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医者の知識

6月5日(木)
 医者は、自分の専門分野だけでなくあらゆる分野の知識を必要としている。専門分野のみの固執は、病状に関しての正確な診断を阻害することになりかねない。私の担当医は内科だが皮膚科や眼科の薬も処方する。またある病院では、内科、外科、放射線科の医者がチームを組んでがん患者に対応し、医療方針を決めていく。こういった個人の知識の獲得と同時に、各科がセクショナリズムを超えて連携していくことによって正しい医療方針を探し当てることが出来るのだろう。

私が原発性マクログロブリン血症と分かったのはあるきっかけからだった。仕事中、足の指に物を落とし、怪我をして近くの整形外科の医者で治療を受けた。1週間位たってもなかなか血が止まらず、血液検査をした方がいいと言われた。その結果、血液中にタンパクが異常に多いということで専門病院に紹介され、病気が判明したという経緯がある。

 町の整形外科医は、血液検査をするにあって、骨に痛みはないかとか、腰が痛いとかいうことはないかと質問した。何でそんなことを聞くのだろうといぶかしげに思っていたが、後になって、血が止まらないということは血液ガンの可能性を考えており、骨の痛みについての質問は多発性骨髄腫を疑っていたということが分かった。整形外科医でもガンの知識があるということに驚いた。

60歳半ば位の町医者だが、医学博士でもあり、多彩な知識を持っていることが言葉の端々に感じられる。以前皮膚の炎症で通院した時に、日本軍が戦場で使っていた薬だと言って処方された軟膏があった。硫黄臭いにおいには閉口したがよく効いた。

確かに整形外科医にとって、多発性骨髄腫の知識は不可欠なものだろう。腰が痛いといって治療に来た人の腰痛の原因が何かを判断出来なければ治療方針も立たないはずだ。多発性骨髄腫の患者の中には、腰や腕などが痛いといって、マッサージや牽引などの治療をやってガンの発見が遅れたといったことがよくあるそうだ。

確かに腰の痛みから、誰がガンを想像できるだろうか。多くの整形外科は恐らく、腰痛の一般的治療を施すだろう。一向によくならず、患者は別の病院に行ってガンであることを知ることになる。その頃にはかなり病状が進行しているというわけだ。町の病院がつぶれ、一方大病院が3時間、4時間待ちが当たり前のように込み合っている。町医者も知識により貪欲に、幅広い知識を持って対応すれば患者もついてくるだろう。現にそういった医者のいる医院ははやっている。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
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