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映画 『風の谷のナウシカ』

10月26日(金)
『風の谷のナウシカ』 
 友人が見舞いに来て宮崎駿の作品のDVDを幾つか持ってきてくれた。彼の作品の多くはどこかでいつか見たことがあると思う。特にこの映画は本も昔買ったこともあり持っているようにかなり気に入っている。もう何年も前に見たことがあるが、あまり覚えておらず新鮮なものとして見ることが出来た。この物語は多くの主題を持っているが、何よりも今問題の戦争と環境の問題が第一テーマとして存在している。

あらすじ: かつて人類は自然を征服し繁栄を極めた。だが、「火の七日間」と呼ばれる大戦争で、栄華を誇った産業文明は崩壊した。それからおよそ1000年、わずかに生き残った人類は、蟲と瘴気の森「腐海」に征服されようとしていた。風に乗り、蟲と心を通わせ、自然とともに生きる少女ナウシカ。人間同士の争いに巻き込まれ、たった一人の力でこの未来の地球を救う為に立ち上がる…。(DVD解説より)

5149DEB7CHL._AA240_.jpg  ある時期(火の七日間戦争=核戦争を暗示している)から地球上にという瘴気が広がり始め、それがどんどん拡大してきている。町が次々とその瘴気に覆われ住めなくなってきている。土と水と空気が人を死滅させていく。防毒マスクをしなければ入れない腐海の森がある。
 
 しかしその森の底には新鮮な空気と水と土(砂)と木々があった。又ナウシカが城の地下室で瘴気を放つとされている茸を育てているがその茸は瘴気を出さない。それは風の谷の地中深くから取ってきた土と引いてきた水で育てたものだからだ。オウムをはじめ腐海の森の動物は森の底の大地と水を守っている。戦争があり、腐海の動物を利用したり、壊滅させようという試みが行われるが結局全て失敗し、ナウシカの共栄共存の方向でまとまる。

 腐海は新鮮な大地の上にある。風の谷は腐海の影響を受けていない。フカイの動物は新鮮な大地を守っている。腐海の動物は攻撃されない限り攻めることはない。私利私欲に惑わされない限り、平和な生活は保障されているのだ。腐海の森が出来たのは戦争によってでありその時大量のオウムが殺された、その死骸を土壌として胞子が根付き大量の黴、茸群、地衣類が発生しそれが瘴気を発生し人が住めなくなっていったのだ。

 しかし動物たちにとっては瘴気は外界から彼らの世界が犯されるのを防いでくれるバリアなのだろう。それに対する如何なる侵入、侵害にも全力での反撃体制取りを全ての動物たちが一致団結して対決する。今まで無防備であり、人間の都合で殺され続けた動物が、腐海の森という侵入不可能の場の中で再生しようとしている。

 それを邪魔する如何なる敵にも絶対に反撃する。仲間が一人でもやられたら総力を挙げて闘いに挑む。自分たちの世界を守るために、やられ続けて来た歴史に終止符を打ち自らの生存の権利へのゆるぎない信念が闘いの力となっている。これは当然の権利なのだ。こういった中で物語は進行していく。自然、環境、戦争、共存、平和、心、愛こういったテーマ語られていく。

 腐海は人間が私利私欲のため作り出した環境破壊の象徴だ。それは戦争という形を持って極端なものとして現れる。ジェノサイド(全破壊、集団殺戮)、敵に対する徹底な破壊行為こそが戦争の本質なのだ。しかし一部支配者の戦争への正当化のオブラートはナウシカの無垢な心によって化けの皮がはがれてしまう。ナウシカは環境汚染の本当の理由を知っている。そしてまたその解決方法も。それこそ自然の調和と生態系の循環への確信・腐海の森の生物たちとの共栄共存の思想なのだ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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