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入谷鬼子母神と朝顔市

7月7日(水)
入谷の朝顔市
点滴が終ったのが3時過ぎだった。病院を出て遅い昼食を食べ田端駅のホームに立った時には4時だった。これからどこかに行く時間としてはかなり遅い。昨日新聞に入谷の朝顔市の事が書いてあった。最寄り駅は鶯谷か入谷だ。鶯谷駅なら田端から10分もかからない。小雨がぱらついていたが、行ってみる事にした。

勤めていた足立区の流通センターから浜町の本社に行くには、五反野から日比谷線に乗る。入谷は通り道だが朝顔市には行った事がない。3日間という限られた日なので目的意識的に行こうと思わない限りそう簡単にやっている日に通るという偶然があるわけはない。

例年、朝顔市は七夕の前後3日間(6日、7日、8日)に入谷鬼子母神の境内と周辺の商店街で開催され、下町の夏の風物詩として定着している。寺院を中心として、入谷から鶯谷駅に向う言問通り沿いに120軒の朝顔業者と100軒の露店の屋台が並び、2万鉢の朝顔が売られている。毎年40万人の人出で賑わう。

朝顔市は江戸時代末期に始まった。大正期に一時途絶えたが、地元住民らが戦後、1948年に復活させた。

鶯谷駅の上野寄り改札口を出る。駅前の広場は朝顔市の雰囲気を盛り上げようとポスターや朝顔の鉢植えや提灯、横断幕などで飾られている。駅から坂を下り言問通りに出る。しばらく行くと金杉通りと交差する。この金杉通りから日光街道・日比谷線の入谷駅までの言問通り沿いの歩道に店がずらりと並んでいる。右側、入谷鬼子母神側には朝顔業者の出店が、左方には露天商の屋台が軒を連ねている。

平日なのにものすごい人出だ。もっとも平日しかやっていないのだが。すれ違うのもやっとだ。結構買っている人がいる。佐川急便とヤマト運輸の運転手が営業をしている。全国一律800円で買った朝顔を自宅まで送り届けてくれるのだ。

売れ筋は円筒形の支柱につるを巻き付けた「あんどん造り」のもので、大体どの店でもこれが主流だ。持ち運びできる丁度いい大きさだ。どの店でも一律1鉢2000円という手ごろな値段である。朝顔市のために何万鉢もの朝顔を丹精こめて育てる苦労は大変なものだろう。店員は皆いなせなハッピを着て呼び込みをやっている。

鬼子母神の境内は参拝の人で溢れているといった感じだ。朝顔市に来た人が当然寄っていくからだろう。この境内でも朝顔の販売をしていた。言問通りを入谷の交差点で道路の反対側に渡る。こちらは屋台が並んでいる。どこにでもあるお好み焼き、たこ焼き、豚や鳥の串焼きなどなど定番のメニューが揃っている。どちらかというと高年齢者は朝顔市の方に、若者と子供たちは露天商の屋台の方に集まっている感じだ。

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入谷鬼子母神
入谷の鬼子母神として知られている真源寺(法華宗本門流)は日融が1659年にこの地に法華宗本門流の寺院を開山した。下谷七福神の一つであり、また江戸三大鬼子母神の一つである。

「おそれ入谷の鬼子母神、びっくり谷の広徳寺(びっくりした)」など「おそれ入谷の鬼子母神」はいろいろ使われており、太田蜀山人の狂歌の「おそれ谷の鬼子母神(おそれ入る)、いやじゃ馬の水天宮(いやじゃありませんか)、志やれの内のお祖師様(洒落る)」という酒落言葉の中から出たものだそうだ。「うそを地の御門跡」(嘘をつく)などもある。

「おそれ入谷の鬼子母神」といった洒落言葉が生まれたエピソードがある。こういったエピソードの中にも江戸下町の情緒が滲み出て来ているような気がする。

「さる大名家の奥女中が腰に腫れ物ができてしまい医者に見放されてしまったが、入谷にある鬼子母神が大変御利益があると言うので、21日間の願をかけ満願の日の帰りに、橋でつまづき欄干のえぼしに腰を打ち付けてしまった事で、腫れ物の口が破れて膿が出てしまい、時をへずして全治した」とある。

これを江戸の中期狂歌師、太田蜀山人が聞き付け、その御利益に恐れ入ったと言うことで「おそれ入谷の鬼子母神」と洒落言葉で言ったのが江戸っ子の間で流行になり現在までも使われているということだ。

入谷朝顔市013_convert_20100707233752 入谷鬼子母神本堂

入谷朝顔市012_edited_convert_20100707233847 境内の朝顔市

入谷朝顔市018_edited_convert_20100707233944 境内の様子

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