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キャンサーネットセミナー「働き世代のがんと患者が直面する問題」

10月4日(日)
=_EU.jpg¶ NPO法人キャンサーネットジャパン主催のセミナーが渋谷の東京ウイメンズプラザで行われた。内容は「働き世代のがんと患者が直面する問題」ということで、直接今の自分の状況とは関係ないが、がん患者の抱える問題がどういったものであるのかを広く知る事によって自分の立場を見直そうと考えて聴きに行った。

セミナーは前半と後半に別れていて、前半で問題提起を行い、後半で問題解決に向けた提案を行う形式になっている。問題点を3点に分けて提起している。患者が抱える肉体的(フィジカル)、精神的(メンタル)、社会的(ソシアル)問題のそれぞれに対してその問題点の提起が行われた。

¶ 30代40代の働き世代のがん患者の抱える最大の問題は就労のことである。
「これまでの仕事を続けたい」と回答した人は75.9%、しかし希望した人のうち31%が退職や解雇で転職を余儀なくされたり、未就労になっている。継続雇用されていても配転などで収入は38%の人が下がったと回答している。また仕事継続の不安について聞いた所61%が「不安がある」と回答した。

未就労患者の意識としては、仕事をしていない理由として「病気のため」が33%だが、就労への意欲は高く85%が「仕事がしたい」と答えた。希望する職種はパートが43.9%で正社員24.4%を上回った。体に不安があり正社員への希望が少ない。

こういったがん患者の就労状況の厳しさがあり、肉体的には、再発の不安や、後期合併症、性機能障害、妊孕性、GVHDなどを抱えている。こういった肉体的不安が就職活動にプレーキをかけているのは事実だ。

心理的には、負のスパイラルに陥っていく。退院後就労を継続したとしても、休んで申し訳ないという罪悪感があり、燃え尽き症候群なる休みが多い分だけプレッシヤーを感じ仕事を頑張ってしまう。こういった働き方で自分の時間を持てず、仕事がおもうように行かないと自信喪失になる。自分の辛さを回りは分かってくれないとマイナス思考になり落ち込む。

¶ 若年がん患者の多くは、時期的に彼らが第一線で働いている時期に当たるだろう。しかしがんで長期入院を強いられれば降格人事などに会い、モチベーションが低下し、また身体的トラブルで喪失感に陥る。再就職や病気の再発の不安感に襲われる。こういった若年がん患者特有の悩みがある。

がん患者の就労支援をするために、現在、CSRプロジェクト(Cancer Survivors Recruiting Project)が取り組まれている。この組織はコンサルティング、プランニング、リクルーティングの機能を持ちながら、職場でのトラブルの相談から就職斡旋までを行っていくもので、企業との連携も取りながら活動の準備を進めている。

¶ 患者の悩みの統計では、病気・診療に関しては27%、不安・心の問題に関しては48%だった。心のケアを十分受けているかについては82%が受けていないと答えた。

ピア・カウンセリングが幾つかの病院で出来てきている。ピアとは仲間という意味で、がん体験者が相談員になる。自由な語りの中で、思いを吐露し、感情を表出し、そのことで患者は自分の悩みの中身を整理していく。これによって気持ちの変化、不安の軽減へと至る。

患者会(ガンサロン)でがん経験者同士話し合う事によって互いに共感を得、悩みを打ち明けあい、他人の生き方を学び、また自分の経験が人の役に立てればそれで自信を持つ事が出来る。同じ立場の人と話をして見たいという患者家族は75%もいた。

¶ 最後にサバイバー(Survivor)という言葉の持つ意味についての話があった。日本人にはがん=死という固定観念がある。こういった背景ががん患者がその人らしく生きることの妨げになっているようだ。未だにがん患者に対して家族ががん宣告をしないという事がある。

サバイバーという言葉は生還者、克服者、生き残りと訳されるが、この言葉は「がんと診断後の生を重視した思想」に基づいている。米国NCCSの活動の基本になっている言葉だ。かんを克服し生涯を全うするまでを意味する。がんという経験は価値があり、ポジティブな力にかわる。がんになったということ、診断から死ぬまでにはそこに込められた意味がある。このことを自覚して自分らしく生きよう。人生は長さではない。

自分自身をサバイバーと語ることの持つ意味について3点上げた。
1、生死を見つめた人間が自分らしく尊厳を持って生きようという「自らの姿勢、決意表明」
2、自分のプライドを表現する言葉として存在している。
3、がん体験は自分と家族の人生に大きな影響を与えたことの意味を自覚する。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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こんばんは。(^(Ξ)^)
本日,通院検査でした。
貧血が悪化する一方(7.7)なので,入院してリツキサンすることにしました。11月予定。
わたしのCD20は,陽性でした。初診時にやったマルクで,CD関係は調べていたのでした。きかなかったから,教えてくれていないだけでした。ふつうの患者は,CDなんて知りませんもんね。
ちょうど,きょう,2年前のマルクでCD20のデータ出ていませんかときこうと思っていたところでしたが。
わたしは,IgM型のMMではなくて,純粋?WMなのでしょう。

リツキサンの治療はWMに関しての推奨治療の一つでしょう。通常8クルーで1セットのようですが、効果があればそこまではしないでしょう。最初の1クルー目は副作用が分りませんので入院で行うのでしょうが、それ以降は通院で、4時間かけて点滴を行う事になると思います。貧血もあると思いますが、恐らくIgMが5000を超えたということも含めて治療開始になったと思います。リツキサンが良く効くことを願っています。

ありがとうございます。あこがれのリツキサン,しっかり吸収してきたいと思います。
TVドラマなどをHDレコーダに録画したはいいが見る時間がなかった。この際,DVDにダビングして,ポータブルDVDプレーヤーで入院中に消化しようと思ったら,入院予定の病院では電気製品持ち込み不可とのこと。ひでぇー。
個室ならPCは使えるとのこと。やむをえないので,1日1万円払って個室にするつもりです。個室ならDVDプレーヤーも使えるでしょう。PC用のコンセントがあるはずだから。
特に,読みたい本もないしなぁ。
MM患者さんの報告にある,DVD見ながら点滴といううらやましい病院はどこでしょう。

入院などは人生の中でめったにあることではありません。個室は確かに快適ですが、折角入院したのですからそれも恐らく一週間位なものと思われます、それを有効に使わない手はありません。相部屋は色々な患者がいます。その人達との話は生き方を考える上で極めて参考にものがあると思います。

患者同士の話は話の持ってき方にもよりますが病気になってからの様々な苦悩や迷い家族関係の問題あらゆる要素を含んだ人生のドラマが展開されます。それはテレビドラマよりももっとスリリングでドラマチックなものです。

それを体験した方が個室でテレビドラマを見てるより意味があると思います。ただし短期の患者に心を許して話してくれるか何ともいえない所はありますが、そうしたらテクノロジーの世界から離れて静かに瞑想の世界に浸ってみるのもいいかもしれません。
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yosimine

Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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