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きれい社会の落とし穴

2月27日(金)
ある洗剤のコマーシャルでの発言が気になった。「私汚れていました。目に見えない汚れで汚れていました。」見た目には真っ白でも汚れは落ちてはいないというのだ。この清潔志向は一体何処から来るのであろうか。殺菌、除菌、消臭のコマーシャルが繰り返される。「きれい」を商売にする企業の戦略に煽られていることもあるだろう。きれい思考が蔓延している。

この極端な清潔志向が、アレルギー疾患の大きな原因になっていることは確かである。アトピー性皮膚炎、気管支喘息など生まれる子供の2人に一人がアレルギー疾患にかかる。「きれい社会」は子供たちが本来持っている免疫力を低下させていく。今の親はちょっとした熱でも抗生物質を投与したり、子供たちを守っている細菌類を抗菌グッズで弱らせている。防腐剤や食品添加物は腸内細菌のバランスを崩しアレルギー性疾患になりやすくなる。(藤田紘一郎・下の写真『きれい社会の落とし穴』)

fuji.jpg 清潔志向との関連で思ったことがある。怪我をした時に、傷口を洗ってから消毒薬をつけるのは極めて一般的だ。ある時足の親指に怪我をしたので整形外科に行って治療を受けた。その医者は、傷口を洗ってから何針か縫ってそのまま包帯をした。次の日行ったら、流しの所に足を持っていって、傷口をごしごし洗いきれいなガーゼで拭きそのまま包帯をした。消毒薬は塗らないのかと聞いたらこれの方が直りがいいとい言われた。

その時はあまり納得出来なかったったが後で本を読んだ所、消毒薬は病原微生物を死滅させるが、同時に新たに皮膚を再生させる細胞も壊してしまうので皮膚の再生を阻害すると書いてあった。細菌には必要な働きがあるということをつくづく思った。

確かに人類は文明の進化の中でより清潔なより快適な環境を目指してきたことは確かだが、人間の細胞は1万年前と同じものなのだ。様々な細菌や微生物を必要としている。寄生虫や細菌、排出物、カビ、死体など「汚いものとして排除」されている様々なものは地球上の生態系守る重要な働きをしているということを改めて認識しなければならないと思う。

今西錦司さんは『棲み分け説』で次のように言っている。「身体の形も、棲む環境に適応してきた持ち味で、生き物の間に尊卑貴賎や上や下もなく、みんなでそれぞれに、自分に合った生き物を食べ合っている。そもそもあらゆる生き物は古代史歴から、棲む場所によってそれぞれに棲み分けている。いわば、生物間の分業で、それが生物世界の調和システムなのだ。」

自然界は「調和(バランス)」が取れている。植物や、コレラ菌から、虫、鳥、哺乳類まで、それぞれに「御いのち」を頂きつつ暮らしています。しかし近代文明は、弱肉強食の論理でヒト科が一番偉いんだぞという、ヒト科中心思考の中にありました。こういった洗脳によって、「人間中心自然破壊型文明」が成長していき、全ての生物の共栄共存の調和のシステムが崩されていったのです。 (「とみ新藏ブログ」2/21)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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