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上野公園・寛永寺

3月30日(火)
区役所の国民健康保険課に高額医療費の手続きに行った。医療費は44,400円を確実に越える事になるから毎月行くことになる。通知は22日頃来る。月末までに手続きをしなければならない。区役所まで行くのに時間がかかる人や、体調が思わしくない人は結構負担になるのではないか。

久しぶりに晴れ少しは気温も高くなりそうだ。最近歩いていないので少し運動が必要だ。桜の開花情報で都内では上野公園が一番早い。よく行く上野なのだが名所旧跡に関しては一度も訪れた事がない。桜見物と寛永寺関連名所を巡ってみる事にした。

上野駅を公園口で降りると、すごい人混みだった。皆桜見物だろう。上野公園の方には行かず、線路沿いを国立科学博物館の脇を歩いていく。すぐに寛永寺輪王殿と書いた表示が目に入る。輪王殿の入口は少し先に行った開山堂の山門となっている。

寛永寺輪王殿
輪王殿の門となっているのは旧本坊表門で、重要文化財となっている。江戸時代寛永寺本坊の規模は3,500坪(約11.5ha)という壮大なものであったが、慶応4年(1868)5月の上野戦争によってことごとく焼失し、表門のみ戦火を免れ今にその姿を残しているという貴重なものだ。輪王殿は新しく作られた建物で、斎場・セレモニーホールとして使用されている。

寛永寺008_edited_convert_20100330182534 旧本坊表門

寛永寺012_edited_convert_20100330182616 輪王殿

寛永寺沿革:
徳川家康の意を受けた僧天海は、寛永元年(1624)寛永寺創建に着手する。上野が選ばれた理由は、江戸城鬼門に当たり、幕府の鎮護の地として京都の比叡山になぞらえ、またそのたもとの琵琶湖に不忍池を見立てたからだという。つまり天台宗本山延暦寺と対抗できる関東の天台宗本山寛永寺を造営し、幕府の天台宗制覇を実現する意図があった。徳川将軍家の祈祷所・菩提寺であり、徳川歴代将軍15人のうち6人が寛永寺に眠る。

開山堂・両大師
輪王殿の入口は、開山堂の山門となっている。山門を潜ると桜が古い本堂をバックにして見事な調和を見せている。開山堂は正保元年(1644)、寛永寺開山天海僧正の像を安置する堂として建立された。天海僧正は慶安元年(1648)朝廷より慈眼大師の諡号(没後に贈られる号)を受けた。平安時代の高僧慈恵大師良源の像をも安置したため、慈眼大師天海とともに一般には「両大師」と呼ばれる。この建物も重要文化財となっている。

寛永寺013_edited_convert_20100330182429 開山堂

輪王寺の裏の一体に寺院が並んでいる。寛永寺の子院(塔頭)が19あるという。ただの民家のような建物もあるし、コンクリートで出来たマンション風な建物もあり、入口には寺院名が書いてあるのでそれと分るような建物が多い。

徳川家綱霊廟勅額門
子院を巡り、東京国立博物館の裏を歩く。右は寛永寺霊園が続いている。霊園の中ほどに徳川家綱霊廟勅額門がある。これも重要文化財となっている。霊廟は維新後解体されたり、大戦で焼失したりしたが勅額門が残された。

寛永寺031_edited_convert_20100330182714 徳川家綱霊廟勅額門

寛永寺本堂(根本中堂)
寛永寺の第1、第2、第3霊園の脇を歩きながら、寛永寺本堂(根本中堂)に至る。本堂は明治12年(1879)に川越の喜多院の本地堂を移築したもので、寛永15年の建造と伝えられ、すべて素木で造られている。内部構造は中堂造と呼ばれる天台宗独自のもので本尊の薬師如来像が安置されている。

寛永寺060_edited_convert_20100330224725 根本中堂

八万四千体地蔵(浄名院)
寛永寺の本堂を後にして言問通りを渡ると、八万四千体地蔵(浄名院)がある。この寺は斉藤栄のミステリーの中で、観光バスツアーが出てきて、東京不思議巡りのような企画があり、その中に登場する。仇野の念仏寺よりすごいということで見に行きたかった。

縁起:寛文六年(1666)寛永寺36坊の一つとして創健された。地蔵信仰の寺となったのは第38世地蔵比丘妙運和尚の代からである。妙運和尚は一千体の石造地蔵菩薩像建立の発願をたてた。明治9年浄名院に入り、明治12年、さきの一千体の願が満ちると、さらに八万四千体建立の大誓願に進んだ。明治18年には地蔵山総本尊を建立。各地から多数の信者が加わり、地蔵菩薩像の数は増え続けている。

