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鎌倉-明月院・円覚寺

3月12日(木)
建長寺を後にして、北鎌倉方面に向かう。時間は1時を過ぎていたので昼食をとろうと食堂に入った。紫陽花定食なるものがあった。どんなものか試しに食べてみる事にした。ごぼうとニンジンと油揚げの炊き込みご飯とけんちん汁と漬物、山菜という精進料理だ。紫陽花とはまったく関係ない。ただ、近くにあじさい寺として知られている明月院があるというだけの話だ。

けんちん汁は「建長寺」が発祥の地だという。その昔、建長寺の小坊主が豆腐を床に落してグチャグチャにしてしまって困っていると、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が壊れた豆腐と野菜を煮込み、「建長寺汁」を作った。これがなまって「けんちん汁」になったのだという説がある。

もう一つの説は普茶料理の巻繊(ケンチェン-モヤシを胡麻油で炒め、塩・醤油で、味付けした物)がなまり、けんちんになったというものだ。後者の説が有力らしいが、地元としては、当然「建長寺汁」説で通して売りにしていく他ない。

明月院
鎌倉066_convert_20090314143908 紫陽殿(本堂)

略歴:明月庵の名で永歴元年(1160)に、平治の乱で戦死した首藤俊道の子の首藤經俊が父の供養の為に創建。その後、北条時頼が康元元年(1256)に持仏堂として最明寺を、この地に開く。時頼没後に子の時宗が禅興寺として再興。そして室町幕府関東管領上杉憲方が禅興寺の中に密室守厳を開山に塔頭明月院を復興。あじさい寺として有名。

食堂から近くの明月院に向かう。踏切から5分ばかり歩くと、ひっそりと目立たない入口があり、そこが明月院になっている。6月ともなれば紫陽花があたり一面に青い花を咲かせている事だろう。明月院の中には幾つかの見所がある。

北条時頼廊、紫陽殿(本堂)、宗猷堂(開山堂・そうゆうどう)には、密室守厳の木像を安置され、その側には鎌倉十井の一つ〝瓶ノ井(つるべのい)″がある。だが何といっても明月院の中心は庭の風景だろう。入館パンフレットに春夏秋冬の花ごよみが園内の地図として載っている。季節に応じて花々が楽しめるということだ。庭の右側一体が竹林になっていて、その間を散策できる。昼なお暗い竹林の間を歩くと何故か心がすっきりと洗われるような気がする。

鎌倉064_convert_20090314143959 やぐら

明月院やぐら
明月院で一番目をひくのは、開山堂周辺の崖に彫られた洞窟の中に祀られた様々な仏像の数々である。このやぐらは鎌倉時代最大のもので、上杉憲方の墓とされる宝筺印塔が内部にある。やぐらの壁面には、釈迦と多宝如来そして十六羅漢と思われるものが彫られている。このやぐらは、明治初めの山崩れで発見された為に、規模も大きく保存性の優れた文化性の高いやぐらということだ。

円覚寺
鎌倉085_convert_20090314144047 三門

略歴:1282年(弘安5年)、鎌倉時代後半北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建された。執権時宗は、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依され、禅を弘めたいという願いと蒙古襲来による殉死者を(敵味方区別なく、冤親平等に)弔うために円覚寺建立を発願された。臨済宗の寺で鎌倉五山第二位。約6万坪の広い境内をほぼ一直線に伽藍が並び、15の塔頭寺院が建つ。

明月院から5分ほど歩き北鎌倉の駅前に円覚寺はある。駅前だが駅周辺は杉木立に囲まれ、ひっそりとした雰囲気に包まれている。同じ臨済宗ということもあってか、建長寺と同じように総門からほぼ一直線に山の斜面に伽藍が配置されている。

総門を入り、しばらく行くと、山門がある。山門は三つの門とも書く。「三門は三解脱門(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の執着を取り払って佛殿(涅槃・解脱)に至る門とされ、ここをくぐったら娑婆世界を断ち切り、清淨な気持ちで、佛殿(本尊様)をお参りしなければならない。」と立て札に書かれていた。

鎌倉072_convert_20090314144130 百観音

その門をくぐると仏殿がある。仏殿裏の法堂跡の杉林を過ぎ右折し、左側の石段を上がると唐門(勅使門)があって、中には方丈があり、庭には百観音が置かれている。方丈のわきの木戸口を出て、奥にすすむと、左に妙香池(ミョウコウチ)(国名勝)があり、池畔には虎頭岩(ゴトウガン)がある。池に巌が張り出し、その縞模様が虎の縞に似ている

佛舎利を祀ってある舎利殿が池の脇の道を登るとある。非公開なので、舎利殿には近づけず、門から眺めるほかない。この舎利殿の由来は将軍源実朝が佛舎利の夢を見て、宗の能仁寺に使者を遣わして請来され、鎌倉の大慈寺に安置されたことによる。

建物は、わが国最古の禅宗様(唐様)建築だ。こけら葺きの二層屋根を持つ木造建物で、国宝に指定されている。長らく茅葺の屋根だったが、調査の結果、本来のこけら葺きに改修され、木組の繊細で華麗なことは類を見ない。

鎌倉076_convert_20090314144209 舎利殿

その後、伽藍の周辺にある塔頭寺院を巡り、円覚寺を後にした。総門の入口にJR北鎌倉駅の時刻表があって、湘南新宿ラインの快速の時間を見て、駅に向かった。駅から1分という便利な所だ。こんな駅前に閑静な寺院があるということは全く驚きだ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
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