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江戸地図・深川巡り

9月19日(土)
時代小説ファンの二人に時代小説で面白いのは誰の書いたものかと聞いたら、二人とも迷うことなく池波正太郎という応えが返ってきた。一人は『鬼平犯科帳』を推薦し、一人は『剣客商売』が面白いと言う。図書館には池波正太郎の本はかなりある。まさに娯楽小説、大衆小説の王道に踏み込んだという感じだ。今まで手も付けなかった未知の世界は結構スリリングで興味深くのめりこむように読み続けることが出来る。

『鬼平犯科帳』をネットで検索すると「鬼平犯科帳 彩色 江戸名所図会」という項目があって「江戸名所図会」や「江戸切絵図」などを使って、物語ごとにそこに出てくる場所を当時の地図で示してくれるのでより一層臨場感を持って本を読み進めることが出来る。『剣客商売』にも「地図で見る剣客商売」といサイトがあり、物語に出てくる場所が江戸時代の地図で見る事が出来る。どんな場所で事件が起きたのかを知りたがる人は結構いるものだなと思う。

藤沢周平の『獄医立花登手控え』の最初のページに小伝馬町牢獄を中心とした隅田川周辺の地図が載っていて、当時の町名も幾つか書き込まれているので参考になる。事件がどんな場所で起こったのかを知りたいという気持ちが強い。旅情ミステリーなどを読むと日本地図を持ち出してきて主人公や犯人が辿ったルートを確認したくなる。

昔、ディスプレイ什器の現場設営のために毎日のように車に乗って都内を走り回り、様々な所に行った事があるので都内の地図や場所はかなり知っているつもりだ。江戸時代の地図にある場所が今どうなっているか大体は分るので、時代小説に出てくる場所の描写との違いを楽しむことが出来る。

昔から地図を見るのが好きだった。飽きることなく何時間でも見ていた。今はカーナビがあるが、昔は仕事で何処に行くにも都内の地図は必需品だったということもある。

115731_convert_20090919205123.jpg 宮部みゆきも藤沢周平の市井物も舞台は本所深川だ。池波正太郎の小説は江戸全体だが、『剣客商売』の舞台は隅田川の河岸に集中している。交通の重要な役割を舟が果たしている。

主人公秋山小兵衛は鐘ケ淵という本所のかなり北に隠宅を構えているが、家は隅田川沿いにあり、彼の妻おはるは舟を漕ぐ名人だ。家の脇に船着場がありそこから、舟で川を下れば浅草方面、さらに深川方面まで楽にいくことが出来る。

秋山小兵衛は、舟でよく富岡八幡宮に妻おはると一緒に出掛ける。舟で隅田川を下り、小名木川の河口まで行く。そこにある柾木稲荷の茶屋の船着場を借りている。万年橋を渡り八幡宮に向かう。

今でも深川地域は大横川、平久川、大島川、西支川、仙台堀川に囲まれている。江戸時代、本所深川地域は縦横に川が流れていたと思われる。至る所に船着場があり、船頭が待機していて客の求めに応じて目的地まで運んでいたのだろう。

舟便のための船宿は江戸市中に400以上あったといわれている。江戸時代、武士は馬を使うこともあったが、通常は歩きか駕籠しかなかったので、舟はかなり便利な乗り物だったろう。神田川なども使えばかなり広範囲に移動できる。

「深川は、昔大部分の海と散在する浮島や小島が多かったが、江戸慶長年間に深川八郎右衛門が現在の森下町に本拠をおいて、深川村の開発を始め、小名木川、源森川の整備などが進められ、寺院の移転建立、一般庶民の移住により江戸文化の花を咲かせた。」(深川観光協会ホームページより)こういった場所なのだ。

時代小説によると、江戸時代は庶民の楽しみもあまりなかったのだろうか、信仰が篤かったのだろうか、寺院や神社の境内には茶屋が何軒も並んでいてかなりの人が行き来し賑やかな雰囲気だったようだ。今は縁日でもない限り人はまばらだ。これでは茶屋はやっていけない。

深川の最寄り駅である門前仲町の駅には下りたことがある。大学時代友人が越中島に下宿をしていたので訪ねていった時だったが全く記憶がない。ましてや神社、仏閣などはその頃意識の中に存在していなかった。車で永代通りを通ったことは何回かあるが、通り過ぎただけだ。

思い立って、秋山小兵衛の行った富岡八幡宮に行ってみる事にした。富岡八幡宮は宮部みゆきの小説にも出てくる。TOKYOウオークでは三ツ目通を京葉道路で右折したので、深川方面は行っていない。時代小説によく登場する場所が今どうなっているかを見ておきたいという気がした。(つづく)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
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