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定期検診の日

7月22日(水)
2週間一度の定期検診の日。血液検査の結果は以下の通り。

検査結果 
 IgM    1487(7/22)←1575(7/8)←1242(6/25)←1456(6/11)
 白血球   1.7←5.0←1.9 
 血小板   14.7←15.4←14.4
 ヘモグロビン 9.8←10.1←10.2

2週間前に静注したビンクリスチン(オンコビン)の効果で今回IgMは再び減少した。IgMは下がって上がってまた下がったという繰り返しだ。つまりビンクリスチンの効果は2週間しか続かないということが分った。効果を上げている限り、ゾメタとビンクリスチンの点滴は2週間に一度やらなければならない。ベルケード(ボルテゾミブ)のように21日の1クルーの間に4回点滴に通うよりはいいがやはり負担に感じることは確かだ。

今行なっている療法はサリドマイド100mg/毎日+デキサメタゾン(デカドロン)40mg/月4日+ビンクリスチン1mg/2週間に一度というものだ。サリドマイド+VADの奏効率は100%に近いという統計数値があったが、今の療法にVADのアドリアシン(ドキソルビシン)をプラスすれば効果は高まるのは確実だと思うが、白血球数が現状のように低くてはとても使えない。

ビンクリスチンの副作用として以下の項目が上げられている。
(1)運動性ニューロパチー(注)(筋麻痺,運動失調,歩行困難,けいれん,言語障害など)、感覚性ニューロパチー(知覚異常,しびれ感,神経痛,疼痛など)、下肢深部反射の減弱・消失などの末梢神経障害がおこることがある。(注:末梢神経の正常な伝導が障害される病態。)
(2)汎血球減少,白血球数減少,血小板減少,貧血などの骨髄機能抑制がおこることがある。
(3)食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘などの腸管麻痺がおこることがあり,麻痺性イレウス(腸閉塞)に移行することがある。(「gooヘルスヘア」より)

入院中VAD療法を4クルー行ったが、その時ビンクリスチンの副作用として看護師に言われたのは便秘と、手足の痺れだった。確かに便秘気味になってマグミットを服用しながらしのいだ。その時は末梢神経障害の兆候は現れなかった。

サリドマイドの副作用について「多発性骨髄腫の診療指針第二版」には次のように書かれている。「副作用の中で、末梢神経障害が最も多く、投与期間が12ヵ月を超えると、70%の患者で出現すると言われている。通常手足指から始まり、躯幹近位部に拡大する。発現後早期に休薬すれば回復することが多いものの、中止せずに継続すると不可逆的となることがある。便秘は50%の患者に見られ、高齢者では早期に出現する、重篤な場合がある。」

サリドマイドを使用してから既に16ケ月経っている。手足の痺れは少しずつだが強まっているのは事実だ。足の裏全体に何かが張り付いているような違和感があり、手の指先が痺れている。こういった状態でビンクリスチンが追加された場合どうなるかが問題だ。また便秘に関してもサリドマイドとビンクリスチン両方とも影響を与える。十分な注意が必要となるだろう。

ベルケードは効果がなくなってきたから中止になったが、その頃にはかなりの全身の痺れ・痛みが生じそれを抑えるためにガバペンという抗てんかん剤を処方してもらっていた。また血小板の減少が激しく、治療を中断せざるを得なかった事もある。

今回、サリドマイドとビンクリスチンが同じ副作用をもたらすもので、その相乗作用で症状が重くなる可能性もある。そうなるとこの療法は中止せざるを得ない。そしてその判断は私自身に委ねられている。まだ手足の痺れは日常生活に影響を与えるまでに行っていない。QOLを損なうまでには至っていない。今の療法が効果を上げている限り、続けたいのは山々だが、末梢神経障害が不可逆的となりうるのでどこかで見極めなければならない。難しい判断だ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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 CD20陽性を調べるためにはマルクをしなければいけないという気になっていたのですが,どうも血液検査でいいような感じです。
http://data.medience.co.jp/compendium/main.asp?field=07&m_class=04&s_class=0012
http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL5359.htm
 次回通院時に,血液検査でCD20がわかるかきいてみます。ていっても,9月になりますが。
 それから,MMでもCD20陽性の患者がいるようです。くわしくは,弊社ブログの2009/7/23記事の《追記》をお読みください。

貴重な情報有難うございます。フローサイトメトリーという方法ならば、血液検査で、細胞の表面マーカーを知ることが出来るということですね。次回の定期検診日が8月5日なので、その時に医者に聞いてみます。しかし医者はこんなことは知っているはずだと思うのですが。フローサイトメーターが病院になく外注になり、保険が利かないなどの要因も考えられます。
CD20の状態は次の治療法を考える上で最も知りたいことなのでフローサイトメトリーを試してみる価値はあると思います。

何の目的でどの細胞のCD20を調べるのかが問題でしょう。
Rで絶滅させたい腫瘍細胞のCD20を調べたいのなら、WMの腫瘍細胞は、主に骨髄(一部リンパ組織)に存在しますが、yosimineさんの末梢血には、存在しない様なので、血液検査では無理でしょう。
なお、骨髄からでもCD20の検査法は、フローサイトメトリーだと思います。

MMの患者さんの1~2割はCD20+といわれ、米国でも前にRが効くのではないかと、治験が行われた様ですが、その後の発表がないところをみるとダメだったのではないかと思います。
MOTOGENさんご紹介の日本の治験は、対象者が1人しか集まらず中止に成ったようで、主催者は、効果の可能性が示唆されたみたいなことを言っているがどうでしょう。
ただし、IgM-MMの場合は、他のMMに比べ効く可能性は少しは高いのではないかと思います。

MMでのrituximabの試験は、Dana-Farberで3年ほど前に行われましたが、効果なしということで、第Ⅱ相で試験は打ち切りとなっています。 また同じころにrituximabによるcancer stem cell撲滅試験が、Johns HopkinsのDr. Matsui et alによって行われましたが、これも音沙汰なしです。 cancer stem cellの方はまだまだ手探りみたいです。

担当医がマルクを2度もやって、腫瘍細胞にCD20が発現しているか調べ、発現していたらリツキシマブを使った治療法を行いたいと言っていました。残念ながらマルクで腫瘍細胞採取が出来ませんでした。
入院当初もフルダラビンで効果がないとわかり、次にリツキシマブを使いたかったらしいのですが、CD20が陽性でなかったので使用できませんでした。リンパ腫関連ではリツキシマブは主要な薬となっているようですが、骨髄腫の本では全く見かけません。WMの治療薬としてリツキシマブは紹介されています。しかし私の場合IgM-MMであるということなので、その限りにおいてリツキシマブの効果はあまり期待出来ないと考えた方がいいのかもしれません。
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