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定期健診の日・ベルケイド1クール1回目

12月24日(木)
通常2週間に一度の定期検診だが、担当医がアメリカでの血液学会に出席するため、12月9日の検診は休みで1月ぶりの検診となった。11月25日から始めた新たな療法・サリドマイド+クラリスロマイシン+プレドニンの併合療法が奏功しているかどうかが今日わかるわけだ。

血液検査の結果は以下の通り。

検査結果 
 IgM     2892(12/24)←1816(11/25)←1766(11/11)
 白血球   2300(12/24)←1900(11/25)←1300(11/18)←1100(11/11)
 好中球   1160←880←510←460
 血小板   15.7←9.6←7.5←6.5
 赤血球   321←297←315←306
 ヘモグロビン 10.6←9.8←10.5←10.0
 網赤血球   18←15←12←13


IgMが2892と1ケ月で1000も上昇してしまった。残念ながら、新たな療法は全く効果がなかった。クラリスロマイシンという抗生物質がなぜ血液がんに効くのか良く分からなかったが、奏功率はそれなりにあるし、医者も「効く人には効くんだがな~」と言っていたが、私の場合は全く効かなかったということだ。1ケ月でIgMが1000上昇するということは、何もしなければ7ケ月で10,000を越えてしまうということだ。このIgMの増加の早さが私の特徴的病状だ。治療を中止することが出来ない。

次の療法は、今回の方法が駄目だった場合ということで、11月25日の検診の際話しをしたサリドマイド+ベルケード(ボルテゾミブ)をベースにした療法である。通常ベルケードは1,4,8,11と行うが、日本骨髄腫研究会の共同研究の発表にあった臨床試験のプロトコルでは、週1回の投与でも週2回の投与でも効果は変らず、むしろ週1回の方が抹消神経障害や血小板減少などの副作用が軽減されるという利点があるというものである。この方法の有意性はイタリアでの週1回と2回の比較調査で明らかにされている(2008年米国血液学会でのイタリアの報告)。

体への負担を考えてベルケード週1回という方法で治療を行うことになった。またシクロフォスファミドはレジメンによれば100mgの服用となっているが骨髄抑制の事も考えて50mgにし、デカドロンも通常40mgを減量した。下の療法で今日から治療を開始する。効果を期待するしかない。

新たな療法
 サリドマイド 100mg/毎日服用
 ベルケード静注 2.1mg(1.3mg/㎡・体表面積) 週1回
 シクロフォスファミド(エンドキサン) 50mg/月4日服用
 デカドロン(デキサメタゾン)静注 33mg ベルケード静注と同時に行う。
 (実際の使用薬はジェネリックのデキサート)
 

アメリカでの血液学会の様子について担当医に聞いてみた。「新薬が次々に開発されている、やがてそれが使えるようになるだろう。レナリドマイドが来年の4月から保険適用になる。レナリドマイド(レブリミド)よりもさらに優れた薬が開発されアメリカでは認可を待つばかりとなっている。ベンダムスチンも来年には日本で保険適用になるだろう。今はこの病気を治す薬はないが、延命治療を続けていれば、有効な新薬が開発され使えるようになる。新薬をうまく使いながら治療を気長に続けていくほかない。」と医者は言った。

サリドマイドも使用してから来年4月で2年になる。そろそろサリドマイドを中心とした併用療法は限界に来てる時期が近付いているようだ。そうなれば次にレナリドマイドが使える。これは運がいいと思う。レナリドマイドを中心とした幾つもの併用療法が可能となり、治療の展望が開けてくる。。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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 こんばんは。(^_^メ)
 IgM以外は,改善しているんですね。
 IgM増加は,必ずしも,期間に一次曲線(y=ax)で比例するともかぎらず,
わたしの場合は,増え始めてから,あっというまに世界記録(当社調べ)に達しました。
 いろいろ,欧米から新薬ニュースははいってきますが,肝心のブツははいって来ず,ちょっと,情報収集に疲弊感を覚えています。

