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友人のがんでの入院

11月8日(土)
友人が食道ガンで入院した
学生時代からの友人で、最近しばらく会ってなかったが、一週間前に電話があって、食道ガンで入院する事になったといった。病状はかなり進んでいて、体中に転移しⅣ期だという。手術は到底無理だし、放射線治療も気管に穴を開けかねないから出来ないということで、抗がん剤治療でじっくりと治していくほかにということだった。私が抗がん剤治療をしてきた経験からどのような治療か知りたいといっていった。

4日に私が入院していた病院と同じ病院に入院し、6日に部屋が決まったというメールが入った。今日面会に行ってきった。思ったより元気で、起きて新聞を読んでいた。

何故こんなに重症になるまで気がつかなかったのか。それは全く自覚症状がなかったからだという。食道がんは飲み込みが悪くなるとかのどに何かが詰まった感じがするとかいった自覚症状があり比較的早期に発見しやすいがんなのだが。

がんの進行
症状はまったく別の形で現れてきた。右半身が痺れるような感じがした。しかしそれは若い時の事故の後遺症だろうと思っていた。やがて右手がだんだん利かなくなってきた。そういった状態であった時に、ある晩、食事がうまく飲み込めず、夜つばを全く飲み込む事が出来ず、一睡も出来なかった。次の日病院に行って、胃カメラを飲んだら、食道に腫瘍が見付かり、東京医科大学病院に紹介された。

そこで精密検査をして食道がんと診断された。それもかなり重症で、すぐ入院するようにと言われた。しかし、ベットが空いていないので、しばらく待機して欲しいとのことだった。じりじりしながら待ったが、4,5日立っても何の音沙汰がない。止むをえず、娘の知り合いに頼んで今の病院に入院する事が出来た。救急医療だけでなく、かなり重症で緊急を要する病状なのにベッドが空いてなくて待機せざるを得ない人が何人いるのだろうか。

治療の開始
全身に転移したがん細胞は、右半身のリンパに広範囲に浸潤し、神経を圧迫して右半身の麻痺につながっているという。また食道がんの腫瘍が気管を圧迫して気管が9mm位にまで押しつぶされている。これをまずどうにかしないと呼吸が出来なく。そこでかなり危険だが、放射線治療を入院したその日から始めた。

また固いものを食べてそれが気管に詰まる恐れがあるので、流動食にして栄養剤の点滴を始める事になった。ただ中心静脈カテーテルが、うまく入らず、腕から通して中心静脈まで通す方法があるらしく、それをやり、うまくいったそうだ。さらに大動脈もがん細胞に犯されている。肺やその他の内臓にもがん細胞が転移しているという。体中ががん細胞に蝕まれている。

これ以降は抗がん剤治療を長期に渡って続けながら、放射線治療と組み合わせながらがん細胞を縮小させていく以外にない。友人ががんになったということでそろそろ周りでそういった人たちが増えてくる年齢になったのだなといった感慨をもった。

がんの罹患率、死亡率
そこでがんの罹患率や、死亡率について「国立がんセンターのがん情報サービス・日本の最新がん統計まとめ」で調べてみた

2005年の年間死亡者数は108万人である(人口動態統計)。そのうちがんで死亡した人は以下の通りである。
* 2005年にがんで死亡した人は325,941例(男性196,603例、女性129,338例)。
つまり3人に一人ががんで死んでいる事になる。

また毎年50~60万人の人が新たにがんに罹っている。高齢化が進むに従ってその数は増えている。
* 2001年に新たに診断されたがん(罹患全国推計値)は568,781例(男性325,213例、女性243,568例)。

何歳までにがんに罹患するかといった累積罹患リスク(ある年齢までにある病気に罹患する・その病気と診断されるおおよその確率。)によると、
* 64歳までにがんに罹患する確率は、男性11%、女性11%。
* 74歳までにがんに罹患する確率は、男性26%、女性19%。
* 生涯でがんに罹患する確率は、男性49%(2人に1人)、女性37%(3人に1人)
つまり男性の2人に一人がいずれかの年齢でがんに罹患するという事になる。

何歳までにがんで死亡するかといった累積死亡リスク(ある年齢までにある病気で死亡するおおよその確率。)によると
* 64歳までにがんで死亡する確率は、男性5%、女性3%。
* 74歳までにがんで死亡する確率は、男性12%、女性7%。
* 生涯でがんで死亡する確率は、男性27%(4人に1人)、女性16%(6人に1人)

統計を見て
このように見ていくとがんは決して特殊な病気ではなく、統計上がんは2人に一人が罹る病気であって、3人に一人ががんで死んでいる。だから、よくがんになった人が嘆きながら「何で私だけがこんな病気になったのだろう」と叫ぶ場面がでてくるが、よく考えてみれば、2人に一人かかる病気だったら、確立は2分の1だから、罹っても不思議でもなんでもないと思う。ただしこれは60~70歳の年齢になった人にいえることなのかもしれない。20代30代の人ががんに罹る確率は数%なのだから。

2人に一人罹る病気だ、そう思ったからといってがんであるという現状を受け入れるという事が出来るわけでもないし、気が楽になるわけでもないが、少なくともそういった事実は厳然としてあるということだ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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