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ももバー

3月26日(金)
 代替療法
2ケ月に一度のももバーがいつもの「楽屋」で行われた。今回は代替療法についての話が出た。参加した40歳過ぎの女性の話からだ。彼女は濾胞性リンパ種の患者で、R-CHOP療法を何クールかやって寛解状態になり、今は半年に一度リツキシマブの単独投与を行っている。

彼女がリンパ腫と診断される少し前に、彼女の夫が肺がんの診断を受けて入院した。肺全体に病巣が広がっていたので手術で取り除くことができず、大量の抗がん剤投与で治療を開始した。うまい具合にがん細胞は縮小し、抗がん剤を徐々に減少させていった。肺にあったがん細胞はやがて消滅した。しかし彼の肺がんの特徴としてやがては再発するだろうと医者に言われた。

退院後、彼はありとあらゆる代替療法に挑戦した。金持ちだったのだろう。1000万円位以上使ったという。とても普通の人には出来ないことだ。特に免疫療法でかなりの金を使ったそうだ。そのためかどうかは全く不明だが肺がんの再発は今の所ない。

ももバーに参加していた田中医師が言う。日本で広く行われている活性リンパ球療法などは確固とした抗腫瘍効果が証明されたことはなく、特に進行がんでの延命効果などは人間レベルではきちんとした症例報告すらない。例えば肺がんであってもすい臓がんであっても、全てのがん患者に対して同じ治療法が通用するわけはない。

効果ある免疫療法が見出されたとしても、それはごく一部のがんにのみ効果が見られるというものでしかない。
白血病でも全てに通用する薬は無い。急性骨髄性白血病でもM0~M7の8種類に分類されている。そのどれかに効くことはあっても白血病全てに効く訳ではない。がんなら何にでも効果があると言われたらそれだけで嘘だと分る。

がんが治癒した場合、自然治癒したのか、医者の処方した抗がん剤が効いたのか、代替療法が効いたのか、相乗効果があったのかそれは分らない。ただ多くの人は、代替療法のコマーシャルに洗脳されているから、代替療法の効果だと信じてしまう。がんになって藁にもすがる思いで代替療法に手を出し財産をはたいてしまったり、玄米菜食で不味い食事を我慢しながら、食の楽しみを犠牲にしてしまっている人もいるだろう。

人の体は十人十色、何が効果的かは判断が付かない。1万人試して一人か二人その療法が効いたと思い込んだ人がいるとすると、その人はうれしくて色々な人に触れ回るし、喜んでその療法に対する広告塔になってくれる。一方99%の効かなかった人は、これも駄目だったのかと次の療法を探す。騒ぎ立てず静かに去っていく。また死んでしまって何も語れない。

ともかく免疫療法が効果的だと宣伝するのは健康食品のセールストークのようなものであって、信用してはいけないということだ。

 MALTリンパ種
もう1人の患者の話で、最初、MALTリンパ種と診断された。初発部位は胃であった。この治療法は胃のピロリ菌を除去する抗菌剤による除菌療法だと言われた。彼女の姉がペニシリン系抗生物質によるショックで命を落としたことがあったので、その方法について躊躇したが、結局行ってショック状態になった。しばらくして、診断が間違っていて濾胞性リンパ種だと分かり、別の治療法になった。

胃のピロリ菌を除去するという方法は、血液がんの治療法としては到底思いつかいないものだ。この治療法は駒込病院の秋山医師が考え付いたものだと田中医師が説明した。MALTリンパ腫の患者に胃薬を処方していたら症状が改善されてきた。

そこで色々試行錯誤を繰り返しながらピロリ菌が胃MALTリンパ腫の主原因だと判断し除菌療法を行いかなりの確率で治癒まで持っていった。柔軟な発想が、ふとしたきっかっけで驚くべきほど効果的な治療法を生み出していくものだと思った。

 ニチさんの塩辛
途中「魚釣りのニチさん」が烏賊の塩辛を持ってきた。昨日釣ったばかりのやり烏賊を早速塩辛にしたということだ。普通はするめ烏賊で作るそうだが、やり烏賊の方が高級だ。彼は「魚釣り会」で生マグロを提供してくれたり、美味しい魚を皆に食べてもらう事を楽しみにしている。

柿の種をつまみにビールを飲んでいたが、塩辛の登場で俄然活気付いた。この塩辛が何とも言えず美味しい。かって食べた塩辛が生臭い感じがして、飲み屋に行っても塩辛は頼むことはなかった。しかしニチさんが持ってきてくれた塩辛は生臭さなど全くなく、内臓の苦味などもなく、さっぱりとして口当たりがいい。

美味しい不味いというのは本当に食材に左右されるのだと思う。新鮮なものや農薬漬けでない食物が手に入れば好き嫌いももっと減っていくだろう。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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