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映画 『MILK』

1月13日(水)
pcbp-51979.jpg 『MILK』という映画で、第81回アカデミー賞の主演男優賞をショーン・ペンが取ったというわけではないが、この映画の主張に共感できるものがあるだろうと思って、DVDを借りて見た。

ショーン・ペンは最初『デッドマン・ウォーキング』で見た。その後『アイ・アム・サム』『ミスティック・リバー』などを見てその演技力に魅せられた俳優の一人だ。

そういった意味で『MILK』も彼の演技に期待する事もあった。期待にたがわず彼の演技に感激する外なかった。彼の全体の印象、顔の表情が全く外の映画と違う。手の動かし方や動作などゲイの仕草が板についている。ハリウッド俳優の演技にかける情熱には感心する。

この映画は、同性愛者であることを公表した上で、米国史上初めて公職に就いた政治家ハービー・ミルクの半生を描いた伝記ドラマだ。

 物語は1970年代のサンフランシスコ。生来の人柄でゲイやヒッピーたちに慕われる同性愛者のミルクは、マイノリティに対する権利と機会の平等を求め、世間の差別や偏見と戦いながら市制執行委員会の選挙に立候補する。彼は同性愛者、有色人種、高齢者など社会的弱者の声を伝えるべく政治の世界に足を踏み入れる。

アメリカが民主的な国だと誰もが思うかもしれない。しかし、アメリカの白人が行ったインデアンと黒人に対する迫害と暴虐は人類史の汚点になるほどひどいものだった。1960年代に根強い黒人差別に抗議するキング牧師を中心としたアフリカ系アメリカ人などが、法の上での差別撤廃を訴える公民権運動を行なった。その過程でキング牧師は暗殺されている。多くの犠牲を払い、これらの運動の結果、1964年7月にリンドン・ジョンソン大統領の下で公民権法(人種・宗教・性・出身国による差別禁止)が制定された。もちろんそれで差別が解消されたわけではない。

それから10年後アメリカにおける差別意識は少しは改善されたのだろうか。1970年代、アメリカでは根強い差別が依然として至る所にあった。「ゲイに市民権を与えたならば次には娼婦と犯罪者に与えなければならない」といった主張がマスコミで流される。それと歩調を合わせブリッグス州上院議員は、教職にある同性愛者をその性的指向を理由に解雇できるとする「条例6」制定を目指していた。ミルクは破棄に尽力した。「条例6」は1978年11月にカリフォルニアの住人によって完全に否決された。

 彼は、このまま運動を続ければ殺すといった殺人予告を受けながらも「これは命をかけた闘いなのだ」という。「条例6条」反対の大集会で、彼は「演壇に上げれば狙撃する」といった脅迫文を受け、周りがとめるのを振り切って演壇に立つ。彼はアメリカにおける自由と平等の精神の重要性を「独立宣言文」と「自由の女神の碑文」から導き出す。

「独立宣言文」から次の言葉を引き出した。「すべての人間は平等につくられている。創造主によって生存、自由そして幸福の追求を含むある侵すべからざる権利を与えられている。」自由と平等はアメリカの理念であるはずなのだ。

また、自由の女神の碑文にはこう書かれている「自由を渇望する汝のなかの疲れし者、貧しき者、肩を寄せ合う者たちを我に与えよ、家を失い嵐にもまれし者たちを我がもとへ送れ、黄金の扉の傍らに我は灯りを掲げん」この言葉をミルクは引用し、我々の祖先は自由を求めてあらゆる困難を乗り越えこの国にやってきた。その精神を忘れてはならない。

我々マイノリティの自由と平等は独立宣言文を削除する事が出来ないように、自由の女神の碑文を削り落とす事が出来ないように絶対的な真実なのだ。そして、最後に「希望がなければ人生は生きる価値などない」と結んだ。希望を持って向えばどんな困難な道でも開いていく事が出来る突破口があるはずだ。ミルクは全ての人に訴える。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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なければならない。その先に希
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