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京都めぐり1日目・寂光院~三千院

10月13日(月)
大原の里・寂光院(天台宗)
鞍馬山から、山沿いの道を大原に向かう。バスの駐車場は離れた所にあるが、寂光院に入る道路際に車を止めそこから10分ほど歩いて寺院に到着する。途中大原の里ののどかな田園風景が印象に残る。収穫を終えた田んぼと、コスモスの花が、昼下がりの陽光の中で、眠気を誘うような穏やかなたたずまいを感じさせる。

京都232 大原の風景

寂光院は何といっても第三代の建礼門院徳子でよく知られている。平清盛の息女、高倉天皇の皇后、安徳天皇の母であり、そして源平の戦に破れて遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子安徳天皇の菩提を弔い、1185年に入寺し真如覚比丘尼となり終生をこの地で過ごした。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
本堂前西側の庭園は、幽翠で哀れに美しく、当時の余韻を残している。平家物語当時のままで、心字池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがある。この姫小松は、平家物語に書かれており、1186年の春、翠黛山(本堂正面に対座する山)から、花を摘み帰った建禮門院が、後白河法皇と対面するところに登場する。庭園にある鐘は諸行無常の鐘と言われているらしく、平家物語の雰囲気を感じさせる庭園である。

京都229 寂光院本堂

本堂は2000年5月の不審火で焼失した。この際本尊の地蔵菩薩立像も焼損した。2005年に再建された。地蔵菩薩は新品で雰囲気は出ないが、以前のは写真を見ると黒ずんでいたので、製作当時のありのままを復元してあるのでそれもいいかなと思わせるほど良く出来ていた。

この火事で地蔵菩薩の中に3万体の小さな地蔵尊が入れられていた事が判明した。それが宝物殿に展示されている。この本堂で、尼さんが寂光院にまつわるエピソードを話してくれた。バスで説明を受け、寺院で説明を受け、いろいろ知った上で、眺めると見方が違ってくるというのは事実だ。知って見ると一層味わい深くなる。

集合時間までは限られた時間しかなかった。三千院まで行って、バスの駐車場まで行く時間はないわけではないが、ゆっくりと見ている時間はない。とりあえず行ってみることにした。寂光院から三千院まで30分弱だった。

三千院(天台宗)に向かう
三千院に向かう道の両側には土産物屋が軒を連ねている。漬物屋が多い。色々な種類の漬物が売られている。大原の名産は柴漬だという。この里の紫蘇が香りがよく建礼門院が皇室の紫色をイメージして考え出したという。当時の大原は冬になると道も閉ざされ、外界から遮断された世界になる。漬物の普及はそういった地理的条件からの必要性から生まれたとも言われている。

またさば寿司が売られていた。そして日本海から大原を通って京都市内に入る道がさば街道と呼ばれていたそうだ。さばを運ぶ時、昔は塩漬けにして運んでいたが、それが発酵して、丁度いい味になるのがこの地域だという。何でこのような山中でさば寿司が売られているかが分かった。

京都239 三千院山門

呂川のせせらぎを越えて、三千院の参道に入る。石段をあがると土産物屋と食べ物屋が並んでいて、赤い毛氈をひいた縁台が並んでいる。観光シーズン連休最後の日とあって、かなりの観光客で賑わっている。その向かいに悠々と建つのが三千院門跡。

三千院の庭園
山門を入り受け付けで拝観料を払い庭園に入る。客殿の襖絵や古文書を背に池泉回遊式庭園の聚碧園を望めば、まだ紅葉には早いが、苔に敷きつけられた大地に青々とした木々が絶妙なバランスをとって配置されている。秋の涼しい空気が緑のにおいと共に運ばれてくる。

庭に下りて、すぐに往生極楽院があり木々に囲まれた中にひっそりと佇んでいる。藤原時代に建てられた49の常行堂のうち、唯一現存する御堂で、重要文化財の阿弥陀三尊が安置されている。

京都2_convert_20100605165818 往生極楽院

最近のテレビコマーシャルで「そうだ、京都に行こう」の中で三千院が出てきて、紅葉の中で誰もいない静けさに包まれた情景が紹介されているが、絶対にそんな光景を目にすることはないだろう。客殿で庭を見るより人の頭を見ているような気がしたし、往生極楽堂では人が列を作っていてとても中に入れる状況ではなかった。休日は観光客が押しかけ、平日は修学旅行の生徒で一杯だ。紅葉の季節になればそれは倍増される。

それでもあの「京都大原三千院」の歌で御馴染みの三千院に行ったという事にはなった。そこからもと来た土産物屋の立ち並ぶ坂道を下り、駐車場に向かった。途中、同じバスに乗っていた夫婦とすれ違ったが、今から行けば集合時間に間に合わないだろうと思っていた。バスはその二人を置いて出発した。多分途中下車したのだろう。そして予定通り17時に京都駅に着いた。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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