MOTOGENさんの顔文字にはいつも感心します。それがあると何故か癒される感じがします。
IgM以外の改善は、クラリスロマイシンが抗生物質で抗がん剤ではないからだと思います。今までの併用療法ではアルキル化剤が使われていて骨髄抑制が付きまとっていたけれど今回はそれがなかったので他の数値が上昇したのでしょう。
新薬の開発から、日本での使用までは長い道のりがありますが、従来の方法と認可された新薬とを組み合わせながら綱渡り的に治療を続けていく他ないでしょう。

検査値は、病気・薬による変動分以外に、全体的に高めだったり低めだったりすることがあるようです。
私も前回の検査でIgMが今までの平均上昇スピードの3年分、一挙に上がりましたが、同時にHgb・ALBなどもグッと上がりました。
一方、MOTOGENさんの07/10/17の検査値のように全体的に大きく下がることもあります。
私の主治医は、全体的に下がったときは、「今日の血は元気がなかった」なんて言います。
やはり数回分の検査値で趨勢を見る必要がありますが、yosimineさんの様に毎回のデータで薬の効果を判断しなければならない場合は難しいですね。

MOTOGENさんのIgMの上昇は、リツキシマブ単独療法の副作用のフレアで、病気の悪化ではないと思われますが、yosimineさんの場合、検査日毎の変動を除いても、IgMの平均上昇スピードが、かなり速いことは間違いないようです。
ボルテゾミブ(ベルケイド)追加による効果を期待したいですね。

同じ原発性マクログロブリン血症といっても症状の現れ方も人様々で、治療法も違っていて、本当に同じ病名なのかと思えるほどです。中でも私の場合が他の人と比べると進行が早いのですが、運よく色々試した併用療法がそれなりに奏効しているので助かっています。
Kaitjn8さんの病状治療経過は分りませんが3年分の上昇とは一体どうしたことなのでしょうね。様々な病状の現れ方があるでしょうが、自分の生き方に見合った治療法を探しながら延命していく外ないと思っています。

ちょっと分かりにくいコメントを書いてしまったので補足します。
言いたかったのは、検査値には病気の動き以外に幾つかの変動(誤差等)が含まれているので、前回差をそのまま病気の動きと理解しない方がよいのでは、ということでした。
変動の一つは、皆さんご存知のように、検査値個別の動きで、検査値全体としては、項目毎に上がったり下がったりしている時の話です。例えばある検査値の最近3回の検査毎の前回差が、+100、-100、+300となれば、病気の悪化は平均+100ですが、-100の時は改善しているように見え、+300の時はすごい勢いで悪化しているように見えます。
今回コメントでは、それ以外にも病気と関係ない動きとして、多数の検査項目の同じ方向への動きや、フレアのように特殊な動きもあるということを言いたかったのです。(変動同士が打ち消しあうことも多いのですが、複数の変動が同じ方向に動くと大きな変動に見えることもあります)
具体例で言うと、yosimineさんの今回検査値は、多くが同じ方向に動いているので、IgM前回差+1000は、病気の悪化が+500程度で、検査毎の個別+全体的変動の合計が+500位あったかもしれません。もし、これなら2週間で+250なのでよくある数字でしょう。
MOTOGENさんの+600は、フレアで+900、Rの効果による病気の改善で-200、その他で-100であったかもしれません。
結論として、yosimineさんの場合は、+1000でも+500でも上昇スピードが早いことには違いないし、今回は悪化していることは間違いないと思いますが、病気の進行は趨勢を見ないと分からないことが多く、1回の検査値データで薬の効果を判断すると、実際は改善または安定なのに悪化に見えてしまうことやその逆があり、難しいですね。
と言う話でした。

色々と素人には気がつきにくい指摘をいつも有難うございます。私の場合にはIgMの上昇が極めてわかり易く、医者もそういった私のIgMの上昇傾向を把握していて、普通だったら少しぐらいIgMが上昇した位では、治療法を変更せず、しばらく時間をおいて2,3度検査をして薬の効果が本当になくなったのかの判断をしてから別の治療法に切り替えるでしょう。
しかし私の場合IgMの上昇が見られたら即新しい療法に移っています。検査の誤差や、フレアなどは全く考えていません。ひたすら上昇のみといった今までの経過から判断したのでしょう。かえってわかり易くていい気もします。今まで安定した事がないのでそういったものとして病気と付き合っていくつもりです。
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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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