“棺桶リスト”の「この世で一番の美人とのキス」が実現したのだ。結局は幸せ=家族だということなのだろうか。

「最高の人生」それは金を使ってやりたいことを全部やるということではない。人と人との出会なのではないか。余命が短いカーターとエドワードの出会いはもちろん、死を目前にして自分の絆を確認できる人々に会えたことの幸せさを再発見出来たということなのだろう。最も身近にその幸せは存在したのだ。

俳優と監督
この映画で特に感じたのはジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの演技の素晴らしさだ。ジャック・ニコルソンは『カッコーの巣の上に』を見たときから気に入っていたし、最近のマフィアのボス役で出演した『ディパーテッド』ではどう見ても悪役一筋の俳優にしか見えなかった。ともかくその演技力は素晴らしい。

この映画では、最初は傲慢な富豪の顔をしていたが、徐々に、顔が変わっていくというのも凄い。モーガン・フリーマンは『ショーシャンクの空』を見て感動したが今回もジャック・ニコルスンとの掛け合いが非常に鮮やかでその会話を聞いているだけで楽しませてくれる。

この映画の監督が『スタンド・バイ・ミー』『恋人たちの予感』のロブ・ライナーだということを映画を見て始めて知った。余命半年の初老の二人の物語という神妙な状況と、どのように残りの人生を生きるかという難しい課題を、深刻にならず冒険譚を交えながら、コミカルにそつなくまとめ上げ、人生を楽しく生きるのには決して遅すぎるということなどないということを鮮やかに表現している。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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私も映画みてみたいと思います。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
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