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患者学・血液学会でのシンポジウム

10月11日(土)
img_01_convert_20081011234813.jpg10月10日から、12日まで、国立京都国際会議場で、日本血液学会の第70回の総会が開かれる。日本血液学会と臨床血液学会が一つになった初めての総会ということだ。この総会の3日目に、「患者と医師が一緒に考える患者学」と名をうった公開シンポジウムが開かれる。

探索医療ヒューマンネットワークシステム部門の試み
患者学という聞きなれない言葉だが、これは田中祐次医師が東大医科学研究所の探索医療ヒューマンネットワークシステム部門として、提唱してきたもので今回血液学会において初めて公開シンポジウムとして取り上げられることになった。田中医師は今回のシンポジウムで司会をすることになっている。田中医師が患者学を取り上げて推奨していった経過や、医科学研究所のヒューマンネットワークシステム部門の役割について以下のように書かれている。

「私たちは、患者、その家族、医療者が有する暗黙知を形式知にすることで相互のコミュニケーションの向上をはかり、 コミュニティ内だけではなくさまざまなコミュニティ間の齟齬を調整する Community Facilitated Medicine(医師と患者のコミュニュケーションを促進していく医療)の確立を目指しています。

田中祐次は2000年より患者会「ももの木」を主催してきました。 その活動の中で、患者、患者家族、医療者の間に齟齬を感じ、その齟齬を調整する Facilitator(世話人) としての活動を通じて患者学(Community Facilitated Medicine)確立の必要性を感じてきました。

本研究室の開設以後、本格的に患者学の設立を目指し、講演活動、Facilitator育成セミナーの開催や患者学会設立活動)を始めています。 これらの活動を通じて、患者学の重要性を世に広めるとともに、本当の患者・患者家族のための医療を目指します。」

患者学とは
「患者学とは病気を持つ患者自らが内省し、身体的・心理的・社会的な健康を勝ち取るために統合する全ての科学的思考」というものだ。つまり患者が主体的に自らの病気と向き合い、医師と協力して治療に当たるということを目指すもので、自分に合った医療の獲得と、患者が病と共にどのように生きるかを考えていくものだ。そのための心の持ち方と自己治癒力の強化がはかられなければならない。

世界的な動きとして英国NHSによって2002年から「慢性疾患セルフマネジメントプログラム(CDSMP)」を発展的に改組し「患者学プログラム(EPP)」が開始された。長期慢性疾患患者の自助と家族の援助を強化するために国家政策として熟達患者を育成している。(Wikipediaより)

須田年生(慶應義塾大学)医師は慶応大学で始めている試みとして「医師と患者さんとの間のコミュニケーションの解析をしていました。そういったコミュニケーション学からのアプローチというのが、患者学の柱として1つ考えられますね。」といっている。

インフォームド・コンセントをさらに進めて
インフォームド・コンセントが今の医療現場ではかなり定着してきている。これは医師が患者に対して、受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、十分にかつ、分かりやすく説明をし、そのうえで治療の同意を得ることで、この概念を医師=患者関係の基本に置こうとしている。

患者学はこの現状の中でさらに、患者同士のコミュニュケーションなども通しながら患者の医療への主体的関わりを推進していくものである。そういった意味で院内患者家族交流会などを活性化させながら、医者と患者と患者家族の連携を深めていく試みが重要な課題となって来るのである。

(明日、「ももの木」の関係で、13時30分からの血液学会の「患者学の公開シンポジウム」に参加するために京都に行ってきます。しばらくブログはお休みします。)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
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