寛永寺068_edited_convert_20100330183434

寛永寺067_edited_convert_20100330183353

徳川慶喜の墓
浄名院を出ると、徳川慶喜の墓と書いた看板が立っていたのでそちらにも行ってみる事にした。歩くのが目的だからどこに行ってもいい。墓は5,600平方メートル余の墓域があり、そこに幾つかの葺石円墳状の墳墓がある。珍しい形の墓だ。その一つが徳川慶喜の墓である。ここは気がついてみると谷中霊園の一画だった。いつの間にか谷中の墓地に踏み込んでいたのだ。

寛永寺071_edited_convert_20100330183316

護国院、黒田記念館、旧因州池田屋敷表門

東京芸術大学まで戻り、その裏にある護国院(国登録有形文化財)に寄ってみた。ここは天海の弟子生順が、釈迦堂の別当寺として開創した。芸大の脇を上野公園の方に向う。黒田記念館(国登録有形文化財)がある。建物は日本の近代洋画の巨匠で、帝国美術院長であつた黒田清輝の遺言により美術奨励事業のため寄付された資金で建てられた。古びたレンガの壁に桜の花が鮮やかに映えていた。

寛永寺037_convert_20100330224259 護国院 

寛永寺034_edited_convert_20100330182846 黒田記念館

東京国立博物館の敷地に旧因州池田屋敷表門(重要文化財)が古めかしい黒ずんだ姿でそれだけ異質な空間に存在するように立っている。因州池田屋敷の表門で丸の内大名小路(現丸の内三丁目に建てられていたものが移築された。

寛永寺056_edited_convert_20100330224638 旧因州池田屋敷表門

桜満開の上野公園
上野公園に戻って来た。ここから人の群れに遭遇する事になる。桜はほぼ満開に近い。平日だろうが昼間だろうが関係ない。ブルーシートを敷きつめお花見は始まっている。桜並木の所は、朝のラッシュアワーのような人の波だ。

寛永寺048_edited_convert_20100330183145

寛永寺053_edited_convert_20100330183234

東照宮は今改築中で中には入れない。唐門のみを見ることができる。そういったことには全く関係なく、参道には屋台が並び、テーブルと長いすが置かれ、多くの参拝客が桜の花の下で屋台の定番メニューをビールや酒と共に堪能している。

東照宮から元寛永寺五重塔が良く見える。この五重塔はもと上野東照宮の一部として建てられ、その後明治になってから寛永寺の所属になった。五重塔の下まで行きたかったが、上野動物園敷地内にあるということで遠くからしか見ることが出来なかった。

寛永寺042_edited_convert_20100330182937 東照宮の唐門

寛永寺046_convert_20100330224455 参道の屋台

寛永寺040_edited_convert_20100330224405 五重塔

やたらに重要文化財や国登録有形文化財が多いコースを回った事になる。最初予定していたのは3ケ所位の寺院だったが、通り道で色々遭遇する。3時間弱歩いた事になり、かなりの運動になっただろう。
(参考資料:寛永寺ホームページ、台東区の名所旧跡)

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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No title

初めまして。お邪魔致します。
闘病中とのことで御苦労さまです。
寛永寺両大師堂では元三大師様の御縁日、毎月三日に大般若転読大護摩祈祷が執り行われております。
ご存知だとは思いますが、元三大師は角大師に変化しまして、厄病神を降伏させ人々を疫病から救済した事で知られております。
又、天海僧正、慈眼大師は百八歳の長寿であり、御二人の御大師様の当病平癒の御利益は非常に強いと思われます。
来月、五月三日は秘仏・慈眼大師像の御開帳ということもありますし、体調と時間の都合が付きましたら、10時からの祈祷にご参加されてみては如何でしょうか?
一番安い御祈祷札でも三千円ですし、護摩木でしたら五百円です。
確か御祈祷を申し込まなくても参加は自由だったと記憶しております。

ご存知でしたら申し訳御座いませんでした。

余計な御節介で申し訳御座いません。
陰ながら癌に打ち勝てるようお祈りしております。

No title

わざわざお知らせ有難うございます。宗教には無関係な生き方をしていますが、歴史的に継続している様々な宗教的行事や庶民の風習には興味があります。そういった歴史が日本の文化を作っていった過程があり、その結果が我々のものの考え方につながっているのだと思います。歴史学的興味でしかないわけですが、宗教的行事の紹介は有り難いことです。
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Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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