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伊藤塾・スクールカウンセラー

10月3日(金)
スクールカウンセラーの現状
伊藤塾での東氏の話が続いた。スクールカウンセラー(注)の現状についての東氏の話を受けて、参加した教師たち同士で色々と討論が行われた。

現在、ほとんどの小学校にスクールカウンセラーが配置されてきている。しかし来るのは週1回、4時間程という限られたものだ。来る日は学校の通信で父母にも知らせる。その日に学校に行けばカウンセラーと子供のことについて相談できる。しかしカウンセラーが来るのが週一度で、守秘義務があるので中々学校側と連携が取れないそれをどうするか、といった話になった。

学校側が一番知りたがっている情報がカウンセラーだけしか知らないことになる。それでは問題の本質的解決にならないし、カウンセラーもーもただ話を聞くだけで終わってしまう。カウンセラーと学校とどのように連携していけるかそれが最も重要である。

スクールカウンセラーとの連携
注意欠陥、多動性障害(ADHD)の子供の例で、物を壊したり、外の生徒に暴力をふるったりする行為に対して、カウンセラーは臨床心理学的に、そういった衝動は押さえつけるのではなく発散させた方がいいという。しかし学校側としては、それを認めるわけにはいかない。そういたことで、スクールカウンセラーが来ることに抵抗があるといっている教師が多かった。

しかし一方で、スクールカウンセラーとうまく連携している学校もある。教師には中々話せないことでもカウンセラーには話せる。そこで話される内容は、本音で語られるだけあって、教育指導にとってきわめて有効な情報となる。親と生徒、学校、スクールカウンセラーが三味一体となって、問題解決に当たればかなり適切な処置が出来るのではないか。

確かに派遣されてくるカウンセラーの人となりによることも多いと思うが、どうも学校の校長とかは、外部から色々口出しされるように受け止め、最初から拒絶反応があるのではないか。現状に問題があった場合、それを制度として変える事ができなければ、その制度を徹底的に利用し役に立てて行く他ない。切り替えるのはむしろ、教師自らの発想法の方ではないかと思う。カウンセラーを取り込んで学校教育の一環として緊密な連係プレーで子供たちの心のケアーを目指して貰いたいものだ。

教育現場での苦労

教育現場でのさまざまな問題が話された。例えばアスペルガー症候群(興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害)の児童への対応をどうするかなど教育現場での様々な生徒への教師の苦労が発言の中ににじみ出ていた。世間的には完璧にやって当然で何かあるとすぐ教師のせいにするし、子供の問題を全て教師に押し付けてしまう親が多い中での教師の苦労が伝わってくる。

話の途中にも、ある校長に電話があって、子供が喧嘩して、頬を殴られたことについて「学校側として文書で明日までに見解を明らかにしろ」といった親からの電話であった。当日も参加するといった校長2名が急用で来られなくなったと連絡があったと言う。次々と起こる難問に、対処していかなければならない教師の苦労とは並大抵なものではないとつくづく思い知らされる会議であった。

注:スクールカウンセラー
1995年いじめや不登校などの児童生徒の問題の対策として、学校内のカウンセリング機能の充実をはかるために試験的に導入されたのが最初です。初年度の予算は3億円で、各県3校を目安に全国で154校の小・中・高校にスクールカウンセラーが配置されました。
その後、年々規模を拡大させながら平成12年度には予算36億円、配置校数は1643校に達しました。
平成13年度からは文部科学省による「スクールカウンセラー活用事業補助」のもと、本格的にスクールカウンセラー制度がスタートしました。(ブログ「スクールカウンセラーになろう」より)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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ADHD児等については 深く考えるところがありますね

わたしは子供の基本的な教育は家庭できちんとなすべきだと思っていますが、周りをみると母子家庭が多く、いまの世、そうとばかり言ってはいられないのかもしれません。ずいぶん以前から、子供の健全教育のために学校と家庭と地域が連携することが肝要と、言われています。地域の連携が希薄なところではスクールカウンセラーが上手く機能することが求められるのでしょうね。

自分の受けた教育も、子供の受けた教育もかなり以前のことで、今の教育現場で何が起こっているか、全く知りませんでした。マスコミで教育現場の事が話題になる時は決まって教師の不祥事の時ばかりです。
教師が日々どんなに苦労しているのかを知りだしたのは、最近、「いのちの授業」で何回か小学校に行ってからです。親の色々な価値観が交錯し、学校だけでは対応できない状況もあると思います。地域、行政、親、カウンセラーなどの緊密な連携が必要な時代になってきたのかもしれません。決して好ましいとは思いませんが。
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