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冬の訪れ

11月28日(水)
 久しぶりに朝暗い空であった。6時起床時間になっても部屋が暗かった。小雨が降っている。しかし外の大気は思ったより寒くはなかった。小雨の湿り気がすがすがしい空気を作り出していた。散歩をすると思うのは毎日毎日大気の状態が違うということだ。香りやにおいの違いを感じられるということは病院に収容されているという束縛感の中でかえって味わえるのかもしれない。もうすぐ12月冬の季節だ。一日一日と大気が冷たさをましてくる。シェリーの『雨』という詩がある。

    重いしめった悲しみに 疲れはてたか
   つめたい風が あちらこちらと
   はいいろの どんより雲を わたるとき
   気まぐれ雨が 降ったりやんだり (星谷剛一訳)


 天租神社の木々が紅葉し始めた。いよいよ東京も遅ればせながら紅葉の季節になった。通常桜だけがいち早く紅葉しほかの木々が紅葉する前に散ってしまうのだが、今年は紅葉した桜の葉がかなり残っており、その赤橙の色彩がほかの木々の紅葉にインパクトを与えている。

 病院のサクラと隣接する神社のイチョウと、ケヤキが一体化し赤、黄、茶のコントラストを作り出している。サクラの紅葉について「天声人語」で次のように書かれていた。「以前、桜を『春の一芸』と書いた・・・。だが秋の余興を見逃さない人がいるものだ。一枚一枚が変化を競う不ぞろい妙を、ある読者は『優しくて複雑な至芸。セザンヌの色づかい』と教えてくれた。」 

 桜はダイナミックに変化する。春のあの華やかに乱舞する花の饗宴、花と協演する新芽の黄緑、初夏のあふれるばかりの深緑色の豊穣、鮮やかな秋の赤橙の紅葉、雪に墨絵の風情を与える冬の枯れ枝の造形美、どの季節も桜は人々に四季の感動を与えてくれる。

 地球温暖化、異常気象といった地球の現状の中で四季の移ろいは自然の復元力を感じさせるものである。四季の移り変わりを愛でる心は、自らの浪費生活を考え直す心につながっていく。温暖化を巡る国連の統合報告書は「これからの20年、30年の努力が分かれ目だ」と警告した。文明的生活に骨の髄まで浸かってしまった自らの生活様式をどのように改めていくのか、日々の生活で一歩一歩踏み出していかなければならない。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
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