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「没後50年 モーリス・ド・ヴラマンク展」-その1

6月13日(金)
「モーリス・ド・ヴラマンク展」
新宿に用があり出掛けた。新宿駅で損保ジャパン東郷青児美術館の「ブラマンク展」のポスターを見た。ブラマンクは高校の時、気に入っていた画家だった。重苦しく、陰鬱な空の色と、荒ぶれた、激情がほとばしるような大地のコントラストが、当時の心情に一致したのかもしれない。何度も絵の具を重ねながら、自己の心情を絵の中に塗りこめて行く、そういった彼の画風に惹かれていた。

ブラマンクの絵はあまり眼にする機会はない。展覧会もめったにやることもない。今回はブラマンク初期から晩年までの作品80点を展示してあるという。これだけの数の彼の作品だけでの展示会はまさに珍しい企画だ。彼の画風の変遷を辿れるという機会などめったにあるものではない。手短に用を済ませて、早速見に行った。

損保ジャパン東郷青児美術館
gogh_m.jpgこの美術館を損保ジャパンになる前の安田火災海上が運営していた頃、ゴッホの「ひまわり」をオークションで58億円で落札したというニュースを耳にしたことがあるのを思い出した。当時は保険会社が何故そんなに金を持っているのだろうと思った。

新宿駅から5分、超高層ビルの損保ジャパンのビルの42階に美術館はある。新宿エルタワーの裏手にある。美術館専用エレベーターで42階まで行くと、超高層ということもあって新宿という都会の喧騒の中にありながら、極めて落着いた雰囲気を持っている。

エレベーター前にチケット売り場があり、そこから入口までが展望回廊になっている。ここの高さはエルタワーより高い。エルタワーの屋上が足下に見える。エルタワーより前には高層ビルはない。新宿の街並はもちろん、新宿御苑を見下ろし、さらに東京都心から房総半島にかけての眺望が可能だ。美術だけでなく展望台としても楽しめる。そこの明るい雰囲気から、美術館の薄暗い世界に入り込んでいく。

展示場の最後に、常設展示場がある。その展示場の奥に、薄暗い狭い部屋があり、そこに、1987年10月購入した、あのゴッホの「ひまわり」が中央にあり、ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」、セザンヌ「りんごとナプキン」の3枚の絵が厳重なガラス張りの囲いの中に陳列されている。こういった3枚だけ別個に陳列されているのかなり違和感があった。しかし、3枚の購入価格を考えるとそうも言っていられないのだろう。何故かルノワールの絵は、その3枚とは別に、東郷青児の絵と一緒に飾られていた。

モーリス・ド・ヴラマンク(1876~1958年)について
ヴァイオリン奏者や競輪選手として身を立てながら独学で絵を学び、1900年頃から画家として本格的な活動を開始しました。ゴッホなどの影響のもと、鮮やかな色彩と自由な筆致を使った大胆な作品を手がけ、マティスやドランらと共にフォーヴの中心人物として評価されました。その後、セザンヌの影響を受けたきちんとした構図と渋い色合いを用いた作品を描いていましたが、1920年代頃から渦巻くようなスピード感のある筆致と重厚な色彩を用いた、劇的で力強い独自の画風を確立するに至りました。(展覧会案内より) -続く-

テーマ : 思ったこと・感じたこと
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