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サバイバーシップ

11月17日(火)
辺見庸の書物の紹介を読んでいたら、彼の病状経過が書かれている記事が目に入った。そこで原発性マクログロブリン血症という同じ血液ガンに罹ったということを始めて知った。

辺見庸の病状経過
2004年春に脳出血で倒れた。命はとりとめたが、右半身麻痺、記憶障害などの重い後遺症が残った。
追い討ちをかけるように2005年に大腸がんに罹る。
2005年12月、原発性マクログロブリン血症という血液がんになり入院した。
化学療法などの治療を行い退院。
2006年10月再入院。
12月28日退院以後、通院による治療を受けている。

2008年4月九段会館で彼の「死刑と日常」と題する講演を聴いた。途中休憩を挟みながら4時間近くに渡って話し続けた。病気の副作用や後遺症に悩まされていたに違いない。しかしそれを全く感じさせない話しぶりであった。

辺見庸は、がん患者が自分自身をサバイバー(生還者、克服者、生き残り)と語る事の意味について主張している3点を挙げ、自らもサバイバーだという。

1、 生死を見つめた人間が、自分らしく尊厳を持って生きようという「自らの決意表明」
2、 自分のプライドを表現する言葉として存在している。
3、 癌体験は自分と家族の人生に大きな影響を与えたことの意味を自覚する。

サバイバーの意味
について考えて見たいと思い、がんサポートからの提言「患者よ!がんサバイバーになろう」を読んでみた。その中にサバイバーについての考察がある。

 がんサバイバーとは、がんと向き合い、自らの意思でがんとともに生きていこうとしている人のことである。自分たちは「がん患者らしく」ではなく、がんという病気と向き合いながら最後まで「自分らしく」生き抜きたい、生を全うしたいという人間としての当然の権利を主張する。

 がんサバイバーシップは、発病し、がんと診断された時からその生を全うするまでの過程を、いかにその人らしく生き抜いたかを重視した考え方とも言える。がんと共存し、意味ある人生を生き抜くという、能動的な姿勢がそこにある。

 患者が自分の価値観で選択したことを主張していく力が必要となる。そしてその力を高めていくためには問題解決力、情報探求力、自己決定力などの力が大切になってくる。

 しかし、サバイバーの前には幾多の困難が立ちはだかっている。社会のがんとがん患者に対する誤解や偏見、無理解と戦っていかなくてはならない。これは治療でがんと闘う以上に大変な困難を伴う。

さらに身体的問題として疼痛、疼痛以外の症状、副作用、心の問題として不安、恐怖、怒り、生きがい問題として疎外感、孤独感、残された日々、社会生活上の問題として家庭生活、収入、仕事、地位、医療技術者との関係として意思疎通、説明不足などだ。

いかにしてサバイバーへのサポートシステムを作っていくかが問われている緊急の課題だ。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
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