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板橋七福神めぐり

1月10日(日)
今までやっていないことは幾らもあるが、年始の七福神めぐりをしたことは1度もない。1度位やってみようと思い立って「東京の七福神めぐりガイド」というサイトを開いてみた。東京だけで30ケ所紹介されている。隅田川、深川、浅草などお馴染みの所もあり、そちらの方が雰囲気は味わえるかもしれないと思ったが、家から行き易い所という事で「板橋七福神めぐり」に行く事にした。

七福神の成り立ちが面白い。インドのヒンドゥー教(大黒・毘沙門・弁才)、中国の仏教(布袋)、道教(福禄寿・寿老人)、日本の土着信仰(恵比寿・大国主)が入り混じって形成されている。日本的な宗教に対するこだわりのなさが反映されているようで庶民の感覚をうかがい知る事が出来る。

七福神信仰は遠く室町時代まで遡り「仁王般若経」の「七難即滅、七福即生」(七つの災難が消滅し、七つの福徳を授かる)から来ている。江戸時代の中期頃から、庶民文化の台頭、庶民の余暇の増加にともない、庶民のレクリエーションの一貫として「七福神めぐり」も全国的に広がりを見せたということだ。

「板橋七福神めぐり」コースの紹介では、西武線江古田駅又は都営三田線板橋区役所前駅から約11キロの健脚向きで、推定所要時徒歩4時間とあった。それぞれの寺院が離れていて、かなりの距離を歩かなければならない。練馬区から出発し板橋区を縦断する感じだ。

 能満寺 寿老人-延命長寿・諸病平癒・富貴繁栄・長寿 (寿命)
 西光寺 布袋尊-開運・良縁・子宝 (大量)
 安養院 弁財天-芸術学問成就 (愛敬)
 長命寺 福禄寿-福徳開運・健康長寿・子孫繁栄 (人望)
 文殊院 毘沙門天-厄除け・財宝福徳・大願成就 (威光)
 観明寺 恵比寿-商売繁盛・航海安全・漁業豊漁 (律儀または清廉)
 西光院 大黒天-五穀豊穣・福徳開運 (有徳)


七福神めぐりの朱印用色紙は500円で朱印を各寺院で押してもらうと200円取られる。その他ステッカーシール100円が公式グッズとして売られている。

板橋七福神は、熊野神社前に住み、彫金と呼ばれていた彫刻師、田中金太郎氏が製作し、昭和12年頃各寺に寄進したものと言われている。いずれも、高さ 25cm程度、白木造りの素朴な感じのする福の神だそうだ。寄進された寺が全て真言宗(弘法大師)であることから、田中氏は真言宗の信者ではなかったかと思う。

歩くとなると距離がかなりある。自転車が便利だとあったので天気も良かったし自転車で出かけた。家から最初に江古田の能満寺に向った。

能満寺(真言宗豊山派・夏雪山広原院)

開基は1620年頃。練馬区なのに何故 板橋七福神かというと当時はこの能満寺のある場所も板橋区だったからだ。

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   山門と本堂

寺院はひっそりとしていた。「東京の七福神めぐりガイド」では平成19年の情報だったが1月14日まで七福神が開帳されていて、朱印ももらえるとあったが、寺の職員に聞いて見たらあまり人が来ないので去年から7日までになったということだった。板橋七福神めぐりは結局七福神を見る事も、朱印を貰う事も、七福神グッズを買う事も出来ず、七つの寺回りという事になった。

能満寺から千川通りに出て、大山方面に向かう途中、大谷口給水塔のあった所に似たような真新しい建物建っていた。「大谷口水道タンク」として板橋区の景観百選に選定されるなど、地域のランドマークとして親しまれてきた大谷口給水塔は老朽化のため2005年6月に取り壊された。その跡地は給水所として再整備され、配水塔の意匠を継承するデザインのポンプ棟が完成に近付いているのだろう。歴史的建造物が消えるのは残念だ。西光寺はそこから2,3分の所にある。

板橋七福神巡り004_edited_convert_20100111083808 給水所のポンプ棟

西光寺(真言宗豊山派・宝樹山盛徳院)
江戸時代初期に創建された観音堂が始まりと伝わる。境内のしろかき地蔵は、室町時代の作とされる区内最古の石地蔵で、大谷口の農家の代かきを手伝った昔話が伝えられている。ここから環七通りを突っ切り石神井川を渡ると安養院に出る。

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   本堂としろかき地蔵

安養院(真言宗豊山派・武王山最明寺)
鎌倉幕府の執権北条時頼によって創建されたと伝えられている。鐘撞堂の銅鐘は江戸時代の作で国の重要美術品で、庫裡は、明治35年(1902)麹町に建てられた旧伯爵松平基則邸を昭和5年に移築したものだそうだ。境内は外の寺院と比べかなり広く、鐘楼や庫裏など歴史的な建物あり、また真新しい多宝塔が昼の光に反射し眩い光を放っていた。

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   本堂と多宝塔

環七通りに向う途中高い木立に囲まれた杜が見えた。寺院ばかりを見ていると神社がまた違ったイメージで見えてくる。氷川神社の急階段の途中に最初はコンクリート制で、次が朱塗りの鳥居がありそれをくぐると境内に出る。そこに静かに佇む拝殿があった。

板橋七福神巡り018_edited_convert_20100111083729 氷川神社の拝殿

長命寺(真言宗豊山派・東光山医王院)
長命寺は、車が引っ切り無しに行き来する川越街道と環状七号線の交差点にある。開基は江戸時代の前期、1670年頃とされ、天祖神社など付近の神社の別当だった。

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   入口と本堂

長命寺から川越街道を上り、石神井川を左折し川沿いにひたすら自転車を進める。20分くらい走ってやっと中山道にぶつかる。そこから仲宿商店街に入りしばらく行くとまず文殊院があり、旧中仙道仲宿の交差点を過ぎさらに進むと観明寺がある。

文殊院(真言宗豊山派・幡場山大聖寺)
江戸初期、本陣飯田家の菩提寺として、昔から信仰を集めていた延命地蔵尊の境内をひろげて建立された。開山は寛永2年(1625)寂の権大僧都慶恵。

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   山門と本堂

観明寺(真言宗豊山派・如意山)
室町時代の創建、本尊は正観世音菩薩。入口に寛文元年(1661)に建立された庚申塔がある。境内の豊川出世稲荷と赤門は、かって加賀藩下屋敷にあったもの。明治時代には、宿場の賑わいを回復しょうと成田山のお不動を勧請し、縁日を開いて繁栄した。
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   本堂と境内の豊川稲荷

仲宿商店街を後にして、山手通りに出て最後の西光院に向う。山手通りと川越街道の交差点の所に熊野神社がある。父親が5歳位の子供を連れて来て、掃除をしていた巫女さんに破魔矢を渡していた。初正月に男の子へ破魔矢(はまや)破魔弓(はまゆみ)を贈ってお祝いする風習があるらしいが、正月が終ったということで神社に返しに来たのだろうか。熊野神社から15分位で西向院に着いた。丁度法事が終ったのか、寺からぞろぞろと人が出てきた。

板橋七福神巡り036_edited_convert_20100111083852 熊野神社拝殿

西光院(真言宗豊山派・医王山薬円寺)
開基は推定1616年以前、境内には薬師堂、法眼堂などもあり、歴史を感じさせる。山門前にある「スダジイ」は、樹齢 400年以上の巨木で内部は空洞になっているように見えるが、いまだ樹勢を保っているようで、板橋区の登録文化財に指定されている。

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   本堂とスタジイの巨木

西光院から一旦山手通りに出て、高松商店街を要町通りに向って走る。有楽町線の要町駅にまで来れば後は15分位で家に着く。10時に家を出て、戻って来たのが14時30分だった。自転車でもかなり時間がかかった。結構自分では土地勘もあり、道も知っている気はしていたのだが、地図を見ながら次の場所を探すのにもかなり手間を食うことになった。このコースを正確な地図を持たずに歩いて回るとしたら本当に1日仕事だろう。(参考資料:板橋観光センター・ホームページ)

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