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ももバー

7月2日(金)
 2ケ月一度のももバーの日だった。前回5月28日は夕方から発熱し37.4度まで上がった。寝る頃には熱は引いたが、とても出かけることは出来ない。一回休むと4ケ月ぶりになってしまう。つまり1年の3分の1が過ぎてしまう事になる。時間が経つのは、過ぎ去ってみると何と早いのだろうと思う。

今回のももバーで印象に残った話があった。ある病院で血液内科の医者が患者を心療内科に回した。患者は怒って心療内科の医者に文句を言った。患者は医療内容にひたすら文句を言ういわゆるモンスターペーシェントで、医者は困って心療内科に回したのだろう。心療内科の医者も困ってしまっただろう。

こういった問題は心療内科では解決できない。精神腫瘍科が幾つか病院で設置されてきている。がん患者の精神面をフォローするシステムの整備が求められている。がん治療と精神疾患の密接な関係にメスを入ない限り問題は可決しない。

埼玉医大の精神腫瘍科の大西医師が、がん患者の適応障害やうつ病について書いている。『がん患者の心を救う』に書かれていることは、その必要性を多くの医者が感じていながら、いまだ殆どの病院で実践されているわけではない。がん患者が抱える心の闇は深く暗い。

 ももの木のT医師によると、血液がんの患者は他のがん患者に比べて、精神疾患にかかる確率が低いということだ。

がんを告知された時の衝撃は全てのがん患者に共通のものではあるが、血液がんの患者は、一度にどん底まで叩き込まれる。まず生存率を言われ、余命宣告される。死と向かい合わざるを得ない。長期の入院を強いられる。休職中の家計といった経済的問題、長期休業での職場復帰への不安といった社会的問題に直面せざるを得ない。こういった精神的、社会的、経済的ダメージが津波のように一挙に押し寄せる。

しかしその衝撃と共に考える間もなく治療が開始される。抗がん剤による副作用に苦しめられる。こういった中で落ち込んでいる暇はない。精神的どん底から否が応でも立ち治らざるを得ない。

 手術が可能な臓器がんの場合、治癒の可能性はかなり高いし、医者もそう断言する。内視鏡の手術などもあり、手術が終って退院まで1ケ月位で済む。がん告知の衝撃はあったとしても精神的ダメージは少ない。しかし再発した時の衝撃は最初の衝撃が少なかった分強烈だ。ダメージが次々波のように襲ってくると人はそれに耐える術を失ってしまう。

つまり血液がんの患者の衝撃は強烈なのが一発襲ってくる。それを乗り切ればいい。ところが臓器がんで再発した患者の場合、衝撃は波のように何度か襲ってくる。一つ一つは小さくとも度重なると精神の根っこまで深く蝕んでいく。

こういった話をT医師はして、精神腫瘍科をもっと増やす何らかの運動をしなければならないと言った。

テーマ : 思ったこと・感じたこと
ジャンル : 日記

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No title

骨髄腫の疑い有り、と父が最初に宣告されたときにガ~ン!!と打ちのめされましたから、私がマクログロブリン血症の可能性があるとわかったときは意外と冷静でした。でも、その後はいわゆる未病の状態が続いていますから、なんとなく落ち着きません。もしいつか悪化した場合どんな精神状態になるのだろう、と思うこともあります。

最近はがん患者の心理面におけるケアの重要性が次第に認識されてきていますから、精神腫瘍科が増えてくるのではないでしょうかね。

精神腫瘍科

がん専門医はなかなか患者の精神疾患を見抜く事が出来ないのが現状です。うつ病の典型的な症状が、だるい、食欲がない、眠れないなどですが、これはがん患者特有の症状と同じです。

がん専門医は、抗がん剤の影響や薬の副作用だろうと判断し、精神疾患だとは想像もしません。その間にも患者の精神疾患は悪化していきます。

同じ病院に精神腫瘍科があれば、がん専門医の意識も大きく変わってくるでしょう。どうしても身体的症状と判断できない場合には、精神腫瘍科に回して診断してもらえるもらえるわけですから、患者への柔軟な対応が可能となり、無理に身体症状に当てはめようとすることもなくなります。

がん専門医の意識の改革と精神疾患の患者の救済のために、精神腫瘍科は極めて重要な役割をはたすでしょう。
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yosimine

Author:yosimine
がん治療とは長く細い道を辿ら
なければならない。その先に希
望があると信じながら。

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