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学力向上マニフェストの導入

11月21日(金)
しばらく前の新聞(11/9朝日朝刊)に、「公立小・中が学力公約」という見出しで記事が載っていた。記事は「自治体の学力調査で正答率95%に(小学校)、3年生の60%が英検合格〈中学校〉。こんな数値目標を掲げたマニフェストを作る動きが広まっている。」とあった。

その中で、「今年度から学力マニフェストを導入した荒川区」という記事が目をひいた。荒川区の小学校は「いのちの授業」打ち合わせも含めて何回かいったことがあり、馴染み深い気がする。

いのちの授業を終わった後、生徒達全員に授業の感想文を書いてもらう。その感想文を見ると、授業中は中々質問も出なかったり、意見を言ったりしなかった生徒が、感想文の中では、きちっと話を受け止め命の大切さや、生きるということの意味を真剣に考えて自分なりの表現方法でその気持ちを明らかにしてくれている。そのナイーブな心はどのような学力にも比較できない重要なものだ。その基本的な心を持ち続けていれば、現在の命が軽々しく失われていく世の中を変えていく力になるだろうと思う。

荒川区の33の全区立小中学校は、区教委の指示のもと「マニフェスト」をホームページで公表した。各校はどの程度達成できたかを年度末に自己評価し、学校評議員や保護者にも評価してもらう。「学力向上は今の学校の大きなテーマ」という名の下に、数値で表された学力で人間的序列を付けようとするこういったやり方は、差別と排除の温床として公教育を改変しようとするものである。

あくまでも公教育である。機会均等であるべき教育の中に、競争の原理を持ち込み、他者との共栄共存平等を教えるべき場で、それとは全く逆の試みが進行しようとしているのだ。数字で人を評価するようなシステムの導入に他ならない。

この学力マニフェストに対して尾木直樹氏は「数値目標を掲げた途端、教育は窒息しないか。一人でも『切捨てられた』という思いを持ったら失敗だ」と指摘する。「限られた一部の学校を目指す受験競争が激しくなれば、子供の教育にどれだけお金がかけられるか、保護者の社会的・経済的格差が進学先に響いてくる」(小川洋教授)と格差拡大の問題を提起している。教育現場での再編に注目していかなくてはならない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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今の教育現場

全国テスト等の数字だけの判断。嫌ですね。親も子も教師も 解ってはいるけれど 
今のこの時代の日本に生まれたから しょうがない。と。我が家の受験生2人も納得。
我が子の周りだけの話かもしれませんが 親の経済力は本当は関係ないかも。
長男の友人。東京大学合格B判定(ほぼ合格まちがいなし)の子は 今まで塾も
テキスト類もやったことなし。ゲームの達人。毎日は勉強しないけれど 要領の良い
短時間の勉強。これで常にTOPをキープ。やる気と集中力と要領なのでしょうか。
我が家と違うのは・・・DNAかも^^

自分自身が受験勉強という競争を闘い抜いて大學に入ったという経過があるのに、競争と格差拡大の現在の教育制度を批判するのは、確かに気が引けるということはあるわけですが、自分の意思とは無関係の所で、差別化や序列化が行なわれそれで生徒を評価しようとする事が、社会の中で弱者を排除する考え方を生み出して行きかねないという事を危惧するのです。
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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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