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銚子市立総合病院の閉鎖

9月26日(金)
市立病院の閉鎖の意味
銚子市立総合病院の閉鎖のニュースをテレビで放映していた。昨日最後の患者が転院し、それを市長が見送る場面が映された。そして今日190人いる職員全てが整理解雇される。その内4割は次の就職先が決まっていない。外来診療は9月30日を持って終了し、全ての業務が終わる。

公立病院の存在意義は、地域医療に責任を持ち、「市民の命と健康を守る」という役割を担うことにある。その維持運営は、何よりも優先させなければならないことであるはずだ。税金をどこに使うのかそれは、市民が決めるものなのであるはずだ。市長は公約を破り、一方的に病院閉鎖を強行した。

確かに、国の研修医制度や診療報酬制度の度重なる改訂により、銚子市立病院はこの数年間に医師不足に拍車がかかり30人以上いた医師が16人に減り、経営状況が年々悪化していることは事実だが、しかし、市は医者を集める努力を本当にしたのか。

医師不足に対して
2008年3月17日、当時の佐藤博信院長が、任期を1年8ケ月残して辞職願を出した。「精神的な疲労」を理由に挙げたが、親しい人には「9億円という資金の上限を決められ、右腕だった事務局長も替えられた。市は本当に病院を立て直す気があるのか」と漏らしたという。

院長不在は、医師集めに影響を及ぼした。3月時点で1人の採用が決まったが、4月以降の着任が固まっていた2人は、キャンセルになった。07年10月に16人まで落ち込みながら、「08年度中に20人体制を確保できる」(病院関係者)勢いだった常勤医師は、再び減少に転じた。全国自治体病院協議会は「事務局が頑張っていたので、こちらも銚子を助けようと、7月1日に医師1人を送ったが、6日後に休止を聞かされた」と憤慨する。閉鎖を前提に計画を進めている市の姿勢の中では、働こうとする意思がある医者がいても引いてしまうだろう。

財政難で何を削るのか

本当に財性難なのだろうか。市当局は新しい市立高校の建設をPFI方式(民間の資金、経営能力、技術力など活用して公共サービスを提供する方式)により行い、新たに70億円近く借金する、としている。
そもそも、前市政は銚子市への大学誘致に公費を90億円以上も投入しており、市の財政危機の最大の要因を作っている。市当局自ら作り出した財政危機であり、それを市民の命綱である市立病院閉鎖という形で市民にしわ寄せしようとしている。

この銚子市民病院の閉鎖はここだけに止まらない。このままでは、首都圏での公立病院閉鎖のドミノ倒しの引き金になりかねない。銚子市民病院の166人の入院患者、1万人の外来患者は医療難民として、ほかの病院に行くほかない。一番近くの旭中央病院では外来患者20%アップ、救急患者が2倍になり、それでなくても忙しい業務にさらに拍車がかかっている。それは医者への過重労働を強いることになり、医者離れを起こす原因になってくるのである。

小泉改革の負の遺産
こういった病院閉鎖をはじめ、福祉の切捨ての元凶は、2001年誕生し2006年9月に退陣した小泉政権の構造改革によるものである。骨太方針により毎年2200億円の福祉予算の削減目標をかかげ次々と福祉の切捨てを断行していった。地方の疲弊や格差問題など構造改革の「負の遺産」が今一挙に噴出してきている。自らの路線の破産を見て小泉元首相は、失政の責任を一切取ることなく、引退表明した。

構造改革により、福祉に関しては、障害者自立支援法により障害者福祉の分野で自己負担が増え障害者の生活が逼迫した。医療の分野では、医療制度改革のため患者の医療費負担が増大し、高額な医療は受けづらくなった。また、医療費抑制は医師の労働環境を悪化させ、地域の医療システムを疲弊させている。

このような国民の医療と福祉という生活に密着する部門を徹底して縮小する一方で、金融機関の不良債権処理等、金融セクターにおける私企業の救済に対して膨大な額の税金を湯水のごとく注ぎ込んできたのである。今銀行は、一向に預金者の金利を上げることなく収益を上げ続け、三菱UFJはモルガンに出資し株20%を取得を目指し、みずほはメりルリンチに1300億円出資、三井住友はバークレーに1000億円出資を決めているという。この膨大な資金を提供できるまでに肥え太っていっているのである。

国民が生きやすいと感じる最大のことは、老後の安心と、医療教育の充実だといわれている。税金をどう使うかは、本来国民が選択できるはずなのに、何故か為政者の勝手に使われている気がする。ともかく自分が払っている税金の使い道には重大な関心を持って対応していくほかない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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