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帯状疱疹

7月25日(土)
2,3日前から、左の脇腹辺りに違和感やぴりぴりした痛みを感じ始めてた。ついに水曜日に点滴したビンクリスチンの影響で末梢神経障害が手足から腹の方まで広がってきたのかと思った。その痛みは時間が経つにつれ腹から背中の方まで広がっていった。

昨日ふと腹を見たら帯状に赤い発疹が出現していた。それで帯状疱疹だということがわかった。帯状疱疹というと皮膚の病気だと思われるかもしれないが、実際問題神経に重大な影響を与える病気なのだ。

帯状疱疹とは、水ぼうそうが治ったあとも帯状疱疹ウイルスは知覚神経の根元(神経節)に居座り、白血球の減少の中で免疫力が低下した時に神経節から生長し神経を伝って皮膚に出てくることによって発生する。帯状疱疹は、1つの神経の支配領域にそって発疹がでてくる。骨の神経を刺激し神経痛のような痛みがある。

発疹自体はあせもの様なもので1週間位で収まるが、神経痛の方は発疹を前後して10日間位主に上半身に痛みを感じさせる。これはウイルスにより炎症が起こり、神経が刺激されるためだ。更に運が悪ければ、帯状疱疹後神経痛というものになり、半年とか1年とかの長きに渡り神経痛に苦しめられる事になる。

最初、帯状疱疹にかかったのは入院中から4ケ月位経った頃で、肋骨が痛くて、医者に相談したが原因が分からず様子を見ようということになった。原因がわからず心配したものだ。夜身体の向きによって、かなり痛みが感じられた。朝になり、腹の周り発疹が出来ており背中にも痛みが広がっていた。朝医者に見てもらったら帯状疱疹ということであった。

その時はすぐ点滴を開始し、皮膚科に行って軟膏を処方してもらった。10時、18時、2時の1日3回点滴投与する。点滴薬はビクロックス500mgを100mlの生理食塩水に混ぜた物を使用する。軟膏はパラミシン軟膏である。軟膏自体は発疹が崩れて広がったら付けてくれと言う指示を皮膚科の医者からもらった。

帯状疱疹は、抗がん剤で免疫力の低下が常態化している患者にとって一番身近な感染症だと言えるだろう。移植の時には前処置の2,3日前から帯状疱疹予防薬ビクロックス(ウイルスのDNAの複製を阻害することで効果を示す。単純ヘルペスウイルス感染症の発症抑制)250mgの点滴を10時、18時、2時の1日に3回行う。夜中の2時に点滴薬を追加するのだ。何も2時にやらなくてもいいと思うが、点滴を追加する時必ず目が醒めてしまう。それでなくても中々寝られないのに。これは点滴針が抜かれるまで行われる。その後はバルトレックスの500mg錠剤を1日3回かなり長期間服用することになった。

帯状疱疹の一番の問題は帯状疱疹後神経痛に悩まされるということだ。発疹が消えた後全く神経痛の影響を受けない人もいる。最初帯状疱疹になった時には、発疹は1週間ほどで治ったが神経痛が残ってしまいそれも徐々に強まっていった。

今までは不快感だけだったが強い痛みを伴って来るようになった。電気がはしるようだ、 焼けるような痛みとか、ピリピリする痛みなど色々表現されているがともかく痛くて、昼間も夜の神経がそちらの方に行ってしまい何も出来なくなってしまう。「障害された神経が再生する過程で機能異常を起こし、これがさらにより中枢の機能異常を起こし痛みを実現させていると考えられている」と医学書には書いてあったが、適切な治療法はなかなかなさそうだ。

夜寝られない位の痛みがあったので、最初は痛み止めのカロナールと睡眠薬のマイスリーを貰っていたが、あまり効果がない。次に鎮痛湿布薬(モーラステープ)を貰って貼っていたが、少しはいいが気休めのような気がして他の方法を打診する。医者は今度は抗うつ剤のテグレトールを処方した。しかしこの薬は強力で、飲むとふらふらしてしまい1日中ぼぉーっとしている感じになり日常生活に支障をきたすので、もう少し弱い薬ということでパシキルの変えてもらった。同時に病院のペインクリニックに行って神経ブロックを最初は週2回、後からは毎日行った。

神経ブロックとは、痛みの原因となる神経線維の末梢神経や交感神経節に対し、局所麻酔薬を浸透させることで神経そのものの機能を一時的に麻痺させ、交感神経を抑制し痛みの伝達をブロックする。そのため脊椎に穴を開け局所麻酔薬注入するのだが、少しでも針の位置がずれると直接脊椎の周りにある神経に触れて、電気ショックのような激し痛みを感じる。そうならないかと思うとかなり緊張する。

結局ペインクリニックでの治療を4ケ月位行い、神経ブロックが効果を上げたのか、時間が解決したのかわからないが、痛みを感じなくなるまでに半年もかかった。帯状疱疹は今回で3回目だが神経痛が残らないように願うほかない